赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

カレラとカレラで乗鞍へ

2009-08-15 13:31:11 | けった(=自転車)
というわけで、はじめて乗鞍高原温泉から畳平までのルートを走ってきた。
カレラ2で乗鞍高原まで行って、そこからはもう1台のカレラでヒーコラ...
つくづく体力のなさを実感させられた。


ガレージからカレラ2を引っ張り出し、後席にカレラを積む。
震度4の揺れにも幸い落っこちる物はなかった。


起きるのが少し遅れて豊田東ICに乗ったのが朝の6時。
松本ICを8時半ごろ降りて乗鞍方面に向かうけど、山は雲に覆われている。


乗鞍高原に着くころにはさいわい雲が切れ始めて青空が出始める。
駐車場にはもうかなりのクルマが詰め掛けていて、たくさんの人が畳平へのシャトルバス乗り場に向かっている。
ぼくの様にクルマの横でケッタを組むクライマーの姿も多い。


スタートはやはり観光協会前の駐車場。左に並んでいるのはシャトルバスを待つ人たちの行列。

スキー場前のヘアピンを曲がって登りにかかる。
前回の三本滝までの登りでの経験を生かして?序盤はとにかくペースを押さえてエンジンをあっためるのを心がける。


ゆっくりペースで途中の休憩も1回ですませ、三本滝ゲートに到着。
ゲート前では係員のおじさんたちが、一般車を駐車場に入れつつバス・タクシー・自転車を通過させている。


ゲートまでのタイムが37分。遅いけど前よりゃずいぶんよくなった。


ゲートを過ぎて左ヘアピンを曲がると登りがきつくなる。
「参考:コース図」
ちょっと止まってさっき通過したゲートを見下ろす。スキー場のゲレンデには赤紫色のヤナギランがきれいに咲いている。

このあたりから小休止が増えはじめる。
摩利支天をすぎたあたりで標高2000m。

給水と一緒に補給もしておこうと、背中のポケットから取り出した文ちゃん焼きを食べる。きのうカキ氷を食べに行ったついでに買っておいたもの
普通息が切れるほど運動しているときには食べ物なんてノドを通りそうにないものだけど、自転車のときは不思議なことにけっこうおにぎりとか甘い物がおいしく食べられる。

冷泉小屋を過ぎ、連続ヘアピン区間に入るといよいよ体力不足が露呈して苦しい苦しい。
そういやこの区間って、このあいだの「かもめ☆チャンス(ビッグコミック・スピリッツ)に出てたよなあ、なんて思いながらもヒーコラもがく。

ちなみに左曲がりのヘアピンがすごくつらい。クリッピングを過ぎてから路面がぐいっと盛り上がっていて、ヘロヘロの脚にはこの乗り越えがこたえる。


ヘアピン区間をようやくすぎて位ヶ原山荘に到着。ここではじめて雪渓が見えた。


さらに登るとさっき通り過ぎたヘアピン区間が見下ろせる。こういう景色に勇気付けられて残り5キロ先になるゴールを目指す。


宝徳霊神あたりで周りの樹が急に低くなり、ハイマツや高山植物があらわれてくる。
路肩に雪渓があったので一休みしてみたら、空気が冷たくてじっとしていると身体を冷やしてしまいそうだったので早めに出発する。


肩の小屋をすぎてカーブを曲がると、ようやく最高標高地点が見えてきた。(むこうのゆるいV字になってる峠)


やっと着いた・・・


タイムは54’47”! ではなく2時間54分47秒です。


この最高地点から畳平は鶴ヶ池を挟んですぐ近く。


東を見下ろすとスタートした乗鞍高原が遥か下界に。


南側には富士見岳。


鶴ヶ池をぐるりと回って畳平へ行ってみる。


駐車場のすぐ北には2763mの魔王岳。60メートルくらいでてっぺんに上れるので観光客もずいぶん登っていた。
こっちはもう脚がヘロヘロなので登る気力なし。


お花畑をはさんで南には不動岳。


畳平はもっとさびれた場所かと思っていたら大きな間違い。広い駐車場にシャトルバスがぞくぞく観光客を運んでくる。


土産物屋が並ぶ中に郵便局まで置かれている。記念にここからはがきを投函。


山頂付近にはあちこちに高山植物の花が。これはイワギキョウ。


高山の女王、コマクサの花はちょっと盛りを過ぎつつある。


左おくが最高峰の剣が峰。大雪渓もずいぶん小さくなっている。


大雪渓にはボードやスキーを楽しむ人たちが。滑っては担いで登る繰り返し。

さあ下界に戻ろう。登りは足がつらかったけど、下りはスピードを押さえる腕に負担がかかる。


駐車場に戻ったら、彼らの分解を始める。ペダルを外し、チェーンを切り、


クランクとサドルも外してしまう。(付けたままでも載せられるけど、傷防止のため)


フレーム先端をクッションで保護してカレ2に積み込む。

あとは恒例、せせらぎの湯で汗を流してツアーは無事完了!


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