磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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野中広務差別と権力

2009年09月04日 | 読書日記など
『野中広務差別と権力』
   魚住昭・著/講談社2004年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「差別の壁に挑み、頂点まで登りつめる寸前、なぜ「影の総理」は躓いたのか?
権謀術数を駆使して政敵を叩き潰す恐ろしさと、弱者への限りなく優しい眼差し。本当の姿はどちらなのか?辣腕政治家の足跡を追った著者は、現代史の光りと闇に到達した。」

「弱者への限りなく優しい眼差し」など、どこに書いてあったのか理解できなかった……。



特攻隊員と野中。下「」引用。

「夏なるとB29の空襲は九州から北海道まで全国各地に及んだ。そのころ野中の小隊は、高地海軍航空隊の特攻基地(現在の高地空港)の東数キロにある赤岡町に駐屯していた。
「特攻隊の若い兵士たちが僕らのところによく遊びに来たんです。年齢は十七、八歳で、僕より一、二歳下だったが、特攻服に白いマフラー、格好良かったんですよ。彼らは食糧事情がいいから、特攻服のポケットにビールや日本酒をつっこんで持ってきた」-略-」

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終戦、自決……。下「」引用。

「その日の夕方、仲間六、七人と一緒に坂本龍馬の像が立つ桂浜に行った。
「カーッとして『もう死のう、死のう。こんな戦争、終わっちゃったんだから』と龍馬の像の前で自決しようとしたんです。そうしたら、小隊長の大西という少尉が飛んできてパツーンと僕らを殴ってね。それから諭された」
 大西は言った。
「お前たち、死ぬ勇気があるんなら、郷里に帰って、できるなら国を誤らせた東条英機を殺せ。そして日本の再興のためにがんばれ。若いんだから」-略-」

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--ケロイドの女と野中
売春婦に子持ちの女性がいたという。
野中は、料金の四倍を女性に与えたという。
それからも、女性は野中が出世してくれるように祈りつづけたという。
--あくまでも、こんなことは良いことではないし、非民主主義的なことであろう……。
古い時代の話と読んでおくくらいにしてもらいたいものだ。
もちろん、野中は他の男たちに比べたら、少しマシだったとは思うし、金ももっていたのだろう……。

賭け麻雀をしていることが書かれてあった。
--倫理観のなさは、政治家としての大きな欠点だろう……。それで大物にさせてしまった、日本の政治的土壌の貧困をなげく……。

田中角栄のみやげ、京都のテレビ局(近畿放送)。

情報操作をした広島選出の自民党議員・亀井郁夫。下「」引用。

「石川の日記の内容を公表したが、「今日、学校へ教育次長がきた。苦しかった」といった県教委に対する不満の部分だけは発表しなかった。そうした情報捜査によって予断と偏見が広まり、石川の自殺は教職員組合や解放同盟のせいだという世論が形成された。」

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中川秀直と森政権。下「」引用。

「森政権下では森自身の失言や閣僚のスキャンダルが相次いだ。官房長官の中川秀直は女性スキャンダルを週刊誌に暴露され、就任後わずか四カ月で辞任に追い込まれた。」







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