今日は、我が家の定番となっている赤ワインをご紹介します。
「トーレス サングレ デ トロ(赤)」というスペインのワインで、ボトルに掛けられた牛のマスコットがシンボルですが、それがとっても可愛い!
ふくよかでありながら決して重くありません。
とにかくバランスのとれた赤ワインという印象。
お値段も1,000円前後ですから、「赤ワインはちょっと・・・」という方にも是非お薦めです。
私がこのワインに初めて出会ったのは、さいたま市にある素敵屋さんという名の洋食屋さん。
ここのタンシチューは、本当に美味しいんです。
それで、ときどき妻と食べに行くのですが、このお店でグラスワインの赤を注文すると、このワインを出してくれます。(現在、もし違うワインになっていたらごめんなさい・・・)
そんな経緯で、このワイン(トーレス サングレ デ トロ(赤))とめぐりあったのですが、それがまたこのお店のタンシチューとベストマッチング。
それ以来、我が家でも赤ワインが飲みたいときは、このワインになることが多いです。
「お酒は、洋の東西を問わず値段の高いものが絶対美味しい」とある先輩に教えてもらいましたが、リーゾナブルな値段の「お気に入り」を見つけることも、また楽しいものです。
もしよろしければ、是非お試しを・・・。
さて、お気に入りのワインを飲んだからには、やはりスペインの音楽を聴きたくなります。
アルベニス? グラナドス? ファリャ?
うーん、どの作曲家も素晴らしいけど、今日聴いたのはフェデリコ・モンポウ。
独特の神秘的な美しさをもったピアノ曲を数多く書いた作曲家で、一連の「歌と踊り」が有名ですが、この「コンポステラ組曲」は彼が69歳にして書いた最初のギター曲です。
1958年にサンティアゴ・デ・コンポステラで開かれたマスタークラスにモンポウが教授として参加した際、ギターの神様A・セゴヴィアと出会い、それがこの曲を作曲するきっかけになりました。
曲は次の6曲から成り立っています。
Ⅰ プレリュード
Ⅱ コラール
Ⅲ ゆりかご(クーナ)
Ⅳ レチタティーヴォ
Ⅴ 歌(カンシオン)
Ⅵ ムニェイラ
最初にこのプレリュードを聴いたときに、私が思い浮かべたのは、
「夜明け前のまだ静かな薄暗い家。そこに突然朝の光がきらきらと差し込んでくる」
こんな情景でした。エオニア旋法で書かれた古風な音楽ですが、カンパネラの効果が絶妙です。最後にもう一度冒頭のカンパネラが出てきますが、ここは4度上で再現されます。そのため一層鮮烈な印象を与えます。
美しい「ゆりかご」「カンシオン」を経て終曲はムニェイラ。
8分の6拍子の舞曲ですが、中間部は2度の和音やユーモラスな表情で和ませた後、また楽しげな舞曲に戻りエンディングを迎えます。
このムニェイラを、楽しそうにそしてユーモアのセンスを持って演奏することは、実は大変なことです。
私のお勧め盤は、イギリスの名手ジュリアン・ブリームの演奏。
全編を貫く見通しのよさ、多彩な音色はブリームならでは。
我らが山下和仁さんの新盤も、ブリーム盤に勝るとも劣らない素晴らしい出来栄え。とくにプレリュードの神秘感は随一でしょう。
もちろん、セゴヴィアの演奏も、さすがに献呈者らしく確信に満ちたもの。
私のなかのベスト3は以上のディスクです。
「トーレス サングレ デ トロ(赤)」というスペインのワインで、ボトルに掛けられた牛のマスコットがシンボルですが、それがとっても可愛い!
ふくよかでありながら決して重くありません。
とにかくバランスのとれた赤ワインという印象。
お値段も1,000円前後ですから、「赤ワインはちょっと・・・」という方にも是非お薦めです。
私がこのワインに初めて出会ったのは、さいたま市にある素敵屋さんという名の洋食屋さん。
ここのタンシチューは、本当に美味しいんです。
それで、ときどき妻と食べに行くのですが、このお店でグラスワインの赤を注文すると、このワインを出してくれます。(現在、もし違うワインになっていたらごめんなさい・・・)
そんな経緯で、このワイン(トーレス サングレ デ トロ(赤))とめぐりあったのですが、それがまたこのお店のタンシチューとベストマッチング。
それ以来、我が家でも赤ワインが飲みたいときは、このワインになることが多いです。
「お酒は、洋の東西を問わず値段の高いものが絶対美味しい」とある先輩に教えてもらいましたが、リーゾナブルな値段の「お気に入り」を見つけることも、また楽しいものです。
もしよろしければ、是非お試しを・・・。
さて、お気に入りのワインを飲んだからには、やはりスペインの音楽を聴きたくなります。
アルベニス? グラナドス? ファリャ?
うーん、どの作曲家も素晴らしいけど、今日聴いたのはフェデリコ・モンポウ。
独特の神秘的な美しさをもったピアノ曲を数多く書いた作曲家で、一連の「歌と踊り」が有名ですが、この「コンポステラ組曲」は彼が69歳にして書いた最初のギター曲です。
1958年にサンティアゴ・デ・コンポステラで開かれたマスタークラスにモンポウが教授として参加した際、ギターの神様A・セゴヴィアと出会い、それがこの曲を作曲するきっかけになりました。
曲は次の6曲から成り立っています。
Ⅰ プレリュード
Ⅱ コラール
Ⅲ ゆりかご(クーナ)
Ⅳ レチタティーヴォ
Ⅴ 歌(カンシオン)
Ⅵ ムニェイラ
最初にこのプレリュードを聴いたときに、私が思い浮かべたのは、
「夜明け前のまだ静かな薄暗い家。そこに突然朝の光がきらきらと差し込んでくる」
こんな情景でした。エオニア旋法で書かれた古風な音楽ですが、カンパネラの効果が絶妙です。最後にもう一度冒頭のカンパネラが出てきますが、ここは4度上で再現されます。そのため一層鮮烈な印象を与えます。
美しい「ゆりかご」「カンシオン」を経て終曲はムニェイラ。
8分の6拍子の舞曲ですが、中間部は2度の和音やユーモラスな表情で和ませた後、また楽しげな舞曲に戻りエンディングを迎えます。
このムニェイラを、楽しそうにそしてユーモアのセンスを持って演奏することは、実は大変なことです。
私のお勧め盤は、イギリスの名手ジュリアン・ブリームの演奏。
全編を貫く見通しのよさ、多彩な音色はブリームならでは。
我らが山下和仁さんの新盤も、ブリーム盤に勝るとも劣らない素晴らしい出来栄え。とくにプレリュードの神秘感は随一でしょう。
もちろん、セゴヴィアの演奏も、さすがに献呈者らしく確信に満ちたもの。
私のなかのベスト3は以上のディスクです。
いつもありがとうございます。
>スペインのショパンといわれるモンポウ
なるほど。まさにそんな感じですね。自作自演のCDを聴いてほんとにそう思いました。この詩的な雰囲気はたまらない魅力ですね。
>ショパンの内面を吐露しているのがマズルカならば、モンポウは内なる秘密・・
素敵な表現!座布団1枚・・・(笑)
これから、また聴いてみます。
もっと知られて良い作曲家ですよね。