
というわけで、好天の乗鞍から無事帰還。
帰りの中央道ではにわか雨にも降られたけれど、はじめての”聖地巡礼”は天候に恵まれてホントにラッキーだった。

金曜の夜、いそいそと荷造り。ウェア、タオル、ウィンドブレーカーなどなど。
今回ポルでは初めてのETC使用。いままで装着しただけで遠出していなかった。
朝の5時すぎに家を出発。カード差込をしっかり確認して東ICを無事通過。
7時過ぎに松本ICを降りて西に向かう。

松本電鉄の新島々駅を過ぎたあたりから、山が両側に迫ってくる。
梓湖を過ぎて乗鞍高原に入ると、青空の向こうに雪を残した乗鞍が。

ここから高原温泉の街をそのまま通過して、まずはエコーラインの閉鎖ゲートまで一気に登る。

積み込んだ自転車がガタつかないようにチェックしておいたおかげで、温泉街からゲートまで気持ちのいいワインディングを堪能。

ひとまず現在上がれる最高点。標高約1800m
来月になればゲートがオープン(ただし一般車両は通行禁止)されて、自転車なら2720mの畳平まで自分の脚で上がれる。
じゃあなんで7月になってから来なかったのか?というと、
理由は簡単。フルコース登りきる自信がなかったから!
一番上までいけるのに途中でヘバってひき返したら”負け犬感”ひしひしになってしまうけど、いまならゲートで閉鎖されてるんだから、とりあえず行けるとこまでは行ったと自分に言い訳できるでしょ?
とはいえフルコースの1/3なら自分でも、なんて甘く見てたのがとんでもないことだったと後々実感する羽目に・・・
ゲート横の駐車場は明日6/21(日)のマラソン大会用に会場設営中。
(今日になって検索してみたら、山頂まで登って降りるすさまじいマラソン大会らしい。今日の天候は大丈夫かな?)


8月30日開催のマウンテンサイクリングin乗鞍の備品が使われてる。
専用のクルマ止めやテープが作られるくらい重要なイベントになってるってことか。
ここから再び温泉街へとゆっくり下る。これから自分が登るコースなのでなるべく様子を把握しようと思ったけど、
結局ずーっと7キロ・標高差350mをひたすら登るってことだけわかった...

観光センター前の駐車場でケッタを組む。

荷物はクルマにおいて最小限のものだけ持って登る。右上から時計回りに、
スペアチューブ・タイヤレバー入りサドルバッグ
ポルシェのキー(手持ちで一番軽いエマージェンシー用)
CO2タイヤポンプヘッド
CO2ボンベ1本
糖質補給用おにぎり1個
サイフ
ほかに水ボトルは500mlを1本、ハンドタオルとデジカメも。


マウンテンサイクリングin乗鞍と同様に、観光センター前からスタート。
8時過ぎでまだあまり観光客も自転車クライマーも見当たらない。
はじめはスキー場までゆるい坂道。ここでウォームアップしておいてヘアピン以降はいよいよ登り。
あっというまに心拍数計はレブリミットまで上昇し、早くも来なきゃよかったかもモードに

1キロ地点の展望のいいヘアピンですでに心折れかけ状態。ふらふらになってヘタリ込みそうだったけど、クルマ止めて写真撮ってる人がいたので、なるべくさりげない風をよそおいつつ休憩。
ここからゴールまで写真がありません・・・ 撮ってるゆとりゼロ
2キロポイントのすずらん橋、2.5キロの国民休暇村まで、500m走っちゃちょっと休みをくりかえして何とか登る。
3キロ過ぎたあたりからようやく?エンジンがあったまったのか脳がマヒしてきたのか、休憩の間隔が長くなってきてゆっくりだけど距離を稼げるようになってきた。
気がついたらオドメーターが7キロ近くなっていて、スキーリフトが見えたと思ったらあっけなく?三本滝ゲートが見えてきた。
やっと着いたと思った瞬間?がくんと脚が動かなくなり、残り100mが重いこと重いこと。
下りて休みたかったけど登山客が駐車場周辺にいるのでこれまたさりげなく?苦しい顔を見せないようにゲートまでこぐ。
ゲートの向こうに自転車が?!
到着~
やっぱ運動不足のおっちゃんが、いきなり練習もせずに来るにはちょっと早かったかも?
走り出す前のウォームアップもしっかりやっとかなきゃいけないか。
ちなみにおととしの記録を見ると、優勝者はこの3倍のフルコースを0:57:15で優勝してます!
当方、ここに着くまで走行だけで30分、休憩でへたり込んでた時間も合わせると1時間近くかかってる。

一息ついてサイコンを確認。オドメーターは7.44km。まだ心拍数は145までしか下がっていない。
ゲート横の駐車場で休憩していると、自転車をもってゲートを突破しているカップルが。

ゲート横のすきまを回って向こうに抜けているらしい。みれば背中にはスノーボード。
駐車場までクルマで上がって、ここから上の雪渓まで登ってスノボを楽しむつもりらしい。
雪渓まではシャトルバスが運行されてて(バス通行時ゲートは開く)、春スキーやボーダーはそれを使って上がるそうだけど、ここから雪渓までどれくらい登るんだろう。
これをみて自分もマネしてゲートを越えてみたんだけど、ちょっと登った左ヘアピンから斜度が急になりだしていて、それ以上登るのは今の自分にゃ無理と判断して引き返した。
さてどんよりと休憩していたら標高のせいからくる風の涼しさで体が案外冷えてくる。
じつは前の晩の荷造りでまちがって長袖ジャージを持ってきてしまって、登っているときには汗が溜まる感じでうれしくなかったのだけど、上に上がって風に当たったり下りで体の熱が冷めるのを感じてみると、長袖で正解だったかもしれない。
じっとしていても体が冷えてしまうし山を下ることにする。

下りは余裕で写真も撮れる。
時間も10時過ぎて登ってくるバイクが増えてきた。こっちは下りなのであいさつするにも余裕アリ。

すずらん橋まで降りるとバスでやってきた写真愛好会?ツアーの人々が一斉にならんで撮影中。

カラマツの緑の中を気持ちよく駆け下りてきて、スタート地点に戻って次のプランを考える。まだ時刻は11時前、昼には早いし温泉行くにしてもまだ時間はたっぷり余ってる。


駐車場脇で見かけた変わった形の建物。なんだろうと近づいてみると。

コウモリ専用住宅だった。
なんとなく帰りそびれた感じで、ひまつぶしにそこらへんをウニカでうろうろしていたんだけど、気分が高揚しているせいか、もうちょっとだけ登りを練習してから帰ろうかなと、行けるとこまで登ってみることにした。
はじめはそんなに上まで行く気はなくて、もう少し写真でも撮って引き返そうと思っていた。
休暇村で空になったボトルへの補給ついでに、頭から水をかぶったり脚にも水をかけて汗を落としていたら、なんだか1回目より疲れているはずなのにそこから先が案外楽に感じられる。
あれ?なんだか思ったよりいけそうだぞ?なんて感じながらそのまま息が切れないくらいのペースでこぎ続けていたら、いつのまにか2本目ゴール。
走行時間も1本目より短かった上、休憩が少なかったので今度は合わせて40分くらい。
(走れる人ならノンストップでずっと早いけど、今のぼくにはこの辺が限界)

帰り道、キャンプ場入口にて小休止。
ウグイス・カッコウ・ホトトギスの鳴き声がすぐ近くから響いて来るし、他にもいろんな鳥がそこかしこで姿を見せる。バードウォッチャーでなくても楽しめる。

温泉周辺の地名は「鈴蘭」。高原で鈴蘭なんてできすぎた地名だなあと思っていたら道の脇には本当に鈴蘭がいっぱい生えていた。花はもう終わり?
2本走るとは自分でも予定してなかったので、今日の脚はさすがに売り切れ!

バイクをばらしてポルシェに積み込む。
あとは昼メシと温泉が今日のメニュー。ちょうど時間もいいので近くの蕎麦屋で炭水化物を補給しよう。
と思ってしばらく道を下ってみたら、お目当てだった「中之屋」という店がなぜか本日休業。
しかたなくすぐ近くにあるという「いがや」という区営の店に行ってみる。メイン通りからの交差点がわからず行き過ぎたりしたが、地図を頼りに細い路地を進むとクルマが何台か止まっているのを発見。

店の中は8分くらいの入り。くどいものはあまり欲しくなかったので「ざる」と「おやき」を頼む。

サービスで出される野沢菜をつまみながら蕎麦が来るのを待つ。
汗をかいた後なので塩分がうれしい。

まずは「おやき」が来た。普通のおやきと違って中に具は入ってない。本体も小麦粉ではなくてそば粉らしい。丸い蕎麦がきにネギ味噌をのっけて焼いたようなもの。
箸でちぎってみると中は蕎麦がき風にもっちりしていて、しょっぱい信州味噌とあわせて食べるとなかなかよろしい。

蕎麦が来た。からだが塩分と糖質を欲しがってるところにぴったりの食いもの。
あっというまに平らげて、つゆも蕎麦湯で割って全部いただく。
うまかった~
ごちそうさまと会計を頼んだら、
「選手の方みたいだからおやきはサービスしときますね」
いえ、あの、ジャージは着てますけど選手なんかじゃないです。ただのしがない町人です。とも言えずありがたくおやき分まけていただくことに。
ありがとう、おばちゃん。そしてすまんかったおばちゃん。
蕎麦を食いながら、「蕎麦は美味いがおばちゃんには愛想がない」とブログに書こうなどと考えていた俺を許してください...
腹も落ち着いたので風呂に入ってさっぱりしよう。

蕎麦屋のある「いがやスキー場」から「乗鞍高原温泉地区」に戻り、「コロナ連絡所」バス停そばにクルマを停める。

道の反対側の砂利道を下ると、

こんな注意看板が。ゴメンなさい、駐禁違反です。次回からは別の場所に停めます。

公共浴場「せせらぎの湯」。乗鞍に来たら必ず立ち寄ることにしてる。
右が男湯、左が女湯。湯船は1坪ないくらいで4人で満員、四方のうち2方がオープンのセミ露天風呂。
地元の方が運営しているきれいであったまる総木造のお風呂(無料)。
真っ白で硫黄臭いお湯に浸かりながら今日の登りで疲れきった体をゆっくりほぐす。
これで今日の予定は全て終了。
ほんとうはここからひと山越えた白骨温泉にも行くつもりだったんだけど、予定外の2本目で疲れていたので、まだちょっと早かったが山を下って松本に向かうことにした。
あちこちにある峠の中でも特に評価の高い乗鞍、途中までだったけどいい天気で楽しむことが出来て本当に満足。
食べるものも美味いし温泉も気持ちいいし、ETC割引で高速料金も安く済む。
また機会があったらぜひ来たい。
もうちょっと脚を鍛えて、はやく畳平まで登れるようになりたいねえ。
おまけ

この辺の温泉に入るとシルバー製品はすぐに真っ黒に。
変色が嫌な人はあらかじめ外しておきましょう。
おまけその2

せせらぎの湯そばにある「湯畑」。
温泉の湯から湯の花を取るための設備。ここのお湯は本当に白くて、湯の中に白い湯の花がふわふわ漂っているのが見える。
帰りの中央道ではにわか雨にも降られたけれど、はじめての”聖地巡礼”は天候に恵まれてホントにラッキーだった。

金曜の夜、いそいそと荷造り。ウェア、タオル、ウィンドブレーカーなどなど。
今回ポルでは初めてのETC使用。いままで装着しただけで遠出していなかった。
朝の5時すぎに家を出発。カード差込をしっかり確認して東ICを無事通過。
7時過ぎに松本ICを降りて西に向かう。

松本電鉄の新島々駅を過ぎたあたりから、山が両側に迫ってくる。
梓湖を過ぎて乗鞍高原に入ると、青空の向こうに雪を残した乗鞍が。

ここから高原温泉の街をそのまま通過して、まずはエコーラインの閉鎖ゲートまで一気に登る。

積み込んだ自転車がガタつかないようにチェックしておいたおかげで、温泉街からゲートまで気持ちのいいワインディングを堪能。

ひとまず現在上がれる最高点。標高約1800m
来月になればゲートがオープン(ただし一般車両は通行禁止)されて、自転車なら2720mの畳平まで自分の脚で上がれる。
じゃあなんで7月になってから来なかったのか?というと、
理由は簡単。フルコース登りきる自信がなかったから!
一番上までいけるのに途中でヘバってひき返したら”負け犬感”ひしひしになってしまうけど、いまならゲートで閉鎖されてるんだから、とりあえず行けるとこまでは行ったと自分に言い訳できるでしょ?
とはいえフルコースの1/3なら自分でも、なんて甘く見てたのがとんでもないことだったと後々実感する羽目に・・・
ゲート横の駐車場は明日6/21(日)のマラソン大会用に会場設営中。
(今日になって検索してみたら、山頂まで登って降りるすさまじいマラソン大会らしい。今日の天候は大丈夫かな?)


8月30日開催のマウンテンサイクリングin乗鞍の備品が使われてる。
専用のクルマ止めやテープが作られるくらい重要なイベントになってるってことか。
ここから再び温泉街へとゆっくり下る。これから自分が登るコースなのでなるべく様子を把握しようと思ったけど、
結局ずーっと7キロ・標高差350mをひたすら登るってことだけわかった...

観光センター前の駐車場でケッタを組む。

荷物はクルマにおいて最小限のものだけ持って登る。右上から時計回りに、
スペアチューブ・タイヤレバー入りサドルバッグ
ポルシェのキー(手持ちで一番軽いエマージェンシー用)
CO2タイヤポンプヘッド
CO2ボンベ1本
糖質補給用おにぎり1個
サイフ
ほかに水ボトルは500mlを1本、ハンドタオルとデジカメも。


マウンテンサイクリングin乗鞍と同様に、観光センター前からスタート。
8時過ぎでまだあまり観光客も自転車クライマーも見当たらない。
はじめはスキー場までゆるい坂道。ここでウォームアップしておいてヘアピン以降はいよいよ登り。
あっというまに心拍数計はレブリミットまで上昇し、早くも来なきゃよかったかもモードに

1キロ地点の展望のいいヘアピンですでに心折れかけ状態。ふらふらになってヘタリ込みそうだったけど、クルマ止めて写真撮ってる人がいたので、なるべくさりげない風をよそおいつつ休憩。
ここからゴールまで写真がありません・・・ 撮ってるゆとりゼロ
2キロポイントのすずらん橋、2.5キロの国民休暇村まで、500m走っちゃちょっと休みをくりかえして何とか登る。
3キロ過ぎたあたりからようやく?エンジンがあったまったのか脳がマヒしてきたのか、休憩の間隔が長くなってきてゆっくりだけど距離を稼げるようになってきた。
気がついたらオドメーターが7キロ近くなっていて、スキーリフトが見えたと思ったらあっけなく?三本滝ゲートが見えてきた。
やっと着いたと思った瞬間?がくんと脚が動かなくなり、残り100mが重いこと重いこと。
下りて休みたかったけど登山客が駐車場周辺にいるのでこれまたさりげなく?苦しい顔を見せないようにゲートまでこぐ。

到着~
やっぱ運動不足のおっちゃんが、いきなり練習もせずに来るにはちょっと早かったかも?
走り出す前のウォームアップもしっかりやっとかなきゃいけないか。
ちなみにおととしの記録を見ると、優勝者はこの3倍のフルコースを0:57:15で優勝してます!
当方、ここに着くまで走行だけで30分、休憩でへたり込んでた時間も合わせると1時間近くかかってる。

一息ついてサイコンを確認。オドメーターは7.44km。まだ心拍数は145までしか下がっていない。
ゲート横の駐車場で休憩していると、自転車をもってゲートを突破しているカップルが。

ゲート横のすきまを回って向こうに抜けているらしい。みれば背中にはスノーボード。
駐車場までクルマで上がって、ここから上の雪渓まで登ってスノボを楽しむつもりらしい。
雪渓まではシャトルバスが運行されてて(バス通行時ゲートは開く)、春スキーやボーダーはそれを使って上がるそうだけど、ここから雪渓までどれくらい登るんだろう。
これをみて自分もマネしてゲートを越えてみたんだけど、ちょっと登った左ヘアピンから斜度が急になりだしていて、それ以上登るのは今の自分にゃ無理と判断して引き返した。
さてどんよりと休憩していたら標高のせいからくる風の涼しさで体が案外冷えてくる。
じつは前の晩の荷造りでまちがって長袖ジャージを持ってきてしまって、登っているときには汗が溜まる感じでうれしくなかったのだけど、上に上がって風に当たったり下りで体の熱が冷めるのを感じてみると、長袖で正解だったかもしれない。
じっとしていても体が冷えてしまうし山を下ることにする。

下りは余裕で写真も撮れる。
時間も10時過ぎて登ってくるバイクが増えてきた。こっちは下りなのであいさつするにも余裕アリ。

すずらん橋まで降りるとバスでやってきた写真愛好会?ツアーの人々が一斉にならんで撮影中。

カラマツの緑の中を気持ちよく駆け下りてきて、スタート地点に戻って次のプランを考える。まだ時刻は11時前、昼には早いし温泉行くにしてもまだ時間はたっぷり余ってる。


駐車場脇で見かけた変わった形の建物。なんだろうと近づいてみると。

コウモリ専用住宅だった。
なんとなく帰りそびれた感じで、ひまつぶしにそこらへんをウニカでうろうろしていたんだけど、気分が高揚しているせいか、もうちょっとだけ登りを練習してから帰ろうかなと、行けるとこまで登ってみることにした。
はじめはそんなに上まで行く気はなくて、もう少し写真でも撮って引き返そうと思っていた。
休暇村で空になったボトルへの補給ついでに、頭から水をかぶったり脚にも水をかけて汗を落としていたら、なんだか1回目より疲れているはずなのにそこから先が案外楽に感じられる。
あれ?なんだか思ったよりいけそうだぞ?なんて感じながらそのまま息が切れないくらいのペースでこぎ続けていたら、いつのまにか2本目ゴール。
走行時間も1本目より短かった上、休憩が少なかったので今度は合わせて40分くらい。
(走れる人ならノンストップでずっと早いけど、今のぼくにはこの辺が限界)

帰り道、キャンプ場入口にて小休止。
ウグイス・カッコウ・ホトトギスの鳴き声がすぐ近くから響いて来るし、他にもいろんな鳥がそこかしこで姿を見せる。バードウォッチャーでなくても楽しめる。

温泉周辺の地名は「鈴蘭」。高原で鈴蘭なんてできすぎた地名だなあと思っていたら道の脇には本当に鈴蘭がいっぱい生えていた。花はもう終わり?
2本走るとは自分でも予定してなかったので、今日の脚はさすがに売り切れ!

バイクをばらしてポルシェに積み込む。
あとは昼メシと温泉が今日のメニュー。ちょうど時間もいいので近くの蕎麦屋で炭水化物を補給しよう。
と思ってしばらく道を下ってみたら、お目当てだった「中之屋」という店がなぜか本日休業。
しかたなくすぐ近くにあるという「いがや」という区営の店に行ってみる。メイン通りからの交差点がわからず行き過ぎたりしたが、地図を頼りに細い路地を進むとクルマが何台か止まっているのを発見。

店の中は8分くらいの入り。くどいものはあまり欲しくなかったので「ざる」と「おやき」を頼む。

サービスで出される野沢菜をつまみながら蕎麦が来るのを待つ。
汗をかいた後なので塩分がうれしい。

まずは「おやき」が来た。普通のおやきと違って中に具は入ってない。本体も小麦粉ではなくてそば粉らしい。丸い蕎麦がきにネギ味噌をのっけて焼いたようなもの。
箸でちぎってみると中は蕎麦がき風にもっちりしていて、しょっぱい信州味噌とあわせて食べるとなかなかよろしい。

蕎麦が来た。からだが塩分と糖質を欲しがってるところにぴったりの食いもの。
あっというまに平らげて、つゆも蕎麦湯で割って全部いただく。
うまかった~
ごちそうさまと会計を頼んだら、
「選手の方みたいだからおやきはサービスしときますね」
いえ、あの、ジャージは着てますけど選手なんかじゃないです。ただのしがない町人です。とも言えずありがたくおやき分まけていただくことに。
ありがとう、おばちゃん。そしてすまんかったおばちゃん。
蕎麦を食いながら、「蕎麦は美味いがおばちゃんには愛想がない」とブログに書こうなどと考えていた俺を許してください...
腹も落ち着いたので風呂に入ってさっぱりしよう。

蕎麦屋のある「いがやスキー場」から「乗鞍高原温泉地区」に戻り、「コロナ連絡所」バス停そばにクルマを停める。

道の反対側の砂利道を下ると、

こんな注意看板が。ゴメンなさい、駐禁違反です。次回からは別の場所に停めます。

公共浴場「せせらぎの湯」。乗鞍に来たら必ず立ち寄ることにしてる。
右が男湯、左が女湯。湯船は1坪ないくらいで4人で満員、四方のうち2方がオープンのセミ露天風呂。
地元の方が運営しているきれいであったまる総木造のお風呂(無料)。
真っ白で硫黄臭いお湯に浸かりながら今日の登りで疲れきった体をゆっくりほぐす。
これで今日の予定は全て終了。
ほんとうはここからひと山越えた白骨温泉にも行くつもりだったんだけど、予定外の2本目で疲れていたので、まだちょっと早かったが山を下って松本に向かうことにした。
あちこちにある峠の中でも特に評価の高い乗鞍、途中までだったけどいい天気で楽しむことが出来て本当に満足。
食べるものも美味いし温泉も気持ちいいし、ETC割引で高速料金も安く済む。
また機会があったらぜひ来たい。
もうちょっと脚を鍛えて、はやく畳平まで登れるようになりたいねえ。
おまけ

この辺の温泉に入るとシルバー製品はすぐに真っ黒に。
変色が嫌な人はあらかじめ外しておきましょう。
おまけその2

せせらぎの湯そばにある「湯畑」。
温泉の湯から湯の花を取るための設備。ここのお湯は本当に白くて、湯の中に白い湯の花がふわふわ漂っているのが見える。
天気もまずますで気持ち良さそうです。
実は梅雨時でも乗鞍辺りは天候が安定しているらしいですね。
自転車の上りは大変そうです。
でもトレッキングもですが、最初の30分位はとても疲れて山に来た事を後悔したりしますが、その後調子が出て来たりしますね。
ここのそば屋さん、大きな水車があるところですね!
実は先月、私も立ち寄りましたがジャージ着てなかったので、おやきのサービスは残念ながらありませんでしたが・・・
結構、きつそうな感じでしたが、軽くこなしてきたって印象ですね。
体力があってうらやましいです。
しかし、しがない町人って(;´Д`)
なんか、雰囲気が伝わってきて爆笑してしまいました。
景色も空気も良さそうで、一度は、行きたいって
思います。
>最初の30分位はとても疲れて山に来た事を後悔したりしますが、その後調子が出て来たりしますね。
わたしもこれだったのかもしれません。ほとんどウォームアップなしで動き出しちゃったから、心臓と脚の動き出すタイミングがずれちゃったかも?
こういうのも慣れてないのでペースがつかめなかったようです。
蕎麦屋さんんは水車ありました。今度からあっち行くときは、クルマでもサイクルジャージを持っていこうかな。
すなよしさん、
>軽くこなしてきたって印象ですね。
とんでもねーです。最初の1キロはほんとに吐くかと思いましたよ。本気で帰ろうかなと。
通勤でちょこちょこ乗っていても、ちゃんとした坂に挑むのはこれがほぼはじめてだったので、いきなりレッドゾーンに入ってしまいました。
もうちょっと鍛えないとゲートから上にはいけないです。
ところで乗鞍ですけど、たしかに空気もいいですし温泉もいろいろあるし、バイクでツーリングに来てる人も多かったです。
ぜひ機会があったらおこし下さい。
信州には他にもハチの子などのムシ料理もありますから、ムシ嫌いな人は佃煮系は要注意かも知れませんね。
今の時期の乗鞍は雨さえなければとても気持ちいい時期です。よろしかったらぜひ!