本書を、経済学に関心をもつすべての人々に薦めたい。本書は、単なる宇沢弘文伝ではない。宇沢伝を超えた、第二次大戦後の経済学史でもあり、世界の経済政策の論争史でもある。ミルトン・フリードマンがなぜあのような主張をしたのか、なぜそれは勢いを得て拡散されていったのか、そうした事々の時代的・社会的背景まで見えてくる。ケインズの衰退から新自由主義の興隆を経て、今後の世界経済がどのような方向に向かっているのか、向かうべきなのか、未来を展望する上でもじつに多くの示唆を与えてくれる一冊である。 . . . 本文を読む
最新記事
カテゴリー
- 政治経済(日本)(113)
- 政治経済(国際)(68)
- 長州史観から日本を取り戻す(55)
- 自由貿易批判(51)
- 新古典派経済学批判(26)
- 利益相反 その傾向と対策(7)
- エコロジカル・ニューディール政策(40)
- 東アジア共同体(13)
- 震災関連(8)
- 脱米(12)
- 治水と緑のダム(84)
- 八ッ場ダム裁判(17)
- 利根川・江戸川有識者会議(20)
- 世界の森林問題(14)
- 温暖化問題(8)
- 中国山村報告(17)
- 自分の研究のことなど(23)
- 学問・研究(10)
- 歴史(42)
- 赤松小三郎(50)
- 松平忠固(11)
- 廃県置藩(2)
- 真田戦記 その深層(64)
- 運動論(13)
- Stop! TPP(21)
- マスコミ問題(13)
- Stop! 舛添(8)
- 郵政民営化問題(12)
- 教育(23)
- 時事問題(19)
- その他(17)