らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

復興に必要なこと

2017年03月11日 14時13分26秒 | 日記
 
夢みる頃を過ぎて

 海外進出 サムラゴウチ氏庭の残雪がずいぶん溶けたなあ、と思ったのもつかの間。猛烈な寒波到来。去年とまったく同じパターン。まあこれが最後の寒波だと思うけど、もう3月......
 

震災から6年、という見出しが踊る。それも今日までだ。マスコミは明日にそんなことは忘れて、というか気にとめることもなく一年が過ぎるのだな。
しかし、現実にはいつまでたってもこの震災は人の記憶から絶対に薄れることはない。もちろん悪い意味でだ。復興の足かせの意味でだ。
被災者の方にはもちろんだが、直接被害のなかった地域の人にも大きな影響を与え続けている。
東北全体がこの震災からの影響を受け続けているのだ。

津波の被害は無論だが、やはり原発の事故の影響が大きい。福島の米が売れないと嘆いていたが、実は売れないのは福島の米だけではない。
テレビは言わないが、東北全体の米が売れなくなっている。首都圏で。代わりに北海道や西日本の、昔ならというか6年前まではあまり見かけなかったであろう地域の米が首都圏で売れ始めた。
福島の食材は問題ない、といくらテレビ新聞が言ってもそんなことを信用する人は少ない。
それどころか福島を含む東北の食材全体が敬遠される始末だ。原発で東北全体が汚染されたとでも思ってるんのだろうか。

風評被害は東北全体に及ぶ。福島が東北地方に含まれる間、他の東北5県は風評被害に悩まされ続ける。
僕は思うんだが、もし福島が北関東というエリア区分だったらどうだったろうね。東北の米が売れなくなるなどという事は無かったと思うんだが。
逆にもしそうだったら関東の野菜などは大打撃だったろうけれどね。 

震災から何年経とうが福島原発問題が解決しない間は福島を含む東北全体が風評被害に悩まされることになる。
人口問題もそうだが、この原発の風評被害は該当地域がどうにかできる問題ではない。

たった一度の事故が取り返しのつかない事になる。それが原発事故だ。
津波に襲われてもその後に町は復興出来る。東北の太平洋沿岸地帯はかつて何度も大津波に襲われて大きな被害を出している。
それでも復興してきたが、原発事故からは復興出来ない。一度の事故が致命傷になった。それが原発事故だ。
原発のあるその街だけの被害では収まらない。東北全体が不治の病にじわじわと蝕まれていく。 それが原発事故だ。
今東北ではそれを嫌と言うほど実感させられている。

なぜ米が売れなくなったのか?というNHKローカル枠の特集があった。
一言も福島原発事故の話には触れなかったが、東北の米の代わりに北海道の米が売れているという首都圏のスーパーの話で分かった。 
なんでも味が良くなったんだとか。東北の米の味が飽きられて新しい北海道のや九州の米に市場を奪われたという話の持っていき方だが、ウソだろ。
新潟の米はどうして飽きられないのだ?魚沼産のコシヒカリなんぞは出回ってるかなりの割合が偽物らしい。生産量の10倍だかの量が売られてるらしいからね。

イタリアのオリーブオイルもそう。ほとんどが偽物だという話だ。
見分ける簡単な方法がある。オリーブオイルは低温だと固まるのだ。もし冷蔵庫に入れてもサラサラのままなら偽物だ。 
そんな話を思い出してウチにあるオリーブオイルを見たら、二本のうち一本がなんと白く固まってる。冬は相当に寒いからね。
ということは、片方は偽物で片方は本物なのかな?

各地で起きていた陰湿ないじめ。何が絆だ。何が東北大好きだ。日本人の本質が垣間見れる実に不愉快な話ばかりじゃないか。 
まあ、あの震災を忘れないという意味では見事に人々の記憶に嫌と言うほど残ってるわけだけれどね。
原発事故が収束することなどはない。おそらく画期的な処理方法でも見つからない限り未来永劫に福島と福島を含む東北地方は風評被害に悩まされることになる。
あれから何年とかそういう話すらも止めた方が良いかも知れないね。

ありていに言えば、人々の記憶からあの震災とともに原発事故のことが忘れ去られることが復興には大事なのかも知れない。

 


 

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