磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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プルサーマル-暴走するプルトニウム政策-

2009年09月13日 | 読書日記など
『プルサーマル-暴走するプルトニウム政策-』
   原子力資料情報室・編/原子力資料情報室1998年

まさに暴走でしようね……。
--かつての関東軍よりもひどいと思う……。
関東軍も癒着体制によってすすめられた……。
ドイツとはことなり、このようなファシストたちの鎖は切られず、今も推進されている……。



■目 次■

第一章 いま、プルトニウムは 高木仁三郎  3
第二章 高速増殖炉はどこへいくか
     「もんじゅ」運転再開と動燃新法人 伴英幸  18
第三章 プルサーマルがもたらす新たな安全上の諸問題 上沢千尋  25
第四章 経済性低く矛盾だらけの六ヶ所村再処理工場 西尾漠  34
     付・プルサーマルの経済性
第五章 使用済み燃料輸送容器の
     大規模な汚染が隠されてきた 澤井正子  42
第六章 民主主義と相容れないプルトニウム社会 伴英幸  53
第七章 世界に正当化できない日本のプルトニウム計画 高木仁三郎  60


「■新法人は「プルトニウム開発機構」下「」引用。

「動力炉・核燃料開発事業団(動燃)を新法人に改組するための動燃法改正案の形ばかりの国会審議が一九九八年五月一四日に終わり、一○月から新法人の核燃料サイクル開発機構が発足することになった。「改正」によって、動燃の事業は若干スリム化され、一五人の外部委員からなる運営審議会が新設されるなどの変化はあるが、高速増殖炉「もんじゅ」、東海再処理工場の二つの事故とそれに関わる事故隠しなどによって、さまざまな問題点をさらけ出して国民の不信をかった動燃が、いったいどう変革されようとしているのか、期待できるものが少しも見えてこない。-略-」

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「■深刻化する余剰プルトニウム問題」 下「」引用。

「このように、今やプルトニウムは廃棄すべて「負債」となったが、それだけに現在の備蓄、および今後の再処理によって追加されつつある余剰が、イギリスだけでなく世界的に深刻な問題となる。-略-」

「■「もんじゅ」の先は闇の中」 下「」引用。

「科学技術庁は、もんじゅナトリウム漏えい事故調査・検討タスクフォースを設置して原因究明を試みた。その後、これは、もんじゅ安全性総点検チームによる点検へつながって行く。-略-
 だが、合意や評価は絵空ごとのようだ。どのように合意形成をはかるのか、何をもって「合意」と見るのかなど肝心なことには触れず、これまでの膨大な投資が無駄になるという暴論で外部評価を回避しているからだ。建設費だけで六○○○億円に達する「もんじゅ」の外部評価はこれから予定される大規模な修理の前に行なうことが必要なことはいうまでもない。」

もくじ

経済性ひどい。下「」引用。

「MOX燃料の利用がコスト高であることは、誰しも認めている。問題は、どれくらい高くなるか、だ。-略-とはいえ、二・五倍~三倍との結論に変わりはない。」







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