磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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講座 平和学III 平和学の数量的方法

2009年05月21日 | 読書日記など
『講座 平和学III 平和学の数量的方法』
   日本平和学会編集委員会・編/早稲田大学出版部1984年

読んでいて、どうなんだろうなあーと悩みました……。



「人間レベル」……。下「」引用。

「人間レベルは、「平和」という概念が人の心の中でいかに認識されているかという重要な問題を分析したのが松尾論文である。-略-最近、日本の「平和研究」に対する社会心理学の貢献が低下している携行があるので、松尾論文と比較対照される研究が続くことを期待したい。」

人間レベルといっても、いろいろでしょうね……。
--御用学者のイメージだけの平和もあるでしょうね……。

平和学のなかでは、積極的平和と消極的平和がある……。
--消極的は平和をすすめている人たちとはボクには思えない……。
きれいごととしか感じない……。

一見……。下「」引用。

「次の坂下論文は、一見ゼロサム・ゲーム的な紛争を数量的考察によって、非ゼロサム・ゲームに変換し、紛争解決の方策を探るという興味深い分析している。石油禁輸を事例に選び、産油国側と消費国側の行動を分析し、具体的数値を示しながら双方の交渉戦略を経済学的に示している。」

ゼロサムゲームにも主体と客体と、反対する人がいるのではないか?

ガーナの平均予想余命と「構造的暴力」……。下「」引用。

「一九六五年のガーナ人の平均予想余命は二七・○歳であった。同時点でのスウェーデン人の平均予想余命は七四・七歳、世界平均は六九・三歳であった。ガーナの人口は三五○万人であったので、単純計算で一九六五年に死亡する人口は、三五○万÷二七で求められ、一二万九、六三○となる。もしガーナ人がスウェーデン人並みの生活水準を享受していたら、死亡するであろう人口は三五○万÷七四・七で求められ、結果は四万六、八五四人になる。この差である八万二、七六六人が「構造的暴力」による死者であると考えられる。」

「事変」も予算では「戦争」だったという……。下「」引用。

「「北支事変」あるいは「支那事変」と呼称したが、それが実質的には「宣言なき戦争」であることを、彼等は臨軍会計の設定によって自ら認めたわけである。」

「一 戦争に専攻する症候群」
(a) 軍備競争
(b) 国家的膨張
(c) 同盟関係の硬直化






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