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里の威力

2016-05-30 09:06:09 | 仕事
先月の「帯状疱疹」も完治したようです。
傷みが「かゆみ」に変わりましたが、その「かゆみ」も無くなりました。

さて昨日は、95歳を迎える母を、姉の住む「長野県伊那盆地」へ送り届けてきました。
年に一度の恒例で、約ひと月余り過ごして貰います。

肺一杯に吸い込みたくなる、明らかに一味違うオゾン、
取立ての野菜と果物、義理の兄が作る手製の漬物、
明るい日差しが作る濃い日陰、空が映る水の田んぼ、
昔ながらのあぜ道、はるかに聞こえる小型農耕機のエンジン音、
それを操るお百姓さんたち、
斜面を下る小川のせせらぎの心地よい音、
のびのびと枝を伸ばす木々のデリケートな緑のグラディエーション、
山肌は手の届くほど近く、小高い丘陵から眺める残雪が残る南あるいは
中央アルプスと青い空・白い雲との色彩の対比、
朝の小鳥の声、夕方のかじかの合唱、
溢れる星くずは、真上から周囲の黒い森にまで同じ濃さで広がっています
空も近いのです。

いわゆる懐かしい日本人の心の原風景・・・「里」・・・が、
今もきちんと日常活動をしています。

気になっていたシャッター通りには、商店街の皆が申し合わせている「バラ」が
両側歩道に並べられ、その努力もあり、幾らか活気がある様にも感じました。
今では、所々に、とてもお洒落な店もあり、贅沢さえ言わなければ、
最新の食材も手に入れられるのです。

そんな具合で・・・母は、毎年本当に元気になって帰って来るのです。

私も2~3日過ごすだけで、眼も頭も身体もスッキリします。
恐らく、仕事場から離れ・・・近くに資料やパソコンがあると、どうしても
そちらが気になってしまう呪縛から解き放たれるせいでもあり、
パソコン視野から里視野へと広がるせいでもあるのでしょう。

さて明日は、ゼネコンからの見積提出日。
対役所関係も確認申請関連も一応の目処が立ち、あとは、予算との関係のみ・・・

これがいつも厄介なのですが、どうなりますか・・・・






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