磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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第三の原爆

2007年06月12日 | 読書日記など
『第三の原爆』
    伴野朗・著/スコラh6年

これはミステリーに入るかと思います。平和などを念頭に入れて書かれたものではないと思います。



中国共産党にもスパイがいたのでしょうか!? 中国ではありませんが、スパイでゾルゲは有名ですね……。下「」引用。

「共産党の規則として、伝書使は、その運ぶ機密の内容を知ることは許されていない。毎回、機密文書を入れる容器は異なるが、厳重に封印されており、内容を窺い知ることはまず不可能である。」


その伝書使の一人が自殺したとも書かれてありました。

スパイなどというのは、映画などではカッコウイイものですが、現実は惨めなもので、非人間的なものだろうと思います。

トカレフというのは人の名だったようですね。下「」引用。

「彼は、トカレフTT1933を手にとった。七・六二ミリ口径、重量八百五十グラム、八発が装填できる。
 ベルギーのブローニング、アメリカのコルトを原型にソ連のツール兵器廠の技師トカレフによって設計されたソ連の軍用自動拳銃である。」

銃も、まねられているというのに、原爆はまねられないとは、呑気なアメリカ人たちですね。

原爆はずっと独占できると思っている人たちもいたと、他の本では書かれてありました。


原爆が行方不明になるという。

奇想天外なストーリー。

それでいて、「本作品は、史料等にもとづくものですが、フィクションです。」と書かれてありました。

不発原爆でうまく交渉して、北海道を守ろうとする人たち。

この物語のオチは、書くと、おもしろくないと思いますので、書かないでおきます。

ヒントは、松谷みよ子さんの作品ですね。


--この小説とは関係がありませんが、第三の原爆があったそうです。

それも、終戦記念日に積み込まれていたという。

爆撃目標は京都!?







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