まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

プレゼント用に象嵌タイルを作る。

2018-01-17 21:17:30 | ディテール
お正月明けの三連休に台湾の嘉義へ行ってきた。
8月に建築めぐり仲間から、嘉義にあるマジョリカタイル博物館のことを聞いて、速攻で1月の高雄行きを
押さえたのだった(秋はみっちり予定が詰まっていたので・・・)。mayumamaさんも行くことになり
2人で博物館のオーナーの徐さんと半年間連絡を取り合って計画を進めていた。
そして嘉義で私たちを迎えて頂き、博物館と古民居めぐりで夢のような時間を過ごしたのだった。
そのレポートはこれから書くとして・・・(苦笑)

嘉義へ行くにあたって、プレゼントを用意しなければと、気合を入れて自作タイルを陶芸教室で作った。
mayumamaさんはマジョリカタイルを作るというので私は違うものをと、前に試した象嵌タイル
作ることに。年末までに本焼きが仕上がるスケジュールを組み、何とか年末までにタイルが出来上がった。

土を7mmの厚さで伸ばして板状にする。


タイルのカットは結構気を使う。直角を出すのに前までは一枚一枚型紙を当ててカッターナイフで
切り出していたが、手間がかかるので最近は曲尺を当てて一度にカットしている。
少し乾いてから切るのだが、カッターナイフを一気に引くと土が引っ張られてゆがんでしまうので、
刃を細かく上下に動かして少しずつ切りながら進む。シャープなストレートエッジになるように
気をつけているのだが、ちょいと物をぶつけてしまったり(汗)


刃が輪になった道具を使って、模様を彫っていく。


このままで透明系の釉薬をかけて焼いてもきれいだと思うが・・・今回は象嵌にするのでもうひと手間。


表面に筆で化粧土を塗る。素地が白い土なので茶色の化粧土を使用。
彫ったところへ詰め込むような感じで、全面に塗り重ねていく。




乾いたら、かんなで化粧土を掻き落とす。素地の土の表面が見えてくるまで粗く削っていって、
その先は慎重に。。。


模様が見えてきた!


きれいに削り終わった。これで素焼きへ。




素焼きの焼き上がり。・・・って、写真撮り忘れ!!(汗)
実は、白土に茶色の化粧土をかぶせたのに、素焼きは全体が真っ白になっていて模様が全く見えなかったのだ。
間違って白の化粧土を使ってしまったのか!?どうしよう!?模様が出ないとただの白無地タイルや~ん!
うわぁ~作り直す時間もないなぁ!!・・・と焦りまくっていたので写真を撮るのをすっかり忘れていたのだった(爆)

模様が出なければ失敗だなぁと思いながらグリーンビードロ釉をかける。。。


1回目にかけたものが気泡だらけになってしまった。。。先生は問題ないと言うが気になるので二度漬け(苦笑)
2回目のときは素焼きのタイルの表面をちゃんと拭いて粉を取り除いたので気泡はあまり出なかった。
この釉薬はたっぷりかけないと色が出ないと先生に言われていたので、5秒ぐらい浸ける。


そして焼き上がった!!おぉ、模様がちゃんと出ている!よかったぁ~~
色の濃淡があるのは、2度漬けしたものとそうでないもの。やはり濃い方がきれいだな。


家に持って帰って、こちらも少し前に陶芸で作った額に合わせてみる。なかなかいいんじゃない?


目地を入れたら何とか形になったな!!

目地入れしたのが台湾へ出発する前々日で、裏の処理などギリギリまでやっていたので、完成形を
しっかり撮っておらず(汗)こんな中途半端な写真1枚だけ。

これを嘉義で徐さんに渡したら、とても喜んでくれた(と思う)。心をこめて作ったので!!
小さい方は、台北から合流してくれた友人にプレゼント。嘉義にいる間に渡すのをすっかり忘れていて(爆)
最終日に嘉義郵便局から台北へ送ったが、無事届いたとの連絡が来てよかった!

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