ワンニャン探偵団－戦争で死んだイヌやネコの話－

『ワンニャン探偵団－戦争で死んだイヌやネコの話－　ポプラ・ノンフィクション13』
　　　上村英明・著/ポプラ社1984年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「ある日、一通の手紙がとどいた。
　さしだし人は、イヌのマヤさん。
　手紙の内容はとてもショッキングなものだった。戦争中に、家庭で飼っているイヌが警察につれていかれて殺された、というのだ。
　ぼくたち七人は、さっそく「ワンニャン探偵団」をつくって、戦争のときにイヌやネコの身の上に何がおきたかを調べてみることにした……。
　動物の立ち場から戦争を考えるノンフィクション！」



反核運動のメンバーが「ワンニャン探偵団」をつくった……。

どうぶつ反核署名の会　ポチ丸。下「」引用。
「全国の動物くん。
　ぼくたちも戦争に反対しよう！
　ぼくらの命はぼくらで守ろう！－略－
　最近あちこちで見かける人間の反核運動。－略－日本だけじゃなく世界中の動物たちが声をあげれば、人間たちも自分のおろかさに気づくかもしれない。
　みんな！　ことばにならないぼくらの思いを手型足型にたくして、戦争への道をくいとめよう！」

漫画家・赤塚不二夫さんのネコ「菊千代」が署名第一号だという。

マヤからの手紙。戦争がイヤだという。クロさんのことが書かれてある……。

外套の毛皮にされたイヌたち……。

－－新聞記事から……。
1　昭和19年10月28日、野犬を、捕獲、買上げ。
2　昭和19年11月11日、立川署管内の昭和町の全畜犬が応召。
3　昭和19年12月17日、畜犬の“獻納運動”各地で買上げ。

犬の特攻……。下「」引用。
「『勝つために犬の特別攻撃隊を作って、敵に体當りさせて立派な忠犬にしてやりませう。」

したのだろうか？

ネット検索では計画があったと書かれてある……。







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