磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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技術と人間-原子力発電の危険性-1976年11月臨時増刊号

2008年06月28日 | 読書日記など
『技術と人間-原子力発電の危険性-1976年11月臨時増刊号』
   高橋昇、天笠啓祐、高須次郎・編/技術と人間1976年

かなりくわしく書かれてあります。そして、対談などはざっくばらんに語られていて、理解しやすいかと思います。



屈伏外交というのは日本の政治のいつもの姿勢なのでしょうか? 下「」引用。

「武谷 そうです。それから、もうひとつ一九五五年のジュネーブ会議は、-略-私たちも外務省に三原則と死の灰の問題をさかんにやれ、といったんだけど、外務省は動かなかった。外務省でも下部の人たちは動きたがって、学術会議でやっていたころ、さかんに私のところにやってきてたんです。
河合 あの頃、大臣が岡崎で、ものすごく悪かったでしょう。ビキニ事件で、アメリカに対応する態度はものすごく悪かったでしょう、全く屈伏外交だったですよね。それが非常に問題ですね。
武谷 あのときやるとしたら、日本がやるべきことだったんですね。」

強いものには、弱く。
弱いものには、冷酷に……。
--こんな政府がある国が民主主義国とは、理性ある人なら誰も思わないでしょうね。

水爆のイリュージョン。下「」引用。

「武谷 -略-原爆をもたない水爆、きれいな水爆というイリュージョンが当時あったわけ。私はそんな水爆なんてない、あったら核融合は、とうの昔に成功している、といってたのです。-略-」

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正力と中曽根とは……。下「」引用。

「河合 中曽根がアイクの申し子でもってきて、正力がお盆の上で踊らされて、というわけですね。」

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原爆用マグノックス炉が大事故を起こしだいぶ放射性物質をばらまいたという……。

伊方原発の地盤について。下「」引用。

「わが国最大の、また世界でも有数の活断層であり、小説「日本沈没」にも主役として登場する中央構造線が敷地予定地のま近くを通っていることについての評価は全く欠落している。」

柏崎の原発の地盤について。下「」引用。

「■原発と地盤
活断層の上に建つ柏崎原発 武本和幸 柏崎原発反対同盟」

このタイトルでくわしく書かれてありました。
そして、小タイトルで「許せぬ東京電力の居直り」と書かれて説明文がありました。

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佐世保で原潜の放射性物質により、魚価が低下したという。

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--情報ファシズム。
現実をきちんと表現していると思います。下「」引用。

「■原子力の企業戦略
原子力推進と情報ファシズム 津村喬 西尾漠 広告批評懇談会」
というタイトルで書かれてありました。

小タイトルで「情報ファシズムと原子力神話」というのが書かれてありました。
ファシズムがあったからこそ、神話をうんだといっていいかと思います。

--旧財閥の復活。
原子力関連産業一覧が詳しく掲載されていました。

「■討論シンポジウム〈第I部〉
原子力技術を考える  高木仁三郎」というタイトルもありました。

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