磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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長崎の鐘はほほえむ  残された兄妹の記録

2007年02月07日 | 読書日記など
『長崎の鐘はほほえむ
   残された兄妹の記録』
      永井誠一・著/女子パウロ会s49年、s60年12版

永井隆博士の実子、誠一(まこと)さんが書かれたものです。
故郷長崎に帰ったとき、駅のホームで「長崎の鐘」の歌をきいたという……。



誠一さんのことは永井博士の『長崎の鐘』『この子を残して』など数多くの書物で書かれてもありますね。

よくこれほどまでに、父の面倒をみてこられたと思います。
親孝行だなあーと、親不孝のボクは思います。

元(はじめ)叔父さんはいい人だなあーと思う。
さりげないやさしさ……。

叔父さんだけでなく、いろんな人たちの愛情溢れる日常。
素敵な人たちだなあーと思う。

そのやさしさをやさしさとするための誠一さんの努力と忍耐……。

美しい日本といいたくなりますね。

永井誠一さんもカトリック教徒で、父の遺言を守って折られます。

お金だけでは人は幸せにならないなあーとも思いました。



『もくじ』 下「」引用。


   はじめに………………………………………………3
長崎の鐘はほほえむ…………………………………………9
 序 章 やさしきみ母よ…………………………………11
 第一章 父母と子と運命と………………………………20
 第二章 原子野の鐘………………………………………62
 第三章 ほろびぬものを…………………………………98
 第四章 白ばらの花より香りたつごとく………………125
 第五章 風浪に流されず…………………………………155
 終 章 新しき門出のまえに……………………………179

泣き虫記者ベトナム落涙記…………………………………191
 第一章 「戦争と平和」を考えるため…………………193
 第二章 まだ戦いは終わっていない……………………204
                   カット 三木節子


後半には、時事通信記者である誠一さんは、ベトナムについて書かれています。

強く平和をもとめられた永井隆博士……。
それに関心をもっておられたのだろうと思いました。

ボクが永井博士の文章で一番に強いインパクトを持つのは、朝鮮戦争が勃発したときの博士の反省文です……。

その意味がわかっておられない人が多いような気がする。でも、それは学者や政治家など権威ある人たちで、多くの被爆者は理解されているとも思います。








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