磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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文春新書152 石油神話-時代は天然ガスへ-

2008年07月22日 | 読書日記など
『文春新書152 石油神話-時代は天然ガスへ-』
   藤和彦・著/文芸春秋2001年

この本では、マスコミで伝えられていることと異なることが書かれてある……。
--でも、すべてのマスコミではない……。
ここにも神話があるという……。
--「メジャー神話」というのは、信じていました……。
でも、最近のテレビでメジャーは10%代というのは聞いて、こちらが正しいように思えます……。



表紙裏に書かれてあります……。下「」引用。

「石油神話
戦前・戦後を通じて「戦略物資」として捉えられてきた石油が、いも最も重要なエネルギー資源であることに変りはない。そこからメジャー神話、OPEC神話、枯渇神話も生まれてきた。ことに、石油を求めて太平洋戦争に突入し、二度の石油ショックを体験してきた日本人は、これらの神話を未だに信奉している。けれども、神話が黄昏の時代に入った現在、古びた認識を改めなければならない。人類が「新たなエネルギー危機」を招かないために……。」

でも、OPECに市場原理が働かせないのも、事実だとボクは思う。

枯渇神話はどうなのか?
--この本の出版当時なら、この本を信じたかもしれない。
しかし、現在、イギリスの北海油田などはこのことの問題があるのではないか?


石油のウエイトは下がっているという……。下「」引用。

「二十一世紀のとば口に差しかかった現在、最も重要なエネルギー資源は、その重要性・ウエイトは下げつつあるものの、依然として「石油」であり、現在でも、世界のエネルギーの約四割、日本の五割を賄っている。」

天然ガスの時代へと、著者は書く。下「」引用。

「これまでのエネルギーの歴史を見ても、資源が枯渇したから他のエネルギーにシフトしたという例は、古代都市文明では枚挙にといまがなかったが、石炭が利用されるようになって以来、この法則はあまり当てはまらなくなったようである。
 石油の全盛期になっても、石炭の埋蔵量は豊富なままである。石油資源が枯渇しなくても、石油から他のエネルギーの時代へ移行する可能性はある。サウジアラビア元石油大臣ヤマニが言うように、石が枯渇したから石器時代が終わった訳ではないのである。」



この本の出版時には、今のような切実ではない。
しかし、このようなことを語る人は今もいる。
--石油危機ではなく、エネルギー革命の時代に入ったというのが正しいという人たちがいる。

その革命に乗り遅れる政権をもっている国は、没落していくだろう……。
--そんな危惧をしている人もいる……。








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