ルリビMMのいろいろブログ

野鳥、お酒、ビートルズ、昆虫、天文、岩石鉱物、クラシック等、興味のあることは何でも書きます!!

先日のワンダーワンダー「アリューシャンマジック」、ど迫力でした!

2010-11-18 23:35:23 | 自然

先日の「ワンダーワンダー」の「アリューシャンマジック」、すごい迫力でしたね。アリューシャンの海峡にオキアミが大量に集まり、海面近くに上がってくるので、ハシボソミズナギドリが1,000万羽、ザトウクジラが500頭も、10キロ四方に集まりました。初めてカメラに捉えられたとのこと。とにかくすごい!の一言ですね。

Cimg1222 ひしめき合うハシボソミズナギドリとザトウクジラ。すごい数です。ザトウクジラはカリフォルニア沖で子育てをし、子供がある程度大きくなってから、北のアリューシャンに連れてくるそうです。数千キロも泳いで来るんですね。カリフォルニア沖は暖かいですが、餌が少ないので、母クジラは数ヶ月も食べずにお乳をあげるそうです。そのため体重は3分の2になるそうです。アリューシャンでは、目一杯、オキアミを食べていました。

Photo_2 これがハシボソミズナギトリ。南半球のオーストラリアから、北半球のアリューシャン列島まで、何と1万4,000キロも渡って来るそうです。

ハシボソミズナギドリの目は、10キロ先が見え、耳は2キロ先の音を聞き分け、鼻は2キロ先の臭いを嗅ぎ分けるそうです。すごい能力!

2 この取材中、すごい事実がわかりました。アリューシャンマジックに最後に参加してきた、このアホウドリの幼鳥(2歳)の足輪が撮影され、解析すると、何と、日本の小笠原諸島で人工飼育した個体と判明したのです。それもY10という個体と特定されました!人工飼育の時は、なかなか餌を食べない、困り者だったようです。

ちょうどこの取材に同行していた博士が、この人工飼育のプロジェクトに参加していた人で、大興奮されていました。その後、元気に自然界で生きているということがわかり、いい話が追加されました。

なお、アホウドリ達が最後にやってくる理由は、体が大きく、小回りがきかないし、潜ることもできないので、食べ残しの浮いている魚やオキアミを食べるために、終わりごろにやってくるそうです。よく分かっているんですね。

とにかく、撮影も大変な苦労があったようですね。現地へ行かれたスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。しかし、すばらしい映像が撮れて、よかったですね!!いい映像を見せていただき、ありがとうございました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿