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まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

今庄駅でつくし採り

2010-04-21 01:29:54 | 風景
敦賀武生を歩いてからの帰り、さっき通ったときにレンガの給水塔と変な構造物があるなと
気になった今庄駅で、電車1本分、1時間だけ降りてみることにした。

駅を出ると目の前にそれらの構造物を見ることができる。橋脚のようなのはいろいろな物の
置場になっているようだ。
元は何か違う用途で作られたのか、元から物置として作られたのか。。。よくわからない。

ところでこの今庄は、古いまちなみの残る街道の宿場町らしい。ふ~ん、さらっと歩いてみよう。
まちのいちばん外側、線路沿いの道から回り込む。年季の入った酒蔵などがありいい感じ。
米どころが近いし水も豊富なのだろう。


向かいの空き地から今庄駅の広い構内がよく見える。ふと足下をみると、、、うわっ!
またつくしが一面に~~
前日那岐駅で採ったつくしを卵とじにして食べたらとてもおいしかった。むくむくと食欲が・・・(!?)
採って帰ろ!!

水路の護岸の際なら、犬も歩かないだろう。若くてきれいなのを摘んでいたら、車が前で
停まった。おっちゃんが見ている。。。あっ、降りてこっちに来た。ここの地主さん?
ヤバいかな!?

・・・つくし?
こんなにいっぱい生えてるのって見ないですよね。
どちらから来られたの?
大阪です。
どんどん採って帰ってよ。こっちの方がいっぱいあるよ。
あ、ありがとうございます!

怒られるかとドキドキしたが親切なおっちゃんだった。
こんなに生えてるのに、こちらの人は食べないのかなぁ、なんかもったいない(笑)。
片手にいっぱい採ってから、町歩き再開。

老舗の風格ある商店や元旅籠などが並び、宿場町の佇まいは今も色濃い。

カタクリの花のシーズンのようで、カタクリ祭ののぼりが町のあちこちにはためいていたが
もう夕方なので人はほとんどいなかった。

そして突然、立派な洋館が目の前に現れた!昭和会館。


今庄の名士田中和吉氏が社会教化のために「啓潤会」を創設、私財をなげうち青少年の修道の場
として建てた施設の一つで、昭和5年竣工。3階建の鉄筋コンクリート造。
昭和30年からは今庄町役場としても使用されたといい、今は公民館となっている。


向かいには病院だったらしき木造建築が。こちらは昭和会館と対照的に簡素な木造建築。
柱に貼られた小さな札には「結核予防法指定診療所」との文字も。しかし今は空き家のようだ。



思わぬところで近代建築にも出会って、春の味覚も収穫できて、満足満足!!
充実した18きっぷの旅だった。

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