黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

軍艦島:一般公開

2007-02-01 00:26:24 | 軍艦島(端島)

西日本新聞 2007/01/03

年の初め頃、西日本新聞に、
軍艦島一般公開の記事が掲載されました。


「建ってるものは親でもつかえ」


夕張、そして長崎。
明暗をわける運命を感じます。

blog カテゴリ「軍艦島」

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2 Comments

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ほほ~ (GG-1)
2007-02-01 09:35:31
とうとう解禁ですか
背に腹は変えられん と言った処ですかな

数億円も何処を整備するのだろう
あの侭の方が魅力的な気もするが・・・
ディズニーランドみたいにならんか心配
危険な所は封鎖又は補強するとして
無常さを感じる雰囲気を残して欲しいな~
(勝手な言い分なのは重々承知)
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▼GG-1さんへ (廃墟徒然草)
2007-02-02 13:42:42
対岸の野母半島から軍艦島を見る時に、
いつもこんな事を夢想します。
岩礁の頂上に建つ建物がシェラトンホテル、
学校の建物がヒルトンホテルとかで、
手前がアドベンチャーゾーン、
向こうの住宅棟側がミステリーゾーン、
といった巨大テーマパークになっている姿。
ディズニーランドのようになって、
もし観光客があふれかえるようになれば、
それはそれで産炭地再生の一つの大きな手本になると思います。

もっともそこまでの予算は、当然ないでしょうね。
低コスト(と言ってもゼネコン大国の日本なんで、
相当費用はかかるんでしょうが)で補修できるエリアを整備して、
そこから眺めるような形なんじゃないでしょうか。

もともと岩礁だけの静かな自然の島。
それを石炭採掘のために「荒らしまくった」のは人間。
今は島にとっては「治癒」の時間が流れているけれど、
また人によって手が加えられるとすれば、
それはもうこの島の運命なんではないでしょうか。

無常の風が吹き抜ける巨大廃墟も軍艦島、
100年放置されて海の藻くずになるも軍艦島、
10年後テーマパークになるもまた軍艦島だと思います。
 
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