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アーティスト

2012-04-13 | 劇場映画れびゅー
本年度、噂だけで大本命。
アーティスト』を観てきました。
★★★★★

こんなに直接心に響いてくるなんて、魔法にかかったような時間でした。

言葉と周囲の音という余計な情報をシャットアウトし、役者の表情と演技に集中して観られるサイレント映画ならではの効果なんだろうか。
古いサイレントで泣けたり、それ自体を名作に感じるのもサイレントの効果なのか。

価値を再評価する時が来たのかも。

でもなまじっかこの映画の2匹目3匹目のドジョウを狙ってサイレントが量産されるのは望まない。

この映画がさらに面白かったのは、サイレントである事を武器に時々現代映画色を出して来たり、文字でトリックを起こしたりするところ。
基本的に映像はモノクロでも劇中劇は舞台当時の映像のように見せ、普段は高精細な現代フィルム映像だったり、細かい所にこだわっている。

主演俳優と監督はフランス人だと聞いていたから、どうせサイレントならハリウッド映画でも役者はフランス人が多いのかと思っていたら、見覚えのあるハリウッド俳優が脇を固めていて、そんな中で顔もフリもオーバーアクションなジャン・デュジャルダンが余計に映える。

噂の天才犬アギーの演技が神がかっているところで非の打ち所が全く無い映画に昇華された。
評判通り近年稀に観る最高の映画でした。



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