そーれりぽーと

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ショーとしても見応え有りの第85回アカデミー賞

2013-02-25 | 映画+
今年は路線大転換。
『テッド』の中の人で、芸能界きっての毒舌家でセレブの敵ながらも多才なセス・マクファーレンを司会に迎え、彼流の「Gay(陽気で煌びやかの方の意味)」なショーアップで久々に楽しいアカデミー賞になりました。

賞レースとしては、大作名監督名優揃いのノミネートリストから、いろんな意味で近年稀に見る面白い受賞結果が出たけれど、今回も『そーれりぽーと』では斜め目線でショーとしての感想を。

先に書いておくと、今回は突っ込みどころやボロがありません。
受賞者発表の時も全員の顔のワイプが無いので、意地悪な見方ができませんでした。
そういう意味では残念だけど、ショーとして面白かったので文句は無し。
最後に政治の干渉が有ったのは残念。

オープニングから人懐っこいテッド顔そのままのセス・マクファーレンが毒舌全開で行きかけるところを、彼が好きなカーク船長が未来からやってきて釘刺し。
スター達も登場させたミュージカルパフォーマンスでスタート。
じっくり時間を取ってテンション上げまくってくれる。

007のトリビュートではハリー・ベリーによる紹介の後、トリビュート映像からの、シャーリー・バッシーによる「Goldfinger」生歌。
(序盤音程が危なっかしかったけど)
歴代ボンド全員登場という噂に期待していたので、すっぱり否定しておいて欲しかった。

ミュージカルのトリビュートと言われていたパートは、実際は『レ・ミゼラブル』の歌曲ショーをする上での前座として『シカゴ』と『ドリーム・ガールズ』をそれぞれキャサリン・ゼタ=ジョーンズとジェニファー・ハドソンが熱唱。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズはさすがに口パクだったけど、ジェニファー・ハドソンの声量に会場総立ちでスタンディングオベーションには、後に控えた本命の『レ・ミゼラブル』が心配になる程。
でも『レ・ミゼラブル』はまさかのキャスト総登場と、全員の生歌で一気に持って行く。
特にサマンサ・バークス推しの俺としてはこの3人のシーンでグッと来まくり。
ヘレナ・ボナム=カーターは最後の場面で前に出て来なかったけど、サーシャ・バロン・コーエンの隣に出て歌って欲しかったところ。
この短いレミゼ歌メドレーで、わたくししっかり泣いておりました。

アデルとノラ・ジョーンズの歌も良かった。
追悼のバーブラ・ストライサンドも。

プレゼンターの人選にも視聴者を楽しませる為に意外な組み合わせや、『アベンジャーズ』『シカゴ』の主要キャストを再集結させる等の懲りようが嬉しい。


今回一番のお気に入りは、クリストファー・プラマーをプレゼンターに呼ぶ時に『サウンド・オブ・ミュージック』をパロディーしたこの場面。
この表情サイコーwww

一番イケてないと思ったのは、主演女優賞のジェニファー・ローレンスがスティーヴィー・ワンダーの「My Cherie Amour」をBGMに階段でズッコけたところ。
劇中歌では有るけど、映画の内容から言って選曲間違ってる思う。

エンディングテロップのセス・マクファーレンとクリスティン・チェノウェスの歌も楽しかった。




WOWOWの放送的には文句有り。
去年富永愛に貫禄負けしてた顔がホゲ倒してるわけのわからんおっさんと、英語力がスター達に通じていない元局女子アナをリポーターに使ってどんどんスター達にスルーされていたのが気に入らないのと、前田敦子のコメントが稚拙すぎて「WOWOWどうしたんや?」状態なのが残念。
目尻広げて書きすぎで不自然。

来年はもっとセレブに顔の効く人をリポーターにして、スタジオは無名でも良いから映画わかる人だけで固めて欲しい。


追加写真

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (オリーブリー)
2013-02-27 12:45:42
こんにちは。
いつもお世話になっています。

久しぶりに音楽が戻ってきたようなアカデミーでしたね♪
ミュージカルパフォーマンスや懐かしい映画音楽がとても良かったです。

私もWOWOWの番組には文句ありますわ(笑)
F社元アナウンサーは、事前番組からレポートしてますが、わずかなコメントにカンペばかり見ているし、ノミネーション発表後の映像は、早朝だからか、モロ寒そうな顔で、プロ意識のかけらもありません(苦笑)
レカペで初めて嬉しそうな顔してはしゃいでいましたが、質問しても何度も聞きかせされて、富永カムバック!!と思いました(笑)
スタジオ側も、今回は町山さんがいたから、、、って感じです。
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