そーれりぽーと

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タイヨウのうた

2006-06-19 | 劇場映画れびゅー
HINOKIO」のエンドロールで流れていたYUIの曲に不思議と涙が止まらなかったのが昨年夏。あれからあの曲を耳にするたびに目頭に熱いものを感じるようになりすっかりYUIのファンになった私。
今度はそのYUI自信が主演ということと、私のハンドルネームの“Sole”が太陽に由来する事から勝手に運命的なものを感じて「タイヨウのうた」を観てきました。
★★★★

一言で言ってしまうと、YUIのプロモーション映画のようだけれど、それだけでは片付けられない。

生まれつきXPという難病のために、一切太陽光に当たる事が出来ない雨音薫16歳(YUI)の、人生で一番輝かしい時を心に残る歌と共に描いている。

難しい役に対して、女優としては全く素人のYUIを起用している点については、観る前少し疑問に感じるところでした。
でも、彼女だからこそ良かったんだと思える感動が歌からあふれ出てくる、伝わってくる。不思議な力を持った歌手だと改めて感じた。
皮肉なことに「HINOKIO」で彼女が歌っていた内容とは全く逆の、“将来”が無いかもしれない少女をYUIが演じているところも感情移入してしまった要因。

薫と、周囲の人の使う“将来”という言葉の意味がとても重く感じられ、自分自身は16歳の頃に描いていた“将来像”対してどこまでがんばったろう。そもそもその頃“将来像”なんてものをしっかり持っていただろうか。漠然とした未来に対しする期待と不安しか無かったんじゃないだろうか。そして特に目的も持たずに生きてきたんじゃないだろうか。
なんて薫が心を寄せる孝治(塚本高史)と自分と重ねて考えながら観ていた。

彼女自身と、彼女の家族や友人の丁寧に作りこまれた心理描写が途中から涙なくしては見れない位に悲しく切ないけれど、歌が全てを優しく変えていってくれる。

薫と知り合った事で孝治はどう変わって行くのか、彼には素晴らしい未来が見えるようになったのかもしれない。

ちょいバレ
親娘の会話の端々に葛藤が感じられ、車中で父親(岸谷五郎)が普通の父親のように娘の彼氏の存在を否定する事が出来ないところで涙があふれてきた。



Good-bye days
YUI for 雨音薫
ソニーミュージックエンタテインメント

タイヨウのうたテーマソング
レーベル面が真っ白でプリントタイプのCD-Rみたいなのには理由が…

FROM ME TO YOU
YUI
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2 コメント

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HINOKIO (kossy)
2006-06-19 23:09:13
あぁぁしまった。

YUIはHINOKIOでも歌ってたのかぁ~

もう一度wowowで放送されるのを待とうっと・・・
返信する
ありがとうございます (そーれりぽーと)
2006-06-19 23:25:48
>kossyさん

そうなんですよー、HINOKIOは本編のノスタルジックな余韻から曲の力で泣かされた感じでした。

休止中で感想書いてないのが悔やまれます

初回限定DVDにはHINOKIOの人形付きストラップもついているからお勧めですよ(笑)
返信する