磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

ふるさと似島

2008年03月12日 | 読書日記など
『ふるさと似島』
  ふるさと似島編集委員会1988年

郷土を愛することは良いことだと思います。郷土を愛することと、他国を憎しむのとは違うことですね。このことでも、基本は民主主義であって欲しいものですね。



はじめの方に書かれてあります。下「」引用。

「似島は、戦前は広島市民の大半が訪れた、海水浴場であった。戦中戦後の食糧難の時期には、似島産のサツマイモや野菜類が、またイワシなど魚貝類が、市民の食料確保に大きな役割をはたした。原爆被災時には多数の負傷者が、似島の軍施設へ運ばれて、治療を受けた。最近では、潮干狩りやミカン狩り、魚つり、魚つりに訪れる市民の数も多い。家族ぐるみの格好のレクリエーションの場所として、また小学校児童や中学校生徒の自然観察の場所として、広く市民に利用されている。」


【レジャーランドinにのしま】
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戦争との関わり。下「」引用。

「似島は、世界で初めて被爆した“ヒロシマ”が忘れてはならないキズ跡と、さらに、戦争の加害者としての遺跡を残しています。
 明治、大正、昭和と三代にわたって海外の戦場から、傷つき疲れ帰国してきた兵士の検疫所として、何千何万の若者を迎え入れた桟橋や、弾薬庫などが残っています。
 また、敗戦がこくなった昭和二十年八月六日広島に投下された原子爆弾による犠牲者が多く運び込まれた、治療の甲斐もなく死んでいったことを慰霊碑が物語っています。」

馬匹(ばひつ)検疫所というのもあったそうです。下「」引用。

「現在の大黄地区で、小学校のバレーコートから小・中学校にかけて馬匹検疫所がありました。ここでは、外地より帰還した軍用馬の検疫が行われていました。
 馬も、人間と同じように、薬風呂に入れ消毒し、獣医が診察しました。」

戦艦大和の主砲について。下「」引用。

「当時、軍艦としては世界最大で装備も世界最強を誇っていた戦艦「大和」の主砲の予備です。前に並んでいる四人と比べてみても、それがいかに大きいものであったかわかります。
 倉庫用地(似島学園)内に置いてありました。」



軍都広島と似島(にのしま)検疫所(けんえきじょ)

似島(にのしま)にあふれる負傷者(ふしょうしゃ)

遺骨(いこつ)の眠(ねむ)る似島(にのしま)

広島原爆 似島(にのしま)








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