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98年GW3度目のイタリア、一人旅 その1

2009-08-05 | リョコウ
96年、97年のイタリア旅行記事では深く書いてませんが、2回ともにトレヴィの泉でコインを1個ずつ投げ入れてたんですよね。
「また来れますように」って。

肩越しに1個投げるとまたローマに来れるという伝説があるのは有名ですね。

それでかどうだか、3度目、3年連続での訪問が実現したわけですが、この旅行の際はトレヴィの泉に行かなかったせいか、これ以来、かれこれ11年以上になるけど、4度目は実現していません。

初回訪問時にミラノからヴェネツィアを経て北部の主要観光地を下ってきたことと、前回は初めての一人旅でローマとフィレンツェをぶらついて終わったことを考え、この旅から少しずつローマから南へ下って行こうと決めてたんですが、結局この旅ではナポリ周辺止まり。

次はソレント半島を抜けてアマルフィーやら、一気に東海岸のアルベロベッロ。
その次はレッジョ・ディ・カラブーリアを経てフェリーでシチリアへ渡ろう…なんて妄想してたんですけど。


これだけ時間が経つと、自分で行ったのかどうか記憶も朧げで、写真の中にだけ思い出が封じ込められてる感覚。
忘れないようにと、10年以上も前の旅をブログにUPするようにしてきましたが、3度目のイタリアともなるとインパクトも薄くて、何度も行ったローマの記憶はほぼ飛んでしまってます。
が、これ以上忘れてしまわないように、また写真ベースで記事にしてみます。



チケットの手配は前回と同じ個人旅行専門の小さな代理店で、ホテルは予約せず現地で探す、行き当たりばったりの旅なところも同じ。
今回はKLM利用で、オランダ/アムステルダムのスキポール空港乗り換えのイタリア/ローマのフィウミチーノ空港行き。

夕方ローマに到着し、とりあえずテルミニ駅までタクシーで移動。
駅のホテルレップで3つ星ホテルを取って、とりあえず駅周辺のピッツェリアでピザとビールを食って一泊。
翌朝から電車でナポリに移動です。

乗り物好きな人が羨ましいんですが、俺はもうバスだろうと電車だろうと、飛行機も超苦手というか、あの狭い空間で何もせずにボーっと景色を眺めているしかできない時間が大嫌い(同様にボーっと待ってないといけない魚釣りも嫌い)。
美しい景色も車窓から見るより降りて見た方が落ち着くし、何より乗り物の匂いが苦手なんですよね。

等と考えながら、家を出てから合わせると20時間近く移動に時間をかけてナポリ中央駅に到着。
画像は多分ナポリ駅。
多分というのは、はっきり覚えてないからですけどw

飛行機の乗り継ぎはスイッチが悪いと逆に時間がかかる場合があるし、なにより料金がさらにかさむので、電車の利用は苦渋の選択でしたが、次は絶対飛行機の乗り継ぎにしようと思ってたように覚えています。

ナポリ駅の地下には市内を巡る地下鉄の駅が有り、こちらの方が近代的でした。

とりあえず荷物が邪魔なので、前日の夜にローマの宿から電話で予約していた宿に預け、ナポリ観光のはじまりはじまり。

着くなり思ったのは、ナポリ人って肩から肘までを真っ直ぐ下に伸ばして固定し、その先だけを振って歩いてます。
スゲーカッコイイ、街中の人がまるでモデルのようなところがローマ以北とは違うかも、顔は濃いし背はちょっと低めだけど。
腹の出たおっさんやマンマ達も凛としてます。

日本ではナポリは治安が悪いだの、危険だのと散々聞かされてましたが、観光客らしい格好や振る舞いをしてなければ逆に安全かも。
つか、それってどこの街でも言える事で、日本だろうと上京したてっぽい仕草で街なかをウロウロしてたら変なのに変なもの買わされたりしますよね。
外国ではそれが場所によってはスリだったりするだけで、住民たちのように当たり前の危機管理を当たり前にしてれば大丈夫なんです。

住人達と同じようにしようと思ったら、歩行者信号は守っちゃダメだし、歩道が無いところも車なんて無視して平気で歩かなきゃダメ。
でもそれって大阪人的には日常やん。フツーに大阪で暮してるように振舞ってたら良かったので、何も気にする必要ありませんでしたw



この先は時間の記憶がぶっ飛んでますので、覚えている事と写真ベースでの記事になります。


ナポリと言えば港町。
まずは港に向かってみたらフェリーが泊ってたので、調べてみるとイスキア島行き。
ナポリから渡れる島っつーたらフツーの日本人はカプリ島+青の洞窟を思い浮かべますが、「せっかくの青の洞窟だから、恋人と一緒に来る機会が有ったらその時に行けば良いか」なんて勝手に妄想して、イスキア島にそのまま向かった俺。
青の洞窟観に行っておけば良かった…。

フェリーから見えるナポリの街。


ナポリと言えば地震や『フニクラ・フニクラ』(実は民謡でもなんでもなく、昔あったヴェスヴィオ登山鉄道のCMソング)で有名なヴェスヴィオ火山。
『フニクリ・フニクラ』は、今や俺の地元駅の列車到着音にまでなってるので感慨深い。
海から見えるヴェスヴィオ火山は全景がクッキリですが、フェリーの排気が写り込んでます。

見えてきたイスキア島。
今はデジカメでなんぼでも撮り直せるけど、この頃はフィルムの数も限られてたので汚い写真ばっか。
せっかくのヴェスヴィオ火山も、イスキア島も補正かけても変な色。

イスキア島はイタリアの超高級リゾート島なんだそうで、フェリーの客層はお金持ちな香りが。
でも、基本フェリー客は観光ベースなはずで、本当のお金持ちはフェリーなんて乗らないよね。

イスキア島の名物はレモンリキュール、陶器、そしてフランスのモンサンミシェルを彷彿とする、海に浮かぶアラゴン城。
中は拷問具博物館やら、迷路のような庭園になっていました。

アラゴン城からイスキア島を眺める。

これと言って目的も無くイスキア島に来たので、城以外の知識はゼロw
島に滞在する超お金持ち達がウロウロする土産物屋でタイルやらレモンリキュールを買ったらとっとと退散です。

ナポリ市内に戻り、とりあえずナポリを一望出来る高台へ。

ヴェスヴィオ火山は天気が悪くて霞んでました。

その後ガレリア付近やらサン・カルロ劇場劇場付近をぶらつきながら、市場で本場のババ(ナポリ名物の菓子)を食ったり、超本場のピッツァ・マルゲリータをビールで食ったりしたっけなー。

時間の前後感覚が全くないけどw

この卵城もいつ観たんだっけ。
国立考古学博物館で、アレキサンダー大王のモザイクも観たけど、いつ観たのかさっぱりw

とりあえず、次回の記事はナポリ近郊のポンペイから始めます。



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