ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

青白磁釉のうつわ

2010-08-28 22:20:50 | 陶芸
  
 空色のうつわ。青白磁釉、還元焼成。
 用途を考えないで、姿かたちと色、風合いだけにこだわって作りました。頭に描いていた通りのうつわに出来上がって、少し不思議な感じです。

ネイチャー・センス展

2010-08-11 15:42:42 | 芸術鑑賞
  
 森美術館で開催中の「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林 隆」。「日本の自然知覚力を考える3人のインスタレーション」と題された展覧会では、都市化、近代化の進んだ現代生活において、自然を知覚する潜在的な力(ネイチャー・センス)や日本の自然観について考え、それが現代の美術やデザインにどのように活かされているのかを問いかけているのだといいます。今回の「ネイチャー・センス展」でもクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用し、館内での写真撮影が条件付きで許可されています。
 吉岡徳仁の作品、「ウォーターフォール」「ライト」「ウォーターブロック」。なかでもよかったのが「スノー」。吉岡らしい、純粋で幻想的な作品。雪を表現するのに使ったのは大量のフェザー。うっすらと曇った特殊フィルムの向こうでフェザーが風で舞い上がる。その様子はまさに吹雪。ファンが止むと雪は静かに舞い降りて、ふんわり積もっていく。向こう側に立つ人が雪の向こうに浮き上がるようにして見えます。いつの間にか誰かの記憶に入り込んだような感覚になるのです。どうしてなのか、胸がいっぱいになりました。
 篠田太郎の「銀河」は、京都、東福寺にある重森三玲が設計した庭「銀河」を、抽象化した作品だといいます。篠田の「銀河」は枯山水の砂紋の代わりに、乳白色の液体に時折頭上より降り注ぐ水滴の波紋により再現しています。波紋は一瞬にして姿を消して、しばらくするとまた新たな水滴が落ちてきて新たな波紋が現れます。水が落ちるかすかな水音が心に響きました。
 栗林隆の「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」「インゼルン2010(島々2010)」は自分も作品の一部となり体感することが出来る作品です。和紙で出来た森を、開いた穴から地上に頭を出して眺めると、モグラにでもなったような、何とも不思議な気分になります。首から上が地上で下が地下、次に山の上からその光景を眺めることになります。そのはっきりとした境界線にいると、世界観が少し変わってくるのを感じます。
 空間ごと作品を体感できる展覧会は、見終えたときに森を歩いてきたような清々しさがありました。  ~11月7日まで。