磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「竹内浩三・戦時下の詩と生」

2007年08月02日 | 読書日記など
NHK BShi2007年7月30日

「竹内浩三・戦時下の詩と生」


天才詩人といっていいかと思いますが……。
--ふつうの庶民という感じ……。

萩原朔太郎と宮沢賢治が好きだったようです……。

ボクといっしょだなあーと思いました。

この2人の巨星は、予想外だけど、すごい美学がある……。

この美学は見た目じゃない……。

どちらも、すばらしい詩人だと思う。

--この2人の美学をわからぬ人には……。
嘘っぱちに、美学などあってたまるか! とも思いますが……。


竹内浩三も、一般の詩とは違う。

一般の詩とは人を酔わせるものが多い。

萩原朔太郎好きの彼の詩もまた、酔わせるよりも、覚めさせるものであった……。

ごく一般の彼が、戦争にまきこまれていくのを、覚めたままで受け入れていく……。

そこには、苦痛をこえたものがあるように私には思えた……。


戦争、殺戮……。

これらのものは、人間を虫のようにしてしまう……。

そんな作品の展示を小野洋子さんはしていた。

詳しくは見ていないのが残念でならない。

--この人の詩も、虫にされた人間のようだった。

しかし、そこには、やはり人間の感性をもっている。

そのギャップがきついなあー。

おそらく、多くの人もそんなギャップを感じつつも、戦争を遂行したのだろう……。



ドラマ仕立てで若者受けを狙うよりも、じっくり竹内浩三に焦点をあてて欲しかったです。

--まだまだ知りたい。

そして、もっともっと意味深い詩人のようにボクには思えてなりません……。


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