酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

『能町みね子「逃北」のつどい』体験記・前半

2013年05月11日 21時56分34秒 | 日記
能町みね子さんの『逃北トークイベント』に行ってきた。

能町みね子さんという方は、漫画家で、エッセイなども多数出版されている方である。
だいぶ前に、古本屋で彼女の『くすぶれ!モテない系』という本を見つけ、タイトルが面白いなぁ、と買って読んでみたらハマってしまい、それ以来ファンで、本もほぼ全部買って読んでいる。今年、能町さんの『逃北~つかれたときは北へ逃げます』という本が発売され、その記念イベントという事らしい。

芝居やダンスなどは観に行くけども、こういう「トークイベント」というものには行った事がない。知り合いの方がやっているトークライブには何度か行った事があるけども、こう、ただのいちファンとして、トークイベントというものに単身乗り込むのはまったくもっての初体験。トークイベント童貞、本日喪失である。
とは言え、トークイベントもトークライブも、そう変わらないだろうと、何となく、トークライブやアングライベントで何度か訪れたロフトプラスワンというライブハウスを思い浮かべつつ、普段なら乗る事などないであろう「ゆりかもめ」なんつうものに揺られて、本日の会場である「東京カルチャーカルチャー」という場所へと向かった。

まぁ、「ロフトプラスワン」を思い浮かべてはいたが、「ゆりかもめ」に乗って向かった先に、ロフトプラスワンみたいな場所があるというイメージは正直できない。歌舞伎町にあるロフトプラスワン。「ゆりかもめ」なんつうね、5文字全部が丸っこい平仮名で、「ゆりかもめ」って発音しても、なんだか最後の「もめ」あたりが若干言いづらい、もったりした名前の乗り物が、ロフトプラスワンのようなどアングラな場所に連れて行ってくれるものだろうか。。地図をみると、会場は駅からかなり近い様子。小雨ちらつく中、会場へと歩いていくと、それらしい建物が見えてきた。

マジか・・・・

あぁ、やっぱり。。不安的中だ。オシャレだ。あぁ、オシャレだ。オシャレだぁ。。。。そこは、イベント用のステージが設置されているカフェレストランみたいな場所だった。開演10分前くらいに到着すると、200近くあるであろう客席はほぼ埋まっており、みんな楽しそうにお酒を呑んだり食事をしたりしていた。はわわわわわ・・・・こういう、知らない人ばっかりのパーティーに来ちゃった感、ものすごく苦手だ。とりあえず奥の奥の奥まで進み、テーブルなどない、壁際に椅子だけが寄せて並べられていたので、とりあえずそこに座るが、おそらく、というか、確実にこの椅子は、席が足りない場合に出す用の椅子だろうな、とは思いつつ、そこに座り、案の定、すぐに店員に「そこはちょっと」と注意される。恥ずかしくなんかねえよ!!知ってて座ったんだからよ!!!!と、周りの客に向かって心の中で言い訳をする。だったら座んじゃねえよっつう話だよね。知ってる。さあ、出だしをしっかりとつまずいたところで、空いてる席に座る。

メニューを見ると、まあ、どれもオシャレな値段だ。間違っても180円のサワーなど無いのである。どこをどう見ても80円の焼き鳥などあるはずがないのである。いいんだ。別にメシを食べに来たわけじゃない、と思ったら、「飲食店ですので、必ず1オーダーお願いします」などと書かれている。
おうおうナメんな!!!!こちとら一人なんだぜ!!!!飯食いに来たんじゃねえんだよ!!!!トークを聴きに来たんだよ!!!って言うかついさっきコンビニでおにぎり食べちゃったんだよ!!!!
一人静かに腹を立て、誰が注文などするものかと。とは言え「注文なんぞせん!!」という態度を取っていると、また店員に文句を言われかねないので、とりあえずメニューを見て「選んでますよ~」って空気を出しつつも、結局注文しないという、気持ちいいくらいに姑息マックスな手段でもってここは乗り切ろうと、注文する気のないメニューを何度も何度も眺めていた。
そんな時、ふと、ある不安が頭をよぎった。
お酒などが飲める場所で、みんな当然のようにグラスを傾け、食事をしている。

最初に、、、乾杯とかあったらどうしよう。。。。

これはありえるんじゃないか。知り合いのトークライブに行った時も、最初は乾杯があった。乾杯で始まるという事は十分に考えられる。何も注文しないで、もし乾杯があったらどうしよう。このレストランは、最初に水など出てこず、注文したもののみが運ばれてくる。なので、何も注文しなければ、当然手元には何もない。こんな状態でもし乾杯などがあったらどうしたらいいのだ。手元にあるものと言えば、おしぼりだけだ。「乾杯~」とおしぼりをかかげるのか。いやいや、それはマヌケすぎる。とは言え、何も持たずに、ただただこぶしを突き上げるのも、ちょっと意味がわからない。やばい。どうしよう。何で乾杯をすればいいんだ。何もない。乾杯難民だ。どうしよう!!どうしよう!!!!
注文、すりゃいいんですよね。なので、乾杯があった場合、手元になにも無い場合の恐ろしさに耐えられず、ちょっと珍しいという青森の地酒を注文。「じょっぱり」(だっけ?)という日本酒。すっきりした甘さでとっても美味しい。
一人で静かに、日本酒をちびちび飲んでいたら、イベントが始まった。能町さんと「ねこぜ」さんという、月1で青森に行っているという青森フリークの方、お二人でのトーク。各々の逃北体験記を、写真などを交えつつお話していくという内容だが、それよりも、まず、

乾杯があった!!!!!!!!!!!

あーーーぶーーーねーーーーーー!!!!!!よかったーーーーー!!!!!!一人でこぶし突き上げるとこだったーーーー。。。。安心したら一気に酔いが回り、若干眠気が。。。とは言え、大好きな方が目の前にいれば否応なしに興奮するし、ねこぜさんという方も、かなり面白そうな方だ。多少まぶたは重いが、テンションは上がる。

こんな感じでイベントスタート。まだ始まったばかりだと言うのにこんなに長文になってしまったので、続きはまた後半で。
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2 コメント

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おめでとうございます! (シズエ)
2013-05-12 00:21:00
ツィッターでねこぜさんに褒められてるじゃないですか!嬉しい。能町さんも読んで下さらないかなぁ?
いや、本当に嬉しい。加藤さんのオモロサはもっと世界発信されて欲しい。本がでないかなぁ。お金を払いたいクオリティです。
大阪にトークショーしに来て下さい!そして、能町さんのトークに行けない大阪の貧民は続きと、いいともを楽しみにしてます。
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ありがとうございます! (りつ)
2013-05-12 11:42:32
いやぁ、かなり楽しいイベントでしたよー。
能町さん好きとかじゃなくても全然楽しめるような内容でした・・・・と思います!
来月、松山で行われる久保ミツロウさんとのイベント、普段関東でやる時は男子禁制なんですが、松山だけは男子もオッケーらしいので、行っちゃおうかなぁ~と思案中です。
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