磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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反原発マップ

2008年11月18日 | 読書日記など
『反原発マップ』
   西尾漠・編/五月社1982年

「しのびよる「原子力文化」その黒い影」というタイトルあり。
--文化とは繰り返し……。繰返せない原発……。プルサーマルも同様……。
文化ではないものを文化としてはいけないとボクは思う……。
「偽せ文化」だとボクは思う。
--その偽せ文化に貢献している文化人は大勢いる……。
その人たちは、この点では、偽せ文化人だろう……。
しかし、大きなことだとボクは思う。



水爆の引き金とプルトニウムもなるという……。下「」引用。

「プルトニウムは、水爆の引き金としても使われる。プルトニウム239の含有率が高ければ高いほど小型で高性能の核兵器がつくれるため、アメリカでは、プルトニウムの大増産に乗り出した。兵器用プルトニウムを取り出すプルトニウム生産炉(発電はせず、熱は環境中に棄てる)での増産だけでは追いつかず、イギリスからのプルトニウム輸入計画をすすめる一方、原発の使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、レーザー濃縮を行なう計画のあることが、明るみに出ている。また、資金難で民間会社が放棄した建設中の原発をプルトニウム生産炉に、再処理工場を兵器用プルトニウム回収用に、転換することも検討中だという。「平和利用」と「軍事利用」の間をさえぎるものは何もない。」

レーザー濃縮という技術で水爆の引き金にプルトニウムも使用可能に……。

1981年の敦賀原発……。下「」引用。

「四月十八日に発覚した敦賀原発の放射能はたれ流しによって、浦底湾は、ひどく汚染された。福井県は、漁業や、夏場をひかえた民宿の配慮からか、自ら調査した深刻なデータを広く知らせないまま、早々と海の安全宣言を発してしまったのである。真相を物語る情報は、ほとんど知らされないままだった。」

「敦賀ショック! 島根を走る!!」……。下「」引用。

「四月十九日、松江にも敦賀原発の報道は響きわたった。「敦賀原発で放射能汚染」「海草、平常値の一○倍」「魚は大丈夫か」「名古屋中央市場、福井さんの魚介類の出荷をストップ」等々--。つい数週間前、島根原発二号炉が電調審で認可された直後のことであった。」

中曽根派の桜内義雄……。下「」引用。

「島根において、中電・県・町などの原発推進派とま正面から対峙しているのは、何といっても漁民である。六六年の原発建設発表以来、根強い反対運動を続けている。一号炉の時は、鹿島町を選挙地盤とする桜内義雄(現外務大臣。当時の中国電力社長桜内幹雄(みきお)の弟)の圧力で強引な漁業権が放棄されたが、実際に原発が運転をはじめ、温廃水が深刻な漁業被害を出すや、一号炉運転中止を迫り続け、二号炉絶対反対で二号炉廃水水口予定海域の漁業権を守り続けている。」

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「続発する島根原発の事故」というタイトル……。下「」引用。

「十二月五日、「自主点検はしない」と明言していた島根原発が突如「自主点検」に入った。案の定、制御棒駆動パイプにヒビ割れが「発見」されたが、写真もパイプも公開されなかった。もっと重大な事故が隠されているようだ。九月五日夜にはパトカーに守られて原発から大型トラックが“何か”を運び出すのを鹿島町住民が目撃しているし、いよいよもって島根原発の老朽化は隠すべくもない。」

「反原発豊中市民の会」があるという……。下「」引用。

「年間四○回も核燃料輸送車が通過する名神高速道路と中国縦貫道路が走っている、まさに核の十字路・豊中市に「反原発市民の会」ができて三年経つ。一九七九年秋、豊中市職や教祖の人たちと三回の反原発市民講座を開いたのがきっかけとなって、豊中でも原発問題を考えていこうということで、市民の会をつくつた。-略-」

「電力労働者の反原発闘争」 下「」引用。

「特に電力労働者にとっては、その労働が社会の富を生産するのではなく、死の灰や放射能や核兵器といった、みずからの声明そのものの脅威を生産させられるという段階に立ちいたったとき、われわれのとるべき態度と闘いは、このような社会そのものの全面的な否定とその根本的な変革を求めるという方向に、激しく突き進んでいく以外に道はないのである。」

明確な信念と公開の原則を守らないと一般の人には、理解などされないだろうとも想う……。







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