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新作映画の満足度は最高★5つで表示

フォックスキャッチャー

2015-02-20 | 劇場映画れびゅー
アカデミー賞5部門ノミネートと言う情報だけで『フォックスキャッチャー』を観てきました。
★★★★

全くどんな映画か知らずに観始めて、除々に不気味さを増していく怪物ジョン・デュポンの闇の方がこの映画の核なのだと言う事に気付くまでは、主演のチャニング・テイタムの脳筋役の役作りにばっか注目して観ていました。
そして、観終わるまで不気味にジョン・デュポンを演じていたのが、特殊メイクをしたスティーブ・カレルだっただなんて全く気づきませんでした。
もうね、色んな意味で騙されまくり。日本では全く無名に近いけど、アメリカでは超有名なジョン・デュポンを描いている訳だから、そう言う映画じゃないはずなんだけど、違う楽しみ方をしてしまった。

レビューを書くまでの間に、WEBでジョン・デュポンについて調べて色々と納得しました。

役作りの上で、微妙に顔の特徴とかを寄せる特殊メイクをしているようですが、これってあんまり流行らないで欲しいな。

ネタバレ
序盤の展開が若干かったるいものの、マーク・シュルツがフォックスキャッチャーに移り住んでからはどこか異様な空気が漂って目が離せなくなってくる。
結果異常者に囲われるかたちで長期間レスリングの特訓に励んでいたマーク・シュルツと、彼を振り回しながらも飴を与えていい気になっていたジョン・デュポンの関係が良好だった頃の二人の関係は主人と忠実なペットのよう。
蜜月な時はまるで恋人同士のようにも感じさせる演出てま、マーク・シュルツは髪を若干伸ばして、「おいおい練習してるんかよ」的な、しゅっとしたゲイモデルのような雰囲気に変化。
そこから一転して仲間の前でビンタを食らわされ、自分がトップだった場に兄貴を呼び寄せられて自尊心をくじかれたマーク・シュルツの豹変ぶりも、主従関係以外の何かが有ったのではと思わせる。



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チャニング・テイタム,アレックス・ぺティファー,マシュー・マコノヒー,コディ・ホーン,オリヴィア・マン
東宝

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