ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

『 蜜蜂と遠雷 』

2016-12-28 21:19:28 | 読書

奥田 陸 著( 幻冬舎 )

第156回直木賞候補にノミネート。

構想から12年、取材11年、執筆7年という
著者渾身 の作品。

世界最高峰のピアノコンクールを舞台に、
若きピアニストたちの音楽を描いた。

読み始めてすぐに魅了された。
音楽が、光が、溢れてる。
ずっとピアノを聞きながら、
読んでいたような気持ちになる。

久々の超ド真ん中級の一冊。
こういう本にはなかなか巡り合えない。

ちょっと分厚い。
読み終えると、
素晴らしい交響曲をいくつも聞いた後のような
心地よい倦怠感。