磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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外国人司祭が観た 日本のカトリック信徒

2006年12月28日 | 読書日記など
『外国人司祭が観た 日本のカトリック信徒』
    ケビン・ハンロン(著)/斎田靖子(訳)/
       エンデルレ書店2001年

このタイトルを見て、そして“永井隆”や“遠藤周作”で検索してこの本を見付けたら、存命中の知人でもあられた方なのかなあーと思われることでしょうね。




表紙の写真は日本のカトリック信徒ではなく、著者と当時の法王だと思います。


『外国人司祭が観た』などと書いてありますから、実地に見られたのかと思いますが、“永井隆博士”の場合はありえないと思います。

それは著者である外国人司祭が、「1958年ニャーヨーク州に生まれる」と書いてあるからです。もう、その時には永井博士はこの世にはおられませんね……。

でっ、永井博士について、どう書かれてあるかといえば、本の寄せ集めの資料を高いところから見ていて、そして思いつきで書かれています。

また、この本の表紙にも書いてありますが、“日本の霊的作家”というので、“永井隆”も“遠藤周作”などをあげてありますが……。

ホラー作家でもある遠藤周作の作品を評価しているわけではありません。


この本を読んでいて、遠藤周作ファンとしては怒りに近いものがありました。

遠藤周作がもし、カトリック教徒でなければ、彼はもっと素晴らしい作品を残しただろうと、私などは思っています。

なぜ、こんなことを思うかといえば、遠藤を無秩序に批判し、足をひっぱったのがカトリックだからです。


そして、この方の本を読んでいて、やはり日本の切支丹というは素晴らしいキリスト教徒だと思いました。

こんな素晴らしいキリスト教徒は、外国にはいません。

よくよく現実を見つめてほしいものです。

大相撲で一番なのは、モンゴルの朝青龍のようなものだとボクは思います。

勝ち負けのわかりやすい相撲では、多くの方がそう思われるでしょう。

朝青龍の場合には品行では問題がありますが……。


まあ、信徒のために書かれた本で、関係のない私は読むんじゃなかったと思う本でした。

人間愛だけで、ボクは結構です……。










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