ギャロップ3ハロン

一口馬主【キャロットクラブ】、馬券予想などをつづっていきたいと思います!

ペルレンケッテ 号

2013年12月15日 | ペルレンケッテ
父  ディープインパクト
母  プンティラ(アカテナンゴ)
厩舎 音無 秀考 厩舎
主戦 浜中 俊 騎手
戦績 4-3-2-7(大江山特別)


ペルレンケッテの引退が発表されました。
デビュー前の調教で、高時計を連発し、期待の高かった馬。
気性的な問題もあり、デビュー勝ちとはいきませんでしたが、その後4戦目で勝ち上がり、夏には500万下の特別を勝ち上がります。
飛躍の秋を期待しましたが、2戦してしがらきへ放牧後、体調を崩し約1年の休み。
思えばここがけちのつけはじめでした。帰厩して直ぐに準OPまで勝ち上がりましたが、また体調を崩します。
体調管理の難しさと、しがらきのいい加減さをここで思い知りました。
しがらきはゴルトの件もあるので、本当に。。。

たらればの話しですが、一回目の胃潰瘍の時に、しっかりともっと早い段階で診断でき、北へ戻していたら。。。
戦績から夏場に強い馬なのは想像できたので、そこが使えなかったのは残念です。

以下クラブコメント
「勝負どころから直線の前半の感じはオッと思わせるところがありましたが、結果的にもう少しスタートから流れに乗っていきたかったですね。休養明けでもレースに向かう過程で悪くない動きを見せてくれていましたし、精神面、カイバ喰いもこの馬なりに安定していたから何とかいい着順を狙っていたのですが、申し訳ありません。この後をどうするかは今回の結果次第ではと考えていたのですが、レース後の火曜日にノーザンファームしがらきへ放牧に出して状態を確認したところ、脚元を含め馬体に大きなダメージが出ている訳ではないものの、やはり使ったなりの疲れは見られます。立て直すのに少し時間が必要なタイプですし、ここのところのパフォーマンスからも今後短期間で状態がグッと良くなってくることを望むのは難しそうです。ここで無理に使っていくとダメージが残ってしまうことにもなりかねません。何とかもうひとつ勝たせてあげたいと取り組んできましたが、次の仕事が待っている馬でもありますし、クラブや牧場でいつも馬を見てもらっているスタッフとも相談をしてこのタイミングで現役を引退することになりました。500万下クラス、1000万下クラスと連勝した時は準オープンでもと思っていただけに悔しさも残りますが、懸命に走ってくれたこの馬には頭が下がる思いです。これまでたくさんのご声援をいただき、ありがとうございます」(音無師)レース後の状態を確認して来ましたが、来年6歳3月の牝馬引退時期までの期間に大幅な変わり身を求めるのは難しい状況ですし、クラブ、厩舎、牧場間で協議を行った結果、現役を引退して近日中に中央競馬登録を抹消することになりました。このあとは繁殖牝馬として第2の馬生を送る予定となっておりますが、子供たちが母の意志を引き継ぎ活躍してくれることを願っております。長い間ご声援ありがとうございました。なお、本馬に出資されています会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。



ただ、この馬は繁殖に上がれます。
父に今をときめくディープインパクト。
そして、母系はドイツ血脈で母プンティラはドイツのオークスを制し、妹のパイタは2歳チャンピオン。
で、アカテナンゴの母であるアグレヴェイトの2×5のクロスを持っています。
アカテナンゴは、ドイツ国内では無敵だった馬で、種牡馬としてもランド、ボルジアを出して成功していますよね。
ペルレンケッテ自身も調教のタイムからわかるように、スピード能力に秀でた馬なので繁殖牝馬として成功する下地は十分にありますよね。
個人的には、ロードカナロア。
日本の馬では勝てないと言われた、レベルの高い香港スプリントを連覇した怪物。
そのスピード能力だけではなく、精神面、体質面、いわゆる心技体が揃っていないとできない偉業。
この子供がみたいな。

どんな仔を産み、その仔がどんな競争生活を送るのか。
今から楽しみです。