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歴史は権力が作る

2017年06月04日 | 平和
吉川英治(1892-1962)という作家がいます。小学校を出ただけの学歴で造船工員などの職業を転々としながら、「親鸞記」「忠臣蔵」「宮本武蔵」「三国志」などいくつもの歴史長編小説を著し「国民文学作家」と呼ばれた特異な作家です。
 この人が「新平家物語」を1950-1957年に週刊朝日に連載しました。敗戦から5年後ですからほとんどの国民はまだ平清盛=大悪人観にとらわれていました。そして「新平家物語」を読んで仰天しました。「ええっ⁉ 平清盛ってこんなに魅力的な人物だったの?」
 歴史は支配者が作る。人物観は描き手の意図によって簡単に変わります。