磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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象の背中で焚火をすれば

2011年10月05日 | 読書日記など
『象の背中で焚火をすれば』
   広瀬隆・著/NHK出版2011年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「原発事故は予見されていた!
日本列島は、巨大なプレートの境界部にできた島国である。
そんなところで原子炉に火を灯すのは、まさに象の背中で焚火をするようなものなのだ。
『地球の落とし穴』『パンドラの箱の悪魔』より
原発と社会を考えるための4つの短編」



12年前に出版……。下「」引用。

「一二年前の一九九八年に同所をNHK出版から四六版で発刊した当時の内容を読み返して、自分が書いていた事実に自分でビックリした。ちょうど「終焉に向かう原子力」の講演会で話そうと思っていたことは、『原子炉時限爆弾』と題して、地震によって原子力発電所が破壊される危険性を訴えるつもりだったが、すでに『地球の落とし穴』の一節で「象の背中で焚火をすれば」と題して、同じ危険性を実に的確に買いていたからである。
 加えて、『地球の落とし穴』発刊当時は、阪神大震災(兵庫県南部地震)からまもない時期だったので、大震災の神戸の数々を思い出した。-略-」

再刊……。 下「」引用。

「NHK出版から電話があって、「象の背中で焚火をすれば」と改題して再刊したいとの申し出があったので、受諾して、こうしてもう一度NHK出版から発刊されることになった。しかしその章だけでは単行本にならないので、翌一九九九年に発刊した『パンドラの箱の悪魔』(NHK出版)の二冊から、編集部が現在読んでもらいたい章を抜粋して、しかし文章は発刊時のものにまったく手を加えず、一冊の書としてもらった。したがって、これはエッセイ集ではあるが、かなり意味深いものである。」

「失業者がゆきつく果ての路上生活」

見捨てられた国民。下「」引用。

「日本を訪れたアメリカ人やヨーロッパ人が、国家から国民からも見捨てられている阪神大震災の被災者やホームレスを見て、一体この国はどうなっているのか、徹底理解できないと漏らす。」

安政江戸地震の活断層はいまだに発見されていないという。

核融合炉は……。下「」引用。

「水爆という兵器が、このような超高温での核融合に成功したのは、爆弾というものが、すべてのエネルギーを外に解放してよいからである。大量のエネルギーを“無責任に解放する”のが、人間を殺す爆弾の性格であった。ところが発電では、その天文学的に大きなエネルギーを、静かに、ゆっくり制御してとり出さなければならない。したがって水爆の理論と技術は、実際には、平和目的の核融合発電の現場では使えないのだ。
 その実際を具体的に検証してゆこう。-略-」

「悪人は善人を駆逐する」










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