広島、岡山、、、西日本の被害の大きさに日々言葉を失います。
息子が1、2歳の頃のことです。
新潟で大きな地震がありました。地域に様々な支援物資が送られているのをテレビで
見ながら、「小さな子どもの親子はどのように過ごしているんだろう」と心配になったのを
覚えています。オムツ、ミルク、薬、、、必要なものが手に入っているだろうか?と薬局へ
走り、私の出来る範囲で購入した物を被災地へ送ったのを思い出しました。
発送したものの中に数メーカーが発売しているおしゃぶりをたくさん入れました。息子は
おしゃぶりがないとなかなか寝付けずぐずぐず泣くことが多かったので、その頃のわたしに
とっては絶対の必需品でした。
今思えば、そんなものを送って届いたかどうかもわからないし、むしろ皆さんの
迷惑になったかもしれないと反省しました。でも、同じ立場の人でないと分からない
ことがあるんだと思います。「一般的に欲しいと声の上がっているもの」だけではなく
「少数の人が声をあげられずに困っているもの」にも丁寧に耳を傾けて欲しいと思い
ました。
今、わたしは障害者と一緒に仕事をしている関係で、被災地にいる障害者の方のことを
とても心配しています。どれだけ困っているか。。。
こだわりをもっているタオルやぬいぐるみがなくてどんなに不安な日を送っているか、
うるさい場所が苦手な彼らが、人の声が響き渡る体育館の中でどれだけ我慢を強いられて
いるか、、、。手をたたいたり、同じことを繰り返し話すことでなんとか心のバランスを
保っている彼らが、大勢の中でその行動を制限させられていないだろうか。。。考えると
涙がでてきます。神様が彼らと共にいてくださいますように。