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スパイダーウィックの謎

2008-04-30 | 劇場映画れびゅー
ケネディー/マーシャルのファミリー向け映画なので、きっとそこそこ以上には面白いんだろうと想像していたのですが、またまたほとんどの映画館で吹き替えのみの上映。
混んでて面倒くさいけど、字幕版を求めて梅田のTOHOで『スパイダーウィックの謎』を観てきました。
★★★

ケネディー/マーシャルの手がけたこの手の映画にはハズレが無いね。

今回、何が謎ってフレディ・ハイモアが二人居る事が一番の謎でした。
予告編だけを観てた感じでは、まさかのサプライズ。
「え?あの子って双子だったの?」って、10分くらいじっと二人を見比べてしまいましたよw
久々に一本取られた、良い予告編でした。

フレディ・ハイモアと言えば、『ネバーランド』でファンタジーを信じない子供を演じて以来、ファンタジーにどっぷり浸かった役ばかりで、今回なんかは予告編だけを観ている上ではつい先日の『アーサーとミニモイの不思議な国』とプロットも似てる感じ。
なので、「なんだかなぁ」と思っていたのですが、家で異世界とのコンタクトの方法を発見するまでの件はやっぱ彷彿とする。
でも、これってファンタジー映画で一番多い手法だし、ケネディー/マーシャルの『グーニーズ』もこんな始まり方だった事を考えれば、見せ方は全く違ったし「アリ」かなぁ。

母と三人の子供達とのストレスの溜まる関係は、観ているだけでイライラ。
ご都合主義、リアリティーに欠けるなんて言葉は、ケネディー/マーシャルのアドベンチャー映画には無意味だし、その辺の曖昧さが80年代から続く夫婦のプロデュース作の味のはず。
なのに、この映画は母親の苛立ちと、ジャレッドの怒りについてリアル過ぎるので、家族間にトラブルの有る親子で観るにはあまり良い映画とは思えません。
楽しんで観れませんよ、きっと。

その辺の不安さえ解消出来れば、結構楽しめる、アイデアに溢れたファンタジー映画です。
あまりに自然過ぎたのと、ストーリー自体の楽しさも有って、途中から二人のフレディー・ハイモアの事なんてすっかり忘れて観てました。

エンドロールの音楽、最後は尺が余りすぎたのか、酷い間の繋ぎっぷりです。



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