俺はそんな事してない！

今日は弟が珍しく早く帰ってきた。残業が無かったようだ。
もちろん心優しい姉は、昨夜のピンポン事件を事細かく説明してあげた
弟は黙々とご飯を食べながら「俺はそんなことは知らない俺はそんな事してない！」と威張っていた。
そこで怯むような姉ではない。
「いやぁ、あんたはいろんな寝ボケをしてもいつも知らない顔だからねぇ。」と言って過去の失敗も披露してあげた。
私は気持ちよくと寝ていたのを夜中に「ねぇちゃん！なんで俺の部屋で寝てるんだ！」と私を私の部屋から追い出した前科を持つ弟。
そして朝方、また私を弟の部屋から同じように追い出した弟。
こんな感じにおもしろいことをする弟も、あと二週間ほどで結婚のため家を出てしまう。
弟がいなくなる寂しさよりも「もう、あんなおもしろいことをしてもらえない。」と言う寂しさがこみ上げてきた
あと二週間で、ヤツはまだまだ寝ボケてくれるか？

ピンポォ～～～～ン！

私の部屋のドアには、中学の時に取り付けたドナルドピンポンチャイムがある。
本来は手にボードがあったはずなのだが、当時小学生だった弟がおもしろがってピンポンしすぎて壊したのだ
それ以来、あまり本来の役目を果たしていなかったドナルド君。
昨日の夜中、久し振りに活躍しちゃった
寝ぼけちゃった弟、夜中にトイレに起きてなぜか一生懸命に「ピンポ～～～ン」と何度もやってた。
慌てて飛び起きて「何かあった？」と部屋の中から叫んだ私に「別にぃ～～～～」と言ってトイレに行った弟。
生活時間が違うので、朝私が出勤する時にはまだだった弟。
朝から両親に、その話をして三人で大笑い
多分両親にその事を起きぬけに聞かされ「覚えてないし」になったに違いない。
弟よ、今夜は私の睡眠のジャマはしないでおくれ