80歳を過ぎてもまだ現役で頑張っている、元ソニーの役員が出した本のサブタイトルが、「終わった人」になるな! です。その中で、定年後やってはいけない10戒というのが挙げられています。
私はその10戒の内、3つを破っています。
1. 学校に行くな
2. 語学の勉強をするな。
3. ジムに行くな。
まあ、厳密に言えばジムには行っていませんが、ジムに匹敵する設備を自宅に造ってしまったのだから、同じと考えていいでしょう。
冷静に考えて、これは本当にやってはいけないことなのでしょうか。私の目には、たまたま長寿と健康に恵まれた80歳の男が、自分の勝手な価値観を押し付けているだけに見えます。そもそも80歳まで生きられない人だってざらにいるというのに。
ちなみに残りの7つの戒めは、
1.資格を取るな
2.葬式に行くな
3.本を書くな
4.勲章をもらうな
5.NPOに参加するな
6.会社を創るな
7.勝負事をするな
となっています。
6.会社を創るな とありますが、著者はシーフォームという株会社の社長をしています。
7.勝負事をするな とありますが、企業とは広い意味で勝負事だと思いますが、違いますか?
1.資格を取るな 6.会社を創るな とありますが、私の知り合いは定年退職してからも中国語の学校に通い続け、中国語の勉強をしています。北京へ3か月の語学留学もはたしました。最近は宅建の資格を取り、自分で不動産屋を開業しました。毎日がとても充実して、見た目も私と違ってとても若々しい人です。恐らく老けた40代に見えます。
2.葬式に行くな とありますが、そんな訳にはいかないでしょう。できるとしたら、年賀状を出すことを止める程度です。
5.NPOに参加するな とありますが、普通の人はそんなものに参加しません。
4.勲章をもらうな に至っては、そもそも普通は貰える理由すらないのですから、何ゆえにわざわざ項目として挙げるのかさえ意図不明です。
誰しもが、自分が生きて来た世界、自分が現在生きている世界の中でしかものを考えることはできません。ソニーの社長の座をかけて争ったこともあるような人間が、世間一般の定年退職者に訓示を垂れるような本を出しても、汎用性はないように思います。そもそも3.本を書くな、と自分で主張していますが、たとえ80歳を過ぎていても、まだ現役の社長で退職した訳ではないから、書いても構わない、ということなのでしょうか。
恐らくこの本は、そこそこのベストセラーになるのだろうと思います。しかし、老後に関して大事なのは、自分の頭で考え、自分がやりたいことを見つけて、それに打ち込めるということです。老人にとって最も必要なのは、生きて行くための目標そのものだからです。そのために、体力づくりの一環としてジムを選ぶならそれも良し、外国語の学校へ行くのもまた良し、なのではないでしょうか。
私はその10戒の内、3つを破っています。
1. 学校に行くな
2. 語学の勉強をするな。
3. ジムに行くな。
まあ、厳密に言えばジムには行っていませんが、ジムに匹敵する設備を自宅に造ってしまったのだから、同じと考えていいでしょう。
冷静に考えて、これは本当にやってはいけないことなのでしょうか。私の目には、たまたま長寿と健康に恵まれた80歳の男が、自分の勝手な価値観を押し付けているだけに見えます。そもそも80歳まで生きられない人だってざらにいるというのに。
ちなみに残りの7つの戒めは、
1.資格を取るな
2.葬式に行くな
3.本を書くな
4.勲章をもらうな
5.NPOに参加するな
6.会社を創るな
7.勝負事をするな
となっています。
6.会社を創るな とありますが、著者はシーフォームという株会社の社長をしています。
7.勝負事をするな とありますが、企業とは広い意味で勝負事だと思いますが、違いますか?
1.資格を取るな 6.会社を創るな とありますが、私の知り合いは定年退職してからも中国語の学校に通い続け、中国語の勉強をしています。北京へ3か月の語学留学もはたしました。最近は宅建の資格を取り、自分で不動産屋を開業しました。毎日がとても充実して、見た目も私と違ってとても若々しい人です。恐らく老けた40代に見えます。
2.葬式に行くな とありますが、そんな訳にはいかないでしょう。できるとしたら、年賀状を出すことを止める程度です。
5.NPOに参加するな とありますが、普通の人はそんなものに参加しません。
4.勲章をもらうな に至っては、そもそも普通は貰える理由すらないのですから、何ゆえにわざわざ項目として挙げるのかさえ意図不明です。
誰しもが、自分が生きて来た世界、自分が現在生きている世界の中でしかものを考えることはできません。ソニーの社長の座をかけて争ったこともあるような人間が、世間一般の定年退職者に訓示を垂れるような本を出しても、汎用性はないように思います。そもそも3.本を書くな、と自分で主張していますが、たとえ80歳を過ぎていても、まだ現役の社長で退職した訳ではないから、書いても構わない、ということなのでしょうか。
恐らくこの本は、そこそこのベストセラーになるのだろうと思います。しかし、老後に関して大事なのは、自分の頭で考え、自分がやりたいことを見つけて、それに打ち込めるということです。老人にとって最も必要なのは、生きて行くための目標そのものだからです。そのために、体力づくりの一環としてジムを選ぶならそれも良し、外国語の学校へ行くのもまた良し、なのではないでしょうか。
終らない理由。