山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

東横イン社長とスピード違反発言

2006-02-10 07:11:48 | 街づくり
 ↑ 山形にある東横インホテル脇を走るクルマ 十字路付近ではスピードは出せないのだが・・・ 

 東横インの西田社長が「(身障者用の)駐車場は見栄えが悪い」と発言したが、同時に、「時速60キロ制限の道を67~68キロで走ってもまあいいかと思っていた」のと同じ感覚で身障者用の駐車場と客室を他の用途のために改造したと述べている。 まことに正直なお方である。 しかし、以後彼に対するバッシングは激しさを極め、さすがにワンマンの彼も泣きながらの詫び会見をすることになる。
 確かに彼の身障者軽視は人権上の問題だが、もし彼が発言どおり本当にスピード違反をしているなら、こちらは直接人命に係わることであり、行政や警察はどうしてこちらの方も問題にしないのか。
 即ち、年間7千人近い死者を出す自動車事故の多くがスピード違反と係わりが深いが、西田社長が述べたと同じような感覚で、多くの(というよりは大半の)ドライバーは渋滞以外の時はスピード違反を常習しているのではないか。
 そこで全く逆の言い方になるが、まさに西田社長が身障者用客室等を改造したのと同じような安易な感覚で多くのドライバーはスピード違反を「ごく普通のこと」と考えているのである。「道路が空いている時に制限速度を守る奴は馬鹿」であり、死亡事故件数の減少に躍起なはずの警察も「円滑な車の流れ」を重視してスピード違反にはきわめて鷹揚である。それ故、この意味で道路交通法は「天下のザル法」であり、身障者が安心して公道を往来できるはずがない。つまり、ホテルの身障者対応以前に公道の身障者対応が杜撰に満ちているのである。
  ※ 関連記事・・・2月5日「よくぞ申された、駐車場は見栄えが悪い」
             1月22日「徐行、徐行でクルマは進め・・・」

  ※ 「罪のない者が最初に彼女(姦淫の罪の女)に石を投げなさい」 
          昔読んだ『新約聖書』のヨハネ伝福音書8章7節より

●前回記事の回答 正解は真ん中。上は江戸城の高麗門、下は静岡城の高麗門   

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2 コメント

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ビジネスと聖書 (あだち)
2008-07-14 19:00:05

 失礼します。       

 「ビジネスを活かす・私の聖書体験」のご案内  
          ご笑覧ください。 
      http://www4.ocn.ne.jp/~kokoro/
3時のおやつ・・・もご覧下さい (蔦旗(tsutapata))
2008-07-14 19:41:43
管理者です。
蔦旗は当地方の方言で「せわしなく動き回る」という意味で、市内外、県外各地を動き回っています。
つい先日の当ブログでは「聖職」と言われる教員の世界でも採用をめぐり金品の贈答がなされていることを記事にしました。
「聖職」の世界でもそうなら、公務員の世界でも同じなのかも知れません。
「3時のおやつで大参事・・・オオイタタ」の記事もご覧下さい。

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