たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
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ロボ、社会的にどうなの?

2004-11-06 | 闘病日記
はっきり言って、退社か長期休職を考えていた。
長期休職となるとどのくらい会社に迷惑がかかるのかわからないから、
第一ここで休職して復帰しても、私はその後何年働けるだろう、
やっぱ退社かな、そうしたら退職金もでるし、心配事がひとつなくなる。
しばらくは退職金で過ごせるだろうし、
そのあと体調と相談してアルバイトでも始めよう、と今後を想像してた。

入院は1~2週間で、しばらくは毎日通院が必要な事、
その後の治療法がまだわからないが抗がん剤などの副作用によって、
体調を保てる保障がない事を説明すると、会社の社長は
今の体調、精神面、お金は大丈夫なのか、と心配してくれた。
私は結果ばかりを急いでいた事に気づき、
社長が心配してくれたことがなんだか変に意外に、あたたかく感じた。
しかもお金の心配まで。
そして社長の口からは退職のことは触れられなかった。
有給休暇がどのくらい残っているのか、
休職扱いにすれば健康組合から給料の6割が支給されること、
会社の貸付制度を利用させてもらえること、
お払いでもしてもらった方がいんじゃねーの?
そんな話を受け答えしているうちに、
あれ?なんで私は仕事復帰を考えていなかったんだっけ?と可笑しくなった。
7年前、あたたかい会社に就職できて良かった。
手術日や復帰については勤務先との調整が必要になる。
勤務先のスケジュールや都合を考えていると、最低限を除いては
「誰に悪いとか、迷惑とか、全然考える必要ない」って言ってくれた。
命にもかかわる病気だしそりゃそうなんだけど、迷惑がかかっていることは事実だ。
そう言うだろうな、とは思っていてもうれしい。
会社やその人たちに、こういう受止めてくれる広さというか深さがあってくれてうれしい。
いや、会社だってそれほどすごい余裕はない状況のはず。
やっぱり申し訳ない。

最近、なんだかちくびが痛い。
また新たな症状がでてきている事に落ち込んでくる。
会社で相談して、なんだかいい方向にまとまったはずなのに泣きそうになってきた。
ちょっとしたうつ状態?
今日はスポクラだったけど、行きたくなくなってきた。
彼は「最後のスポクラかもしれないのに」とか「行くのやめて話でもするか?」とか
「一人の方がいいか?」とか促したり?心配してくれる。
あんまり心配かけちゃいけない、彼にだっていろいろ悩みを与えてしまっているんだから
と気持ちを入れなおし、スポクラへ。