赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

2012 マウンテンサイクリングin乗鞍 完走&自己ベスト更新!(その2)

2012-08-28 20:40:25 | けった(=自転車)
26日 日曜日、目覚ましのベルで3:45起床。
着替え・洗顔・おにぎり1個を済ませて4:30に出発。

去年と同様、道は空いているが自転車積んだクルマがあちこち。ぼくの3台前を走るのは松本市街から会場に向かう待機用の救急車。

1時間弱で会場に到着。去年同様に一ノ瀬園地方面に曲がって道ばたの空いたスペースにクルマを停める。





まだスタートまで2時間。おにぎり2個目とゼリー1パックを補給し、バイクを下してタイヤのエア調整。
近くを走って足慣らしと一ノ瀬園地のトイレの列に並んで最後の軽量化。
(この大会で困るのは会場周辺の男性用トイレがいつも行列な事)


天候は晴れ。気温は20℃を切っていて、腕と脚を出していると肌寒い。アームウォーマーは装着しレッグウォーマーはなくても大丈夫と読んで荷物に入れる。
(その後スタート前にアームウォーマーも外してポケットに入れた)

スタートは7時半、6時半にゴール受け取り用荷物を預け、落ち着くために歯磨きなどしてから7時にスタート待機場所に並ぶ。

今回のスタートはラインから20mほどの位置から。合図の数秒後には集団が動き出す。
不安だったSPD-Rの入りにくいクリートも特に手間取らずに入れることができた。



え~っ?なんか速くないですか?みなさん。

去年はもっと序盤ゆっくりだったような気が・・・単に弱気になってるこちらの気のせい?
文句言っても仕方ないのでオーバーペースにならないように付いては行くが、最初の登りから心拍は160オーバーへ。
第1区間はわりあい斜度もきつくない。速すぎる人は避け自分よりちょい速め?という人を見つけてくっついていく。

三本滝の下あたりで暖気は完了。でも先週の試走の疲れが足に残っててしんどい・・・何のための試走だったんだ?

第1チェックポイントで走りながらコップの水をもらう。少しの量だが冷え冷えの水が喉に心地よい。三本滝の通過は22分、まずまず?去年より遅い?
第2区間入った最初のヘアピンからの急斜面で早くも最終兵器の1速27Tを使うことに。

2000m越える摩利支天のバス停までは意外に早く着いた。そのひとつ上のカーブが中間ポイント、でもほんとにきついのはこの先のつづら折れ。
去年と同様にコバンザメ作戦+時々ダンシングでなんとか登って行く。心拍はときどき限界のはずの170を超えてる(220-年齢)。

急坂&つづら折れの区間に来て足の疲労が出てダンシングがかなりつらくなってきた。1速使いまくりながらなんとか後れを取らないよう、他のライダーに接触しないようによろよろ登る。
ここまで来てロングのボトルが1/4ほどしか使われていない。水を持ちすぎたかも?
山荘前の緩い斜面でボトルの水を捨てて第3区間で要りそうな分だけ残す。

第2チェックポイント、位ヶ原山荘に1時間1分台で到着。疲れ果てて入るけどおもったよりいいペース?1時間30分いけるかも?
ここでもコップの水をもらって口に含む。生き返る。ホンネ言うとここで足ついて休んじゃおうかと思ってたけど、スタッフの「がんばって」の声に止まるに止められない。

山荘すぎた長い急坂を登る途中で、昨日の駐車場で見かけた「悪魔さん」を発見。みんなにがんばれガンバレと声援を送りながら登ってる。
追い越したときこちらにも「がんばって」と声をかけてもらう。こちらからも「がんばって」ついでにもひとつエール、
 「神の祝福を!」 (喜んでいただけたでしょうか?)

森林限界を抜けてお花畑に入っていく。酸素濃度も下がってさらに苦しく、ここでも脚ついて休んでしまいたい誘惑にかられる。

その時、

「いや~ずっと同じペースですねー」
近いゼッケンナンバーの人が横から声をかけてくれた。

これがすごく助かった。

「すごい苦しいですよ~」
「でももうひと踏ん張りですよね。80無理でも90は行けるんじゃないですか?」
「そうですか?まだ90切ったことないんですよ」
「えー、だったら今日行けますよ。このペースなら」


こんな会話してまだしゃべれる体力が残ってるのに気付いた。それにこんな会話したらリタイヤなんかできるわけないじゃん?

去年より後半の粘りはなくなっている。腰を上げ下げする力もなくなってきてダンシングしてもうまく踏ん張れない。
大雪渓からの最後の登りはサイコンの時計見ながら必死。これなら90分には間に合いそう。

ゴール、手元の時計では1時間26分台か?

そのまま荷物受取の駐車場に進む。
「おつかれさまです!26分いけました?」
さっきの人とまた顔を合わせた。
いや、おかげさまで自己ベストたぶん更新です。



駐車場は今年も大混雑。



荷物をマイクロバスで受け取り、下山の列に並ぶ。



山頂は晴れ渡っているが風が強くてちょっと寒い。急いでウインドブレーカーとレッグウォーマーを身に着ける。
穂高や槍ヶ岳も見えたけど、すぐに雲がかかってしまう。



総ウッドのフレーム、リムやサドル、シートピラーまで木製。雑誌で見たけどすごく高いはず。







空は真っ青に澄み切って、まさに"乗鞍ブルー"







ゴールした者、下山する者、互いに健闘をたたえあう。



駐車場はバイクでいっぱい。





ゴールを見下ろす大黒岳、コマクサはこの時期もう盛りを過ぎてしおれかかってる。





これがゴールライン。足首のセンサーを読みとって電子計時。



それでは下山しましょう。





位ヶ原山荘がずっと下に見える。あそこから登ってきたのかと思うと感慨深い。休まなくてよかった・・・



大雪渓近くまで下ってちょっと写真撮影。今日も夏スキーのファンが登ったり下ったり。





登る人と下る人がコースにいっぱい。 「見ろ、人がゴミの(ry」 それにしても天気が良くてなによりだった。


無事に下山完了。

メイン会場の大駐車場に着いて、地元のおかあさんたちがふるまってくれるスイカをいただく。
普段あまり好きではないスイカが染みわたるようにうまい。

あちこちの看板にあるQRコードを携帯で読み取って自分のゼッケンナンバーを入力するとタイムとクラス順位がその場でわかる。
おおっ!やっぱり、1時間26秒台デタ~!

前回の正式タイムが1時間38分台、翌9月の再挑戦で出た自己ベストタイムが1時間32分25秒、不調だと思っていたけど6分以上短縮できた。ただただ素直にうれしい・・・

受付でゼッケン見せると完走証がその場でもらえる。(去年は後日郵送だった)



表彰式や閉会式もおこなわれるけどパスして、まずはアランをルーフに載せて下の集落の「いがや」に走る。



12時ちょっと前、まだそれほど混んでない。関係者が食事に詰めかける前に店に来ておいてよかった。
今日は"そば定食"といつものそばおやきをいただく。
そば定食というのはざるそば+ぶどう葉寿司+小鉢がふたつ。汗をたっぷりかいた体に野沢菜やおやき他のしょっぱさが何よりうれしい。

食事を終えたらこれまた恒例に従って「せせらぎの湯」で汗を流して着替え。
あとはアランをたたんでポルシェの後席に詰め込み、意気揚々と帰路に就く。

しかしここからが思ったより大変だった・・・

県道を梓湖方面に下っていくと国道158との合流前が長ーい渋滞。湖畔の信号で車列が詰まってしまうので逃げようがない。
(乗鞍温泉から乗鞍林道を白樺峠方面になんかして抜ければよかったらしい)

国道に出て松本ICまでは順調。高速に乗ってからもしばらくは快調。
ところが中央道の伊北あたりで事故渋滞。下界に降りて気温も上がっている。ノロノロになっててきめんに油温が上昇。



事故渋滞という事だったが先頭には何の痕跡もなく、なにもないままに再びスピードを回復。

駒ケ根のSAでトイレ休憩、しかしその先ではまた重体と聞いていたので早めの腹ごしらえをしておくことにする。
ここへきたらやはり食べるのは"ソースかつ丼"!このSAではオーダー入ってからカツを揚げるのでちょっと待たされる。でもやっぱり揚げたてはウマ~イ!

しばらく減量のために油の少ない食事ばかりだったので、熱々の衣に染みた油がうまくてタマラン。

幸せをかみしめてふたたび走り出す。飯田山本ICの先でまたも事故渋滞の知らせ、さらに恵那山トンネル抜けると20キロ超える恒例の渋滞が・・・

これ以上の渋滞は左足も油温もつらい、飯田山本で降りてR153で治部坂~伊勢神~足助の山越えルートを取る。
信号もなく流れは速い、順調に距離を稼いで20時チョイすぎには無事帰還。

ビールがうまい!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿