さてシンポジウムですが

(前のエントリーから続きます)

 さて、26日のシンポジウムですが、これはかなり重たい話になりました。
 あらためてまとめ直すのはちょっと難しく思いますので、勝手ではありますが興味がお有りの方はアーカイブをご覧ください、と申し上げておきます。

 重たい流れになったのはスキヤキという場の責任ではなく、明らかにわたしの仕切りのせいです。その辺りは申し訳なかったところがあります。
 ただわたしとしては各パネラーにそれぞれの立場から率直な声を発していただくことだけを念頭においていました。その点から言えば大変成功したシンポだったと思います。

 OKIさんやアマジーグはそれぞれ明確に立場があって、それだけに理解しやすいメッセージを発してくださったと思いますが、わたしはそれが全てだとは思っておりません。
 あの場に廣瀬拓音さん(キウイ・パパイヤ・マンゴーズ)がいてくださったのは大変ありがたいことでした。廣瀬さんは日本に生まれ育ったひとりの人の生活感覚からどういう声が出てくるか模索している、そういう方だと思います。廣瀬さんの方がメッセージの発し方は先のお二人より難しいはずです。
 こういういろんな声が、主張が、メッセージが、ワールドミュージックという場でお互いを押さえつけることなしに何か共通の場を見つけることができれば、と思います。というかワールドの機能って、究極的にはそういうことだと思います。


 まだまだいろいろ申し上げたいところですが、明日は東京でアマジーグたちと再会しにいく日です。またあらたな展開があるかもしれません。楽しみです。

 ということで、あすあさっての二日間はブログお休みです。
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北陸中日新聞/Le Monde diplomatique (函病時代)
2012-08-31 18:14:02
8月31日の北陸中日新聞に、シンポの様子が記事になっていましたね。文化担当の記者の松岡等さんは、盛りだくさんな内容をご自分なりのことばでまとめるのに苦労されたような文章ですが、その真摯に捉えようとした記事作りに好感をもちました。

この記事を読んでも、たしかにコーディネーターさんは、現場でさぞかし思考を促されたことと思います。しかしこうした話をする機会を設けられたことは話し手聞き手、参加者みなさんにとってとても意義深い事だったと思います。上の記事のように文字化され記録となると、その意義がされに深まるように思います。発話も、その器を用意するボランティアさんを含むスタッフの方、企画の方、そして関心をもって集まる方があってこそ、そこで成立したのです。おつかれさまです、と言いたいです。

音楽はただの商業ツールじゃないぞ、に関連することで、ちょうどルアンダの「クドゥーロ」という音楽の記事を読みました。なんたるタイミング。
http://www.diplo.jp/articles12/1208kuduro.html
 
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