久々に訪れた湾岸地帯。
以前は大規模な写真を焼く作業があって、遠距離な場所への撮影が困難な時期があってその時に以前から撮影してみたかった湾岸地帯をよく撮影しに行ってた。
近郊の湾岸を撮影するのは、結構楽しかった。
そのもっと以前にはよく夜な夜な走ってたものでした。
最近では取り締まり強化で走ることすら困難になってしもたね。
久々の湾岸は、過激派防止とか反政府軍がどうとかで立入制限がこれまた厳しくなって釣人すら楽しめる場所が少なくなっていた。
なんとなく様変わりしていて以前のような光景とはほんの少し違っていた。またゆっくりと撮影に訪れてみたいものです。
場所によってまったく違った所もあって、すっかり大型買物店とかが出店してて道も新しく開拓されてほんと未知でした。
今回は泉南地域だったので今度は神戸のほうにも行ってみたいです。
明日は雨らしい。
天気予報ではそう告知されていた。
雨は面倒なので東京にだけよって帰るかどうか悩んだ。
最善を尽くすのが最善なので予定通りにした。
街に向かう国道はもう空いていた。 反対の車線は大渋滞だった。
朝、寒くて目が覚めるともう雨が降っていた。
予報よりも早いやないかいっ!
昼前から雨と予報されていたはずなのに・・・。
とりあえず目的地へと向かう。
本来なら雨なので小型写真機での撮影がいいのだが、何を勘違いしたのか中型写真機を背負って撮影に行ってもうた!
何百段も続く石段を登ると何故か貨物車が駐車されているのが見えた。
ひょっとしてこれは?!
やはり、解体が始まっていた。
幸運にも今日の作業は休みのようだった。
雨で気分は乗らないが撮影開始。
もう最後になると思うと雨であるのが悔やまれる。
初めてここに来た時には宇宙的な空間を感じた。
やはりその感情は今も同じだった。
錆びた建物が雨に濡れて綺麗だった。
ここでの撮影も終わり石段を下りて行く。
下部での撮影は予定ではなかったが、すでに上部では解体が始まっているので急遽、撮影再開。
やはり、そうするのが本筋だろう。
いつでも最高潮でいたいね。
雨脚はますます激しくなる。
可能なかぎり屋根のあるとこから撮影する。
またこういう日に限って、どういうわけか撮影がおもろいように快調に進むではないか。
いくらでも撮れる。
でも暗いのよね・・・。
そして撮る場所が制限される。。。
ここらの朝は冷えますなぁぁぁ。
道の駅の奥に駐車して正面きって入っちゃいました。
ひろいね。
その一言につきる。
次に行くとこもあるし、ここでどんだけぇ撮影するか考える。。。
撮影してるまに、それになりに時間も忘れ没頭してた。
建物の造りが複雑なので歩いてるうちにほとんど見てまわったような気がする・・・。が、全部は見れてない。。。
階段を登ったり下ったり。
田老のような、ぶっ潰れ感はないけど、以前にあった彦根のよか宇宙的で良かったです。
解体してたので、ここにはもう来ることができないと思うとなんだか複雑な心境です。
今日、ここで君と会ったばかりなのにね。
なんて思わず独り芝居。
電気室?がなんとも良かったです。
時代を超越した空間でした。
撮影も終わったので道の駅で軽く食事。
朝はがらんがらんだったけど、今はもう駐車場満員御礼状態。
何もないのになんでこんなに人来るんかね?
自然にかえりつつある石段を登って行く。
どういうわけか途中から階段が消えて無くなってた。。。
天然素材の斜面を登り平坦な土地にまで辿り着いた場所が目的地だった。
空中索道があった廃墟。
雰囲気は予想よりも遥かに上回ってた。
絡みついた蔦が素敵。
撮影中に雨が降ってきた。
丁度ここでの撮影が終わったので、もと来た路を滑らないように下る。
今度は反対側の駅舎へと行く。
行く道々で雨はすっかり止み、今度は太陽光が降り注ぐ先ほどとはまったく違う晴天になった。
なんやこれ!?
反対側の駅はそんなに雰囲気はなかった。。。
天気もいいのでとりあえず駅舎の屋上にて昼寝。
しばらくすっと目が覚めて撮影の続きを。
両方の駅の撮影が終わったので移動するかと思ったが、時間にも余裕があるので、さっき雨が降ってきたので最初の駅舎の再撮影をすることにした。
晴れていてもこっち側の駅舎は山影という立地条件からか暗かった。
そんでも悔いの残らないように撮影しないといかんので撮影はしっかりとせんと。
こんなとこに空中索道なんて必要やっかのかなぁ?
必要やないから廃線になったわけですが。。。
再び、街道を走り出す。
いくつかの町並みを通り越し、また谷沿いの路を走る。
目的地である街に到着した刹那、目当ての廃墟は佇んでいた。
もう夕方なので撮影はちょっと難しい。
とにかく下見でもしに行くかと側まで行ってみると、なんと解体し始めてるやないかぁ!!!
警備員がしっかり出入口を固めてるしなぁ。
まぁ、人生、世の中いろんな、さかがあるけど、まさかのさかが一番困るで。
どっか出入口があるか探してみる。
どうにか出入できそうなとこがあったが、果たしてそこはどうなのか。。。
とりあえず、今日は眠いから寝る。
そんなわけで出発出発。
最近はどうも気力がだれてしまって気合がはいらんのがいかん。
前日までどうするかうだうだとしてしまった。
いけない私。。。
気合いれて出発。
夜の高速は近頃では大型貨物車が激増して渋滞寸前。 なかなか順調に走行するこが困難な状態。 ようやく富士川に着き、ここで就寝。 のはずが、ここの休憩所は騒々しい。
うるさくて、ゆっくりと眠れない。
とにかく人の出入が激しい。
ここでの就寝は避けたほうがいいです。
朝にもなれば、さらに騒々しさも増してもう眠れない。
東名から富士山を左手に見ながら中央道に進入。
そして一般道を走る。
ここがなかなか趣向のある山道になって山を取り巻きながらいくつかの山々を越えて行く。舗装はしっかりとされているので走るのは楽でしたが、曲がりくねった路のため運転しながら気分も悪くなり・・・・。。。
睡眠不足もあって相当疲れたよ。
そしてようやく到着した東京の憩いの土地と称されるここ奥多摩山中。
なんと渓流釣もできます。
疲れたのでとりあえず駐車場で寝る。
その数分後に1人の二輪車運転手が自爆。。。
いや~~~すごい数の二輪車が集まってくるわ。
うるさいの一言ですよこの音。
私は寝たいのです。
寝かしてください。
この自爆の運転手は例によって、現場はなだらかな曲がり路でした。
憶測ではよそ見でもして壁に衝突したんだろなぁ。 意識はあるみたいだけど動くことができんみたいで現場の道路の中央で寝たままでした。
なんと巡回車はすぐに来たけど救急車が来たのは約30分後ぐらい。
そこから救急車に乗せるのに30分もかかって、負傷者は1時間も傷みに耐えながら路上で寝てたわけだな。 相当な根性いりますな。
しかし、わんさか二輪車が集まってくるけど、これって野次馬ってやつですね。これ以上にこの界隈に二輪車が騒音たてて走ってるってのは青梅街道はうるさい街道ってことになる。憩いの土地でこの音はないでしょうに。
もう眠れないので駐車場から廃墟へと。
なんか曇ってきたのが気になるな感じ。。。
高速道路での隊道。
誰もがよく目にする光景。
自身の操舵する自動車の排気音、車輪が路面を摩擦する反響音を響かせながら走るのは心地よい。つい加速器を踏み込んでしまう瞬間でもある。
踏み込めば発動機の回転数は上昇し速度は加速する。
踏み込めば踏み込むだけ加速する。
一気に加速することはわけないこと。
しかし、踏み込んだ世界へと飛び込んで行くことは困難な時もある。
その世界に向かって踏み込むことの難しさ。
また向き合い方など、正面きっていくのは勇気も度胸も必要なもの。
自分は今この薄暗い隊道の中のいるのだろうか。
何かに向かって走って行くのか、出口を探しているのか。
ある意味でどうでもいいこと。
信念さえあれば。
まだ見ぬ世界を見るためにも。
再び山間部を走り、小高い山の頂上へと。
忘れたぐらい前に来たことのある廃墟。
あれから数年の月日が経過したがほとんど変化のない様子。
ここは学徒(こんな字だっけ?)戦争時のなんかです。
なんかって何?って突っ込みはせんといて。
その時代の資料館だった廃墟。
そんなのが廃墟になってるとは考え深い。
つーか廃墟にしたらあかんでしょ。
数年前に来た時にはまだ壁の資料などが残っていたが、今回はもう何にもない空間となってた。
ここの建築設計はなんでも有名な建築家が手がけたらしいです。
とくに何ってない廃墟。。。
とにかく来たからには撮影撮影。
さっきの廃墟でもここの観光案内が散乱してた。
隣には宿泊施設の廃墟もあるけど、ここもあんまり・・・。
このまま静かに崩れていくんでしょうな・・・嗚呼無常。。。
このままではなんですから、人物撮影場所として使ってみようかと思いました。