磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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汐文社 少年少女平和ライブラリー4 十四才の夏

2008年04月27日 | 読書日記など
『汐文社 少年少女平和ライブラリー4 十四才の夏』
   大谷美和子・作/たざわりえこ・絵/汐文社1990年

そうか、ボクとは違う世代なんだなあーと思いました。



原爆について入っていき辛いことが書かれてある……。

ボクとは違うなあーと思いました。

「『十四歳の夏』を書き終えて」でこう書かれています。下「」引用。

「私は一九四四年十二月、福岡県の小倉生まれです。今もそのことにこだわり続けています。一九四五年八月九日、人類にとって二発目の原子爆弾は、小倉が最初の目標都市だったのが、-略-第二目標の長崎に落とされたというからです。私にとって原爆はひとごとではない話です。-略-」


ボクの世代は、こだわる必要もなく、「はだしのゲン」で、すんなり世界に入りました。

INDEX

ボクの場合、小学校の時はスルーしました……。よくわからなかった……。

漫画も、この分野の作家はまじめに描いています。

そして、意味あるこだわりを持とうと思ったのは、語り部からの話でした。

--読書感想文を書く本に、友人は『原子雲の下より』を選ぶ。友人はいう。下「」引用。

「この本は。広島の被爆者が書いたものですね。素朴だけどよかった。貸してあげようか」

『詩集 原子雲の下より』を借りる主人公。
--薄っぺらな文庫本、それも陰気な表紙。
価値観はそれぞれでしょうが、結局この価値観で終ったと思う。

そして苦手だという。下「」引用。

「序文はとばした。さっきでうんざりだ。序文の最後に、一九五二・八・三・峠 三吉、とあった。田舎くさい名前。全然知らない人だ。-略-
 島崎くん、すっごくまじめやねんなあ。
 わたしは少しばかり島崎くんをしんどく感じた。こういうの、ほんま、わたし苦手やねん。」

得意な人はいないと思う……。
--ただ、どうしてそんなことを書くのかを知っている人と、知らない人では大きく違うと思う。

どうも、いきなりメイン・ディッシュという感じです。
このような詩集は素朴かもしれませんが、生きている時代や環境が異なるので難解だとボクは思います。
--感情というものは、その環境・立場によって違うものですから……。

まずは、コミックでとボクはお勧めします。

もくじ

横浜のおじさんと夏休みをすごす。
--おじさんは、被爆者で家族も失っていた……。








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