父 ダラカニ
母 ダンスザクラシックス(サドラーズウェルズ)
厩舎 奥平 雅士 厩舎
主戦 -- --
戦績 0-0-0-2 (未勝利)
カドリーユの引退が発表されました。
右前トウ骨の骨折ということですが、恐らくレース中に発症したのでしょう。
案外伸びずにおかしいな
と思っていましたが、これも原因にあったと思います。
残念ですが、この馬の場合は脚元の弱さは分かっていたのでショックというほどではありません。
レース中に故障で引退した、ライドザウインドこれに前脚の繋ぎが似てきたので前々から危ないなという予感は正直ありました。
募集時はそこまで前脚の繋ぎが気にならなかった馬です。
それが段々と繋ぎが立ってきてしまった。馬選びは難しいです。
元々当初の候補にはありませんでした。ただ、抽選に落ちてしまってその年の出資確定がジャイアントリープの1頭のみだったので、
出資を決めた馬です。その良血に惹かれ、母優先権狙いで申し込みをした馬でした。
でも、今となってはこれは愚策ですね。活躍しなければ募集されるかわからないし、またその時まで会員を続けるかもわからないし。
近々牧場見学に行く予定であったので、その時に決めようと思っていましたが一気に残り口が減って慌てて申し込みをした馬でした。
そして、初めての牧場見学。
その時は申し込みをしてよかった
本当にそう思いました。
牧場での評価もリップサービスもあったと思いますが、上々であり気性的にも非常に落ち着いていた。
そして、可憐であった。クラシックにいけるかもしれない
当初はそう思いました。
ただ、その後脚元の弱さもあり大事な2歳の冬から春にかけての時期に乗り込みができませんでした。
結果、これが全てでした。
半年後に乗り込みを開始しますが、1歳馬が育成に入ってくるのでその都合で天栄にそして入厩。
元々の体質の弱さと満足に乗り込めていないから緩さが目立ってしまう。
でも、デビュー戦で魅せた最後の直線での脚は未勝利のそれではなかったと思います。
この馬に出資をして、馬体の大事さとその勉強不足。そして、厩舎の大切さを実感しました。
もし、もしも仮に別の厩舎、例えば加藤先生だったら未勝利で終わることはなかったと思います。
奥平厩舎はどうしてこんな厩舎になってしまったんだろう
コイウタやアルティマトゥーレがいたときは、関東はこの厩舎がゆくゆくは引っ張っていくと思っていたのに。。。
今も3歳未勝利馬の多さ、そのため馬房の回転を効率よくしないといけないから放牧と入厩を繰り返しあまり手元におけない。
その結果調整不足で今一歩勝ちきれず・・・と完全に悪循環にはまってしまっていますね。
以下クラブからのコメント
22日に歩様が芳しくなかったためにレントゲン検査を行ったところ右前トウ骨遠位端を骨折していることが判明
「日曜日のレースはもっといい結果を期待していただけに申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、使いつつ良化していきそうな手応えも感じていたし、悲観はしていなかった。権利がないため気性面を考慮して短期放牧に出し、2週間ほどで普通キャンターを問題なくこなせる状態になればすぐ戻して東京、新潟戦を考えていた。それでまずはレース後の状態をしっかり見極めていこうとしていた。レース後はもちろんまったく問題なかったのでこの2~3日で変わりないようならば段取りを組もうと思っていたところ今朝になって様子が変わっていた。朝馬房から出した際に歩様が芳しくなく、すぐに診療所の獣医に診てもらったところ、右の膝の部分であるトウ骨を骨折していることがわかった。骨折の程度としては約半年の回復期間が必要だろうというもの。まだ弱さがある中でしたから、開幕週のきれいな馬場を狙って前走後の調整もさせていただいたし、大事に大事に育てるようにしていた。この馬は古馬になってからさらに良さが出てくると思っていたし、成長の芽を摘まないように細心の注意を払いながら接してきた。日曜日の競馬場も生えそろった芝が雨の影響から湿って程よくソフトな馬場状態。硬すぎることはなかったので馬への負担はかかりにくいだろうと思っていた。血統的にはこういう馬場をこなして不思議ではないと期待していたくらい。それだけにこのようなことになるとは思ってもいませんでした。少しでもいい成績を出せるようにしていき、立派なお母さんとして血統を残していけるようにしたいと意気込んでいたが、このようなことになり会員の皆様のことを思うと悔しいし、本当に申し訳ございません」(奥平師)
将来を期待し、大事に成長させていこうと育てきたが、残念ながら前走のレースにて右膝を骨折するアクシデントに見舞われた。程度が軽ければ現役続行の線も考えたかったが、短く見積もっても完治には半年の期間を要する怪我ということで、未勝利期間内での復帰は難しい状況。そのことから奥平雅士調教師と協議を行った結果、中央競馬登録を抹消することになった。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは、追って書面をもってご案内いたします。
本音をいうと緩さもあるし、予想される成長曲線から一度地方にもっていき再ファンドを目指して欲しいと思う気持ちもあります。
ただ、これはあくまで予想ですがこの時期だしNFの考えもあって引退させると思います。
この血統だし、元々繁殖用に購入してだからこのクラブに卸したという事情もあるのでしょう。
まだギリギリ種付には間に合うし、クリードフレイズの例もあるように繁殖には上がれると思っています。
でも、1年以上かかってもいいから治療を行い復帰して欲しかったなという気持ちも強いです。
未勝利戦で魅せてくれた脚はもっと上のクラスでもやれる馬だと思えるものだったから