磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊現代 2011-7-16 2011-7-23 合併号

2012年06月25日 | 読書日記など
『週刊現代 2011-7-16 2011-7-23 合併号』
   鈴木章一・編/講談社2011年

特集名 福島第一「再爆発」に備えよ



【スクープ】「衝撃データ入手 20年後のニッポン がん 奇形奇病 知能低下 残酷すぎる結末 子供だけじゃない、子供の子供が壊れる」 下「」引用。

「“敵”の姿形は見えず、匂いもしない。だが確実にわれわれの周囲にそれは撒き散らされている。放射性物質は、人間の身体も、国家の根幹も変えてしまう。この過酷な現実を、どう生き抜くべきか。
妊婦たちのハイリスク
 怖れていたことが、ついに始まった。東京電力・福島第一原発の事故によって大量放出された放射性物質が人体を蝕み始めたのだ。
 広島での被爆体験があり、以来、放射能が人体に及ぼす悪影響の研究を続けてきた医師・肥田舜太郎氏は、こう警告する。
「先日、福島の5歳の子供に紫斑が出たという相談を受けました。被曝による症状は、まず下痢から始まり、次に口内炎などの症状が現れます。それから鼻血が出るようになり、身体に紫斑が出始める。この子供さんも被曝の初期症状であるのは間違いない。広島・長崎の被爆者と同じ順序で症状が進行しています」-略-」

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スーパーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!」 下「」引用。

「●高濃度汚染地帯 流山・柏・松戸をさらに細かく調査
●意外な数値が!東京・文京区、目黒区、足立区の詳細
●観光地の厳しい数値 日光・ロマンチック街道、那須、軽井沢、世界遺産・平泉
●汚染隠しの疑惑ほか
「私の街は大丈夫でしょうか」―本誌が独自調査を始めて以来、読者からの問い合わせが殺到している。思わぬ場所に潜むホットスポット。正確な情報を持つ以外に、私たちが対抗する術はない。-略-」

コンピュータで徹底分析 日本人は楽観しすぎている 「福島第一の再爆発に備えよ」」 下「」引用。

「全米で最も著名な理論物理学者
ミチオ・カク教授が明かす
「いいですか。忘れてはいけませんよ。いったん作業員全員が避難するようなことになれば、あとはもうフリーフォール(止めようのない急降下)です」。最悪の事態はこれから起きるのかもしれない。-略-」

収束には50年、100年かかる」 下「」引用。

「---事ここに及んで、日本政府は真実を伝えていると考えていますか
カク 未だに最小限の情報しか与えていません。たとえば、避難されている福島の人々はまだ、もと住んでいた家に戻れると考えている。ある時点で、一部の人には自宅に戻れないと伝えるべきです。放射能によって汚染された表土を10cmほどブルドーザで削ったとしても、農地は助からない。チェルノブイリ同様のデッドゾーンとなるしかないのです。
 日本政府は「いつかは正常に戻る」という根拠のない話をしていますが、問題は、福島に正常化などはないということです。本当のことを伝えなくてはいけない。さもなければ今後、現実を知らされたとき、人々はパニックに陥る。
 放射能除去作業が始まった際、それは数十年かかる作業であると伝えられるべきでした。福島第一にプラントを納入している東芝は10年、日立は30年と見ているようですが、アメリカのエンジニアの中には50年から100年かかると見ている人々がいます。思い出してください。チェルノブイリ事故は、25年たった今でも収束していないのですよ。炉心は地中にメルトダウンしており、原発自体を覆うための高さ100mの巨大ドームを建設していますが、まだ完成には至っていません。福島の事故もおそらく50年から100年は、収束しないでしょう」
---暗澹たる話ですが、このように語る科学者が日本にはほとんどいません。
カク 日本人には何が起こったのか、そしてこれからどうなるのかについて全面的に伝えられていません。われわれ物理学者は、過去に何度か同じような事例を見てきて、それをコンピュータモデル化しているから、福島第一の事故の規模はもっと大きいと知っているのです。
 繰り返しますが、福島第一が安全であると主張することは、指先でビルの屋上の外壁にぶら下がり『見ろ、すべて安定している。誰も死んではいない。すべてOKだ』と言っているようなものです」
---CNNに出演した際、潜在的にはこの事故によって東北地方全域で人が住めなくなる可能性があると語っていました。
カク その通りです。北日本の大部分です。福島第一が制御不能になれば、潜在的にはチェルノブイリより事故の規模が大きいのです。いいですか、忘れてはいけませんよ。いったん作業員全員が退避するようなことになれば、あとはもうフリーフォール(止めようのない急降下)です。
 ロボットに複雑な作業は無理です。放射能汚染水は蒸発するか漏出して事故処理は振り出しに戻る。再び爆発が起こって、チェルノブイリのような大惨事が起こりうることも想定しながら、今後の対策を考え、備えておくべきなのです。」

那須塩原 会津若松 猪苗代 日光・・・
消えた観光客「誰も来ない」この現実を見よ
放射能が歴史ある町を殺す


これから子供たちに起きること ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センターのトップが明かす ロガノフスキー氏










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