たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
コメント・ツッコミお気軽に!

噂のCガール

2004-11-30 | 闘病日記
入院11日目、手術後8日目、抗がん剤1日目
朝6時に採血。
食後すぐに洗髪。
回診に外科医部長現れ、抗がん剤の許可が出る。
いつもの若い主治医さんは点滴の針を刺すのを3回失敗。
記録更新。
「上の先生に代わってもらう」と言って連れてこられる先生は
どの人もいつも一発で成功するんだもん、すごいなぁ。
この若先生だってそういう先生になるんだよね、いつか。
先生、りっぱな先生になって下さいね。
患者さんが痛がらないところから狙うから、失敗しやすいんだって。
いい先生じゃないですか。
成功するまでやってもらっても良かったんだけど、
どんどんプレッシャーになるだろうし、
抗がん剤の針刺しだからちょっと怖いしね。

お腹に半固形の薬を皮下注射。これがホルモン剤。

11:00 吐き気止めを投与
11:30 赤い点滴
12:30 白い点滴
13:30 白い点滴
14:30 吐き気止め
15:30 普通の点滴
17:30 終了

特に異変はなし。
夕飯後、手術後初のシャワーを浴びる

ノーブラで戻ったら会社の社長方が来られててびっくり。
1月いっぱい位、休ませてもらえるようでうれしい。
意外なほど気が楽になった。
自分では気づいてないけどお金とか仕事とか
何気にプレッシャーになってるんだよな。
全部抱えて、頑張るなぁ、私。

コーヒー飲んでからムカムカしだした。
母に電話して「今のところ、ちょっとムカムカしてるけど
強烈な副作用はないよ」と伝えたら泣きだした。
泣くのはいいけど酔っ払ってた。。
まったくあなたって人は。。
でもまぁお母さんの人生にお酒が必要だったことは仕方ない。
それでも頑張って生きてきて、今、私の看病をしてくれている。
お母さんがいつか病気で倒れたとき、絶望に浸る時間が全くない訳には
いかないだろうけど、どうか少なくあって欲しい。
そのときはまかせておいて。
でもとりあえず痩せて。


赤い点滴を打ったら赤いおしっこが出た。
今日からお尻を拭くのも右手。歯磨きも右手。
腕の壁のぼり(壁に沿って、腕を上げて伸ばす)は少し記録が伸びた。
腕のむくみも2cmくらい戻った。
乳頭に向かってチクッという痛みは時々ある。
腕のしびれの範囲は減っているけど、まだある。
ワキの下がひきつれたり、ズキッと時々痛む。
でも腕のむくみが体内へ流れて行く感じがしたり、
腕を動かすのが楽になっているのが解る。
時々感じる痛みは、回復の為のものだと信じたい。

脱毛は明日から始まるのかな?
ショック。
売店で買った使い捨てカメラで、今の自分を撮ってみた。
でも病名を告白したときと同様、自分より
周りの人の反応を見るのが辛い。
今まで、周りの人に不幸があったときや病気になったとき
なぜ自分が暗い顔をしたくないのか、なんとなく解った。
だって私は今、みんなが暗い顔になるのを見たくない。
それに一緒に受け入れてあげたいという気持ちが先立つんだ。
本当は、その辛さについて自分に知識がないなら
どうなの?ってまず聞かなきゃいけない。
知らないならちゃんと聞いたうえで言葉を返さないと薄っぺらい。

んー?微妙にムカムカしてるかな?
あと頭痛というよりは熱っぽい感じ。
クダの傷口がカユイ。
かかとがすっごいバキバキになっている事に気づき、
手元に何もないから顔用のビタミンC塗って寝る。

さんま御殿を見た。浅香唯かわいい。。。

妊娠させます!ってさー(笑)

2004-11-29 | 闘病日記
入院10日目、手術後7日目
朝はパン1コ残して、昨日いただいたお菓子を2コ食べる。

何もやる気が起きないから、寝っころがる。
といっても、腕やワキや患部に負担をかけられないから仰向け。
回診で胸帯を外していいと許可が出る。

手術直後の乳がん患者さん、
ユニクロのなんかゆったりできるブラジャー
(名前は忘れました)ちょっとオススメです。
スポーツブラのようで、でも締め付けは無く、
片腕が動かせなくても伸びるので着られます。
病院で洗った場合、手で絞っただけでも一晩で乾きます。

お昼はカレーライス!やったね!!

うで、ワキ、胸は痛みを増す。
でも腕の動く範囲はリハビリで少しずつ広くなる。
でも辛い。やった後、痛みが襲う。

クモ膜下で倒れ、ボケてしまい、麻痺も残り、
真面目で働き者だったおばあちゃんが
リハビリに全然取り組んでくれなかったのを思い出す。

今日は手術で摘出したがん細胞の検査結果を聞ける日。
それによって今後の治療方法を選択する。
お母さんは15時頃来たけど先生が忙しくて、ずっと二人でテレビ見る。
夜になって先生が来て、以下のような話を聞いた。

【病理検査の結果】
1.リンパ腺への転移なし
2.筋肉との癒着なし
3.切り取った断面のがん細胞反応なし
4.がん腫瘍の形は異型
5.乳房内の進行が早い
6.ホルモン療法が有効な細胞かどうかは検査中

1~3は良かった事。事前の診断では
リンパ腺には影があるから転移してると想定されてたし
筋肉に癒着しているように見えてたし。
これによって他への転移の確立は低いと判断できる。
4はトゲトゲした、形の悪い腫瘍だったこと
5は診断時より進んでいたこと
これによって、悪性度が高いと言える。

上記のことから、抗がん剤とホルモン療法による治療が有効とされた。

【ホルモン療法】
卵巣の機能を抑制する事で、女性ホルモンによって活動する乳がんの動きを止める。
治療期間は2年~5年。
子供が欲しくなったら中断できる。

《副作用》
女性ホルモンを下げるので、更年期障害のような症状。
生理もとまる。

【抗がん剤】
がん細胞を直接攻撃し、死滅させる。
・がんの大きさが2cm以上
・年齢35歳以下
・異型度
これらに当てはまる場合、抗がん剤による治療が必要とされる。

CEF療法というのを行う。
CEFというのはアルファベットそれぞれが3種類の薬の名前。

《副作用》
・消化器官の機能低下(吐き気、便秘)
・脱毛
・骨髄の機能低下(白血球、赤血球、血小板の減少
            ⇒かぜなど、免疫力の低下)
・肝臓、腎臓の障害
・心機能の低下(心不全)
・膀胱炎
・皮膚の色素沈着
・卵巣障害

〈対応〉
・吐き気、便秘は薬で対応
・白血球は低下すると、次回の抗がん剤が投与できない。
 手洗いうがい、人の集まるところに行かない、など
 風邪をひくような行動を避ける。
・卵巣障害は、同時にホルモン療法を行うことで
 被害を抑える。

できれば早く始めたいので、明日からの治療の希望を先生に伝えた。
副作用についてどのくらい症状が強く出るかは未知数だけど、
「骨髄の機能低下による血液の○○の減少」と聞いて、
これはいける・・と思った。
皆には驚かれるけど私は献血をよくしていて、血液がきれいとよく言われた。
モチロン新宿や上野の道端で血液がキレイになるよう祈ってもらった訳じゃない。
よくお肉を食べるし、きっと血液を造る機能がいかしてるんだと思ってた。
そんな楽なモンじゃないかもしれないけど、少なくとも今は心強い。

後からお母さんが
「どんな不妊の患者さんでも95%の確立で妊娠させた
 先生を知ってるから大丈夫!」と語ってくれた。
根拠のなさそうな話だなぁ・・(笑)
”妊娠させた”って表現がなんかなんか、さー
なんて言うか・・スゲーな、先生!

その物言いが気に食わんのじゃ!

2004-11-28 | 闘病日記
入院9日目、手術後6日目
昨日はガンダムがやっと理解できてきて、結構見た。
だってガンダムが5機くらい居るんだもん、訳わかんないよ。
でもまだ1巻目。そんで今日は眠い。
今日のお昼の献立表は「ポン酢かけ」って何?
「ポン酢かけごはん」とかだったら淋しいな。
夜は「盛り合わせ」だって
「酢の物盛り合わせ」だったらせつなーい。

しかしなんつーか、昨日クダ抜いてからちょっと変化が出てきた。
胸の下部には寝ると異物感が。
便秘のとき腸のガスが行き場なく、わき腹とかにピキーンとか
ズキーンとかくる感じ。痛い。
右上腕にはたまにズキッと痛みが走る。
動くと胸の下部が痛い。
朝ごはんは食べたけど、ビミョーに気持ち悪い。
回診では「様子見ましょう」と言われたから、気にするのやめた。
気にしてなくても新しい症状が出たら、
忘れずに伝えなきゃいけないのが何気に大変。

午後になって、今日が母の誕生日であることに気づき
外出を打診してみるとなんと許可!
無事プレゼントを購入し、渡せました。
いつもは1ヶ月前とかに気づいて、花とか贈る申し込みしてるのに

夜は大奥を見て就寝。
突然4巻だけどね。
女性は何で大奥が好きなんだろう。
「大奥の第一章は高島礼子が出てる頃の方が最高だった!」
という意見で母と合意。

結構、腕があがるようになった。

頑張れポンコツロボ

2004-11-27 | 闘病日記
入院8日目、手術後5日目
朝は食パンを1枚残す。
・・実は先日から売店のアイスを狙っている。
でも病院で太らないよう、朝や昼を少なめにできた日に食べようと思うんだけど
食事中はやっぱり、遠い1Fの売店より目の前のホカホカご飯の方が魅力的。

トイレで拭くのがちょっと困難。
右はもちろん、左からでも患部に響いて手が伸ばせない。だから前から。
ところがウンチともなるとそーもいかない。辛い思いして左から。
あーせつない。

手術直後は麻酔が切れても全然腕が動かせなかったので、リハビリ項目の
「顔を動かさず右手で左の耳を触る」とか無理そうに思えたけど、
項目がstepupする頃にはそれが自然と出来るようになっているから
今はリハビリあんまりやってない。
勝手に先に進んでもいけないらしい。

手術直後、動けず寝てるときは
「医師の許可が出たら怖がらず起き上がりましょう」
って書いてあったのを思い出して、やっぱ怖いなーとか考えたけど、
次の日の朝10時、24時間以上も寝てるともう起きたくてしょうがなかったし、
起きてもする事ないから即、歩いてたしね。

手術後、なーんかワキ腹がひっぱられる痛みを感じてたんだけど
患部と関係ないから、ガーゼを止めるテープかなんかのせいだろうと思って
結構乱暴にしてたら、脇の管がそこから出てるんだって。
軽視しちゃイカンイカン。

午前中に回診の先生が来て、今日もガーゼ替えるだけかと思っていたら
「ワキの管、抜いちゃいましょう」だってさ。
甘栗むいちゃいました。みたいに。
ちゃいワキですよ。
なんか少し手こずってたので管の出口は痛かったけど
引き抜かれるのは意外なほどアッサリ。
しれっとしたもんでした。

昨日手術のワカメちゃんは起き上がれるようになったって。
今はまだ腕を少しも動かせない状態だろう。
でも今日のお昼から一緒に食事だなぁ。

フジコちゃんは肝臓に転移しているらしい。
周りの人には「肝臓が悪くて」と言ったようで、
「きっとお店やってんだ、それで肝臓悪くしたんだろう」って噂されてた。
私は食事をモグモグしてて、説明できないうちに話がまとまってしまった。
そのうち誤解が解けるといいな。
え?私は解きませんよ、面倒だから。
そんなパワーないもんね。
ワカメちゃんはなんとなくフジコちゃんを避けている。
同じ病気で、フジコちゃんが不安定になってるのを見るのが辛いんだろう。

ああ・・同じ病室の人からヤクルトを貰ってしまった。
今日はお客さんが来るからコーヒーも結構飲むだろうし、アイスは断念。

左手で歯磨きがしんどい。
前に左手を怪我したときは、お風呂で右手でお股を洗うのに「ヘタクソ!!」って
思ったけど、どっちもなー。
でもイラストロジックが出来るのは、右手のおかげ。

友達が来た。
仕事行きたくなーい!とか言ってて笑えた。
うつなんだって。
うつ患者の周りの皆さん、どうか「うつ」という病気を勉強してください。
私たちに時折訪れる憂鬱とは全然違うんです。
「病院に行こう」と決心させるくらい頻迫してるんです。
気の持ちようどうこうのレベルじゃないんです。
れっきとした病名のある病気で、薬での治療が必要で、
それと同じくらい、本人が自分勝手できる時間が必要なんです。
でも、ぷぷぷ。
生きてると色々あるねー。
ケンタッキーで情報処理の勉強教えてもらったね。
いまや私はそれを仕事にしてるんだよ。
まぁ、それも休職してますが(笑)

会社の上司と同期が来てくれた。
上司には大金&お気遣いの品々をいただいてしまった。
大人のお見舞いかぁ。勉強になりました。
でもびっくりした。
お礼をしなくては!と突然お見舞いリストを作成した。

テレビ見てるとマツケンに釘付けになっちゃうなー。
ディズニーランドに来たみたいだ。

涙について。
何かを成し遂げ涙を流している人を見ると私も泣いてしまう。
その人の涙がどういうものなのか、想像できない事だってある。
うれしいのか、悲しいのか、達成感にあふれているのか、
その人の感動を理解しているわけではない。
なのに私も泣いてしまう。
思いがあふれるのを共感するのだろうか、フシギ。

女らしさ死守☆

2004-11-26 | 闘病日記
入院7日目、手術後4日目
ほぉ~、もう一週間か。
今日は平熱、35℃台。ニュートラル??
朝ごはんの呼び出しにも気づかず寝てたら大声で呼び出された。
ガンダム恐えー!!
今朝は大根(味噌汁の具みたいな)と納豆。
さみしくねー?

今日はヨン様来日。
様とか呼んじゃうお祭り騒ぎはスキだけれど、
絶対!椎名桔平の方がカッコいいって!!
あとは、V6の岡田君サイコー。
あごの細い人は最近だなぁ。
ヨン様の無精ひげとか、
酔っ払って調子こいてるとことか
人間臭い部分をもっと見たいなぁ。

マツケンの流し目はシビレるね!
あれはわかる!
あとオダギリジョーとか気になるなぁ。
好きなのでしょうか?オダギリジョー??
地元にあるオダギリ薬局を思い出させて
懐かしさで満たされてちゃってんでしょうか?
小泉孝太郎の、今にもハナヂが出そうな演技は最高!!

まぁなんつーか、ヨン様よりマツケンってとこで。

今日のお昼はハヤシライス☆ ってメニューに書いてあったのに
予習してない奥様方が「今日はビーフシチューね」なんて言うから
ごはんに掛けられなくなってしまう。
昼に出ないでしょうビーフシチュー。
皆が納得する、強烈な違いってなんなんだろう?
ハヤシライスとビーフシチューの。
それが言えれば・・。

今日は前回、発熱で手術できなかったワカメちゃんが晴れて手術。
フジコちゃんは抗がん剤2回目の投与。
私は腕を結構前に出せるようになった。

それにしてもイラストロジックは本気で時間がつぶれるから怖い。

看護婦さんに「脇から出る液体、減りましたね」って言われるけどそうかなぁ?
毎日見てるから解らないや。

お母さんが私の携帯に電話したところ、
留守電がいっぱいで入れられなかったって言うから
いっぱいの留守電を聞いてみたら全部お母さんで笑かされた。
しかも「ひまだろうから電話しました」とか
「いまセブンに着きました」とか意味不明。

さて、ココアを飲んでガンダムだ!
あ、テレビにつぶやきシローが出てる!
ちょ・・・っと見ないうちに老けたな~
芸能人ってテレビ出るうちに若返ったり、老けなかったりするのに
この人はオーラが一旦停止してんな。
そういや梨花も、最近面白いけどなんか華が無いなぁ。
あ、見てる番組にもよるんだろうけど。
あの人は細すぎるのかなぁ。顔はもう少しふっくらと・・。

私は胸はえぐっても魅力は減らさないぞ!
女性ホルモン停止させても、
女らしさは死守するぞー!!それだけわ!!
乳がんでおわったとは言わせない、絶対!!!!

夕食後、今日は自分で洗髪!ひとりで。
進歩したなー。
でも洗面台があったから。家だったら辛いな。

傷口を見てみた。
手術した方の胸は全体的に硬く、横広がり。
ちくびの位置がやけに下で、なんかヨレたシワがある。
このシワは、きっと胸がなじんで柔らかくなってきた頃に
なくなるんだろう。
手術してない側よりはっきり言ってデカイけど、
手術後だからはれているんだろう。
肝心の傷口は・・テープで固められているので見えないじゃん。
なーんだ。

今は右上腕は感覚がなく、しびれている。
感覚の無い部分を撫でると、鳥肌をなでたような不快感。
管のせいか、脇はつねられたような痛み。
腕は前方に、少しだけ上に伸ばせる。
彼は仕事で頑張ってるんだから、私も頑張ってさっさと退院しちゃお!

右腕のむくみは少しひいたけど、まだまだ太い気がして
鏡で見たら本当に、結構太い・・
軽くショックを受けながら反対側の腕を見たら
同じくらい太くてびっくりした。エヘ

給料日の病院食

2004-11-25 | 闘病日記
入院6日目、手術後3日目
ウンチ出ず。夜になるとのどが痛い。
なぜか朝6時前に採血。
脇から出た管から出る液体は、心なしか昨日よりとうめい。
これを早くなくしたいな。
手術後、いろいろなものが外れるにつれ、グンとよくなる気がする。

回診の先生が「傷口見ましたかー?」だって。
み、みて良いんですか・・?
じゃあ今度・・。

お、今日は給料日だね。
生理が終わった気がする。

平日の面会は15時からなのに母は12時前に来た。
面会のバッチも付けていないので聞くと
きのうは付けてた、とかよく判らないことを言う。
早く帰りたそうだったけど、コーヒーに付き合ってもらう。

夕飯はエビフライ。
えっ、いつになく豪華じゃなーい?
どういうこと?
給料日だから!?
きっとそうだ・・

なんだかんだ言っても液体は赤いや。

イラストロジックやって、
ガンダム見て寝る。
ガンダム見ると寝つきがいいな・・

すべては徳川のためにございます~

2004-11-24 | 闘病日記
入院5日目、手術後2日目
昨日うれしくて動きすぎちゃったのか
夜中、熱があるようで先生に来てもらう。
のどが痛くてなんか薬でも欲しかったんだけどもらえなかった。
熱は36.8℃ 私の平熱からすると結構出てるんだけどな。
汗かいたら化膿しちゃうかな?不安。

朝はのどが痛いのもあってご飯は半分。
シャワー浴びたいって言ったら、
手術後2日目でシャワー浴びたがった患者さんは始めてだって笑われた。
シャワーはダメで、体を拭いてもらう。
笑われ損か。

彼が持って来てくれたガンダムのビデオを見てたら寝てしまった。
お母さんが来てくれたので頭を洗ってもらう。
お母さんが借りてきたビデオは大奥の、え?4巻!?
「4巻を借りてきたよ!」っておかしいよね?
イマイチ、ドラマを頼んだ意味が伝わってない・・?

ワカメちゃんがやってきて、
ワカメちゃんの病室に新たな乳がん患者が入院してきたんだって。
その人は他へも転移してて、まずは抗がん剤で小さくするので
まだ手術できないとか。
病室では歌を歌ったり、なんだかやりたい放題だとか。
辛い状態で、心が晴れないのかな。
でも「髪の毛もカツラなんだって」って、母の前で語らなくても・・
後から会ったその人はフジコちゃんのようにとても美人で、
年より若く見えた。

一人で帰ってゆくお母さんはとても小さかった。
よし、来年は北海道へつれてゆこう!

右腕が少ししびれてる。
結構むくんでる。
やばいかしら?
それよりウンチでなくてガスだらけ、お腹。
いたーい。
ガス傷口から出てくんじゃないのもう!?

夜、下剤をもらって飲んで寝る。
様子見に先生が顔を出してくれた。

電源オン

2004-11-23 | 闘病日記
入院4日目、手術後1日目
朝だ、体温計に手が届かない。
起きてみようか!?
んー無理!だってなんか管とかついてるし。
背中痛ーい。
酸素外れたー 水飲めたー
先生が回診で来る10時まではこの寝たきりのままだって。
なんだ朝ごはんは食べられないのか。
テレビはどこ行ったんだ?
カードもいっぱいあったのに。

先生きた。
ハイ、わたし大丈夫です。
起きていい許可が出たので看護婦さんとトイレ行って、管抜いてもらった。
イテー。こんなのよく入れたよ。
では用を足してくださいって言われても、早速おしっこなんて出ませんて。

鏡を見た。顔デカッ!!
部屋に戻って、パンツはいたり髪をとかしたり。
結構痛い。
右側を手術したので右手は脇は動かせず、使えるのはひじから先だけ。
左手を使っても右が痛い。
レントゲンに行く。
お昼はヤキソバ。
左手でお皿を口まで持ち上げて、右手でフォークで食べられた。
しばらくしてお母さんたちが来たけど、
頼んだことを全然してくれてなくて怒った。
2人は癌の塊を見たんだって。いいナー。
でも元気に歩き回ってるとこを見せられて良かった。
レンタルビデオを頼んで、帰った。
夕方、彼がビデオをいっぱい持って来てくれた。
忙しいのにありがとう。次逢えるのは週末だね。

テレビが戻ってきたので、夜はさんま御殿を見る。
さんま面白いなー
やはぎさん面白いなー
テレビジョン、昨日だけすっ飛ばしてるのがなんか不思議な感じ。
ちょっと熱がでてる。のどに違和感。

メンテナンス

2004-11-22 | 闘病日記
入院3日目、手術当日。
ゆうべは2時間くらいしか寝れてないと思う。
一人目の手術予定のワカメちゃんはやっぱりダメで、私が繰り上げ。
夕べ、あんまり食べてなかったな。冷たい水が飲みたいって探してた。
あの時も具合悪かったんだろうな。

繰上げは繰り上げでも、何時から手術するかはお母さん待ち。
お母さんは緊張してるのかな?
お母さんは病院で働いているから、
乳がんの手術で死にはしないと考えてるだろうし、
きっとのんきに向かっているに違いない。
昨日ちゃんと説明したけど、自分待ちなんて認識すらしていないだろう。

母と弟到着。

麻酔の先生が来て
口から管を入れて体内へ直接麻酔を送り、すぐ眠くなる。
手術が終わったら麻酔を止めすぐ起きる、と説明。

看護婦さんが来て
9時になったら手術着に着替え、9時45分に出発します!と説明。
出発、ね。
ワクワクしたような、軽い興奮状態になってきた。
そう血ワキ肉踊るような。

てかさー、生理きてるって前から何回も言ってるのに、
タンポン使うなら昨日シャワー浴びたときから切り替えてたのに、
今日言われてももう一晩ナプキン使った状態だから
股はもう汚れてて触りたくないよー。
ガッカリ。

そろそろ着替えかな、と思ってたらあまり見ない先生が点滴刺しに来た。
2回失敗されたのは初めてで、先生は「相性が悪い」と言って立ち去った。
なんだその捨て台詞は・・
3回目は違う先生で成功。
透明のバンソーコーで止めなきゃいけないルールを、くっだらねぇって言ってた。
面白くて私も笑った。
時間がかかってしまったので、点滴引きずって急いで着替え。
T字帯ってのを着用せよと命じられたんだけど、
要するにフンドシね。
フンドシする日がくるなら、もっと格好良く決めたかった。
現実はタンポン、フンドシにナプキン。おろしたてのシワ。

自分のベットに戻る時間も無く、台車みたいのの上へ。
「これから鼻に麻酔の管をいれます」口って言ったじゃん!!
えー。。。
トロッとした、管を入れる為の鼻の麻酔の液体を鼻に垂らされ、
それを自分で鼻で吸い込む。
ちょっと!鼻じゃないとこに垂らさないでよぉ!
そういうやさしさが欲しいよ。
もう拭けなくなったビショビショの綿で何度も拭いたって、
延ばしてるだけでショ!
「何か拭くものありませんか?」先生
「ありません」看護婦
えっ?おわり??
やさしさが欲しいって!
どのくらいすすったかとか確認しなくていいの?
管入れるの痛ーーい!!!
涙も拭いてよ!!!
やさしさが・・・


フフッ
鼻に管が入る日が来るとはね。 こんなに早く。
しかも意識鮮明。
もっと重体の時かと思ったよ、鼻に管は。

時間はもう解らないけど、台車に乗ったまま出発。
おもしろーい。
横になってエレベータ乗るのは初めて。
おもしろい。鼻の管だけが不快。

こういうので運ばれてる人、
ジロジロ見られて嫌だろうなと思ってたけど、そうでもない。
ジェットコースターやコーヒーカップに乗ってるのを
周りからみられてる感じ。
みなさんやっほう みたいな。
まぁ、コーヒーカップは大嫌いだけど。

台車から手術台には、ズルズルと仰向けの横ばいで自分で乗る。
手術後に私を動かすために、下に私の黄色いバスタオルが敷いてある。
よろしく、相棒。
麻酔を始めるというので
あ、楽しまなきゃ、と思い目を動かすと
あーホントだーまぶたが重く・・と、一瞬で眠る。
すごい変な夢を見ていた。
覚えてないけど可笑しくて、バカバカしくて、楽しくて、
ゲラゲラ笑ってたら起こされた。
何、何??
何だここは??
あ、手術だ・・手術してたんだ。
そんで終わったんだ。
やっぱ笑ってたかな?
ハズカシイ。

「タンカに移りますよ」
あ、私のバスタオルでね。せーの、よいしょ。
私は何もしないけどね。
「ベットに移りますよ」
バスタオルね、せーの、よいしょ。

お母さんたち、顔見せないなー声もしないなー。
絶対タバコとか吸ってるんだ。
ここで待ってて下さいって場所に、そういうタイミングで居ないんだ。
いつもそんな感じだもんな。
まいっか、3時間だもんね手術。

お母さん来て、する事ないから帰るって。
鼻からまだ管が通っているのでしゃべり辛かったんだけど
生保の一時金もらう為の診断書を先生に書いてもらうのを依頼する事など
いくつかを声を振り絞ってお願いした。

看護婦さんが点滴を変えに来たとき、手術中は変な夢とかみましたか?って聞かれた。
ああ、やっぱり・・

何時ごろなんだろ
きっと1時くらいだな。
動けないし、寝るっきゃない。
グー zzz・・
おースゲー 3つの点滴が入ってるー
フゴー zzz・・
おおー 3つの種類が変わってるー
ズゴー zzz・・・
先生きたー
鼻管抜けたーすごいラクー zzz・・・
マダ夜だー
マダマダ夜だー
もう朝だ!! 絶対!!
23時だー・・
看護婦だー 看護婦か!? 看護婦だー 
足元にしゃがんでるからオバケかと思った・・
おしっこ変えてるんだ・・てか出てるんだおしっこ。
足にマッサージするようなマシンがつけられてる。
口には酸素。
頭とか体を動かすと、麻酔が切れるの時に頭痛がおこるとかで、
動かしちゃいけない事がなかなかプレッシャー。
手のグーパーはできる。
ちょっとキツイ。
テレビがないなー・・

渇きとの戦い

2004-11-21 | 闘病日記
6時起床。7時半朝ごはん。12時まで寝て昼ごはん。
先生がきて「昨日の採血は機械の故障で無効になってしまい、もう一度採血を・・」
骨盤は痛かったので腕の動脈から採血してもらったら、こっちも超痛い。
昨日の腕の採血は動脈じゃなかったんだ・・。
しかも失敗。
上の先生と代わってもらいますとか言い出してしまう。
でも先生の得意な骨盤で再チャレンジ後、成功。
先生、ワガママ言ってごめんね。

夕食は鯖の味噌煮と白菜の漬物。
どっちも大好き!オイシー、と堪能してたら
向かいに座ったワカメちゃんみたいな髪型の奥様が
「もう少し味が濃い方が・・」
私はちょうど良かったんだけど、笑ってごまかす。
こんな時に自分の本心が言える素直さが欲しい。
私の社交性もまだまだまだだ、と認識。

夜、主治医ではない知らない先生が来て
明日の一人目(私は二人目)の手術予定の患者さんがいま高熱で、
私が一人目に繰り上げになる可能性があることを話した。
ワカメちゃんだ。
それより先生、新キャラのわりに持ってくる情報がすごいねー。
新キャラとはそんなものか?
どっちにしろ家族がこないと手術はできないので、その旨を母に連絡。
お母さんたら、朝6時出発で来るんだって。
遠足みたい。
朝ラッシュに巻き込まれないようにだってさ。
そうかー世間は平日か。

今日は21時から禁飲食。
夕飯後だから食はいいとして、飲めないのがキツイ。
だって冬の病院て暖房ついてんじゃん。
水分足りないに決まってんじゃん。
「飲」とまで言わないから、ひと口・・水・・。
災害とかで水飲めない人の気持ちを共有できたかな?これ辛い。
更に飲めるアテがないんだもん、かなり辛いな。
ボタンとか何かしら口に入れると唾液が分泌されるって読んだことある。
何か何か・・っと、飴くらいなら案外いいんじゃないの?なめても。
看護婦さんに聞いてみたら、アッサリOK。
あとはうがい。一時的に効果あり。
でも飲んじゃダメ。
カラカラに渇いたのど、
くたばるまで走りたくなーい!!