「どうしたの?お兄さん。急に弾くのを止めたら驚くじゃない。」
という感じの顔でこっちを見る。毎日聴いてりゃあ慣れるモンなのかな。
市内で一番安いガソリンスタンドには列が出来てたね。オレも安いうちに入れようかと思ったが、この間ほぼ満タンにしてからほとんど減ってないので止めた。郊外のジャスコへ行って反対方向の地元スーパーに寄ってやく10キロだった。毎日は車に乗らないから満タンにすると一ヶ月以上はもつ。以前は春になったら近くの行楽地へ出かけたりしてたがそれもやらなくなったなあ。高速道路にはこの間、って言っても去年の秋だったけど、数年ぶりに走ってスゲエ緊張した。情けねえ。田舎の空いてる高速道路走ったぐらいで。今じゃもう怖くて首都高なんか走れないな。昔は毎日走ってた時もあったんだが。
そういうワケで週に何日かの買い物に使うぐらいか。近くの市街地の店が次々と閉店して、代わりに郊外にガンガン建つ。自転車や徒歩で行ける距離じゃない。10キロを自転車は無理だわオレには。ちょっと重いものや大きいものなども車が無いとスゴく困る。自分が高齢者になって運転が出来なくなったらこの町で暮らせるのかと思う。少子化と言いながらまったく逆の方向へ開発が進む。地方は車が無いと暮らせない。タクシーを使えば良いという意見があるが、そういうコトをぬかす奴は実際に一ヶ月ぐらいそういう生活をしてから言え。そこら中タクシーが走り回ってる東京とタクシー乗り場にタクシーがまったく来ない田舎と一緒にするんじゃない。
通勤に使う人は厳しいかも知れない。交通費は全額出るもんだがこの田舎じゃそういう真っ当な会社ってあるのかな?
何よりも通販でアマゾンとかが送料無料を止めるんじゃないかとそれが心配だ。アラブのバカヤロウが原油は200ドルも有り得るなんてふざけた事をぬかしやがってるが、世界経済が破綻するだろ。アメリカの天才が早く核融合炉作り出さないかなあ。いずれにしろ石油は無くなるわけだからこれはこれで良いのかも知れない。いきなりある日突然に石油が出なくなるよりこうやってバカ高くなって代替エネルギーを考え始める期間があった方が遥かにマシだろうし。
それにしてもまだ爆睡してるよ。オレの布団の上で。オマエが寝ると布団が毛だらけになるんだよ。まるで動物園だなオレんちは。まあ好きでやってる事だから別に良いんだが。