たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
コメント・ツッコミお気軽に!

妊娠させます!ってさー(笑)

2004-11-29 | 闘病日記
入院10日目、手術後7日目
朝はパン1コ残して、昨日いただいたお菓子を2コ食べる。

何もやる気が起きないから、寝っころがる。
といっても、腕やワキや患部に負担をかけられないから仰向け。
回診で胸帯を外していいと許可が出る。

手術直後の乳がん患者さん、
ユニクロのなんかゆったりできるブラジャー
(名前は忘れました)ちょっとオススメです。
スポーツブラのようで、でも締め付けは無く、
片腕が動かせなくても伸びるので着られます。
病院で洗った場合、手で絞っただけでも一晩で乾きます。

お昼はカレーライス!やったね!!

うで、ワキ、胸は痛みを増す。
でも腕の動く範囲はリハビリで少しずつ広くなる。
でも辛い。やった後、痛みが襲う。

クモ膜下で倒れ、ボケてしまい、麻痺も残り、
真面目で働き者だったおばあちゃんが
リハビリに全然取り組んでくれなかったのを思い出す。

今日は手術で摘出したがん細胞の検査結果を聞ける日。
それによって今後の治療方法を選択する。
お母さんは15時頃来たけど先生が忙しくて、ずっと二人でテレビ見る。
夜になって先生が来て、以下のような話を聞いた。

【病理検査の結果】
1.リンパ腺への転移なし
2.筋肉との癒着なし
3.切り取った断面のがん細胞反応なし
4.がん腫瘍の形は異型
5.乳房内の進行が早い
6.ホルモン療法が有効な細胞かどうかは検査中

1~3は良かった事。事前の診断では
リンパ腺には影があるから転移してると想定されてたし
筋肉に癒着しているように見えてたし。
これによって他への転移の確立は低いと判断できる。
4はトゲトゲした、形の悪い腫瘍だったこと
5は診断時より進んでいたこと
これによって、悪性度が高いと言える。

上記のことから、抗がん剤とホルモン療法による治療が有効とされた。

【ホルモン療法】
卵巣の機能を抑制する事で、女性ホルモンによって活動する乳がんの動きを止める。
治療期間は2年~5年。
子供が欲しくなったら中断できる。

《副作用》
女性ホルモンを下げるので、更年期障害のような症状。
生理もとまる。

【抗がん剤】
がん細胞を直接攻撃し、死滅させる。
・がんの大きさが2cm以上
・年齢35歳以下
・異型度
これらに当てはまる場合、抗がん剤による治療が必要とされる。

CEF療法というのを行う。
CEFというのはアルファベットそれぞれが3種類の薬の名前。

《副作用》
・消化器官の機能低下(吐き気、便秘)
・脱毛
・骨髄の機能低下(白血球、赤血球、血小板の減少
            ⇒かぜなど、免疫力の低下)
・肝臓、腎臓の障害
・心機能の低下(心不全)
・膀胱炎
・皮膚の色素沈着
・卵巣障害

〈対応〉
・吐き気、便秘は薬で対応
・白血球は低下すると、次回の抗がん剤が投与できない。
 手洗いうがい、人の集まるところに行かない、など
 風邪をひくような行動を避ける。
・卵巣障害は、同時にホルモン療法を行うことで
 被害を抑える。

できれば早く始めたいので、明日からの治療の希望を先生に伝えた。
副作用についてどのくらい症状が強く出るかは未知数だけど、
「骨髄の機能低下による血液の○○の減少」と聞いて、
これはいける・・と思った。
皆には驚かれるけど私は献血をよくしていて、血液がきれいとよく言われた。
モチロン新宿や上野の道端で血液がキレイになるよう祈ってもらった訳じゃない。
よくお肉を食べるし、きっと血液を造る機能がいかしてるんだと思ってた。
そんな楽なモンじゃないかもしれないけど、少なくとも今は心強い。

後からお母さんが
「どんな不妊の患者さんでも95%の確立で妊娠させた
 先生を知ってるから大丈夫!」と語ってくれた。
根拠のなさそうな話だなぁ・・(笑)
”妊娠させた”って表現がなんかなんか、さー
なんて言うか・・スゲーな、先生!