まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

GW新潟 正三角形の建物

2017-05-13 23:46:52 | 建物・まちなみ
新潟の続き。

北方文化博物館で湯殿のタイルを見せてもらえて興奮冷めやらぬ私たち。
17:00で閉館した後、藤のライトアップでお庭のみ再度公開するため兄ちゃんたちは、バタバタと
準備に走り回っておられたが、大阪からはるばる来たのに館内をほとんど見れていないという私たちに
同情してくれたのだろう、閉館作業の間も見学するのを許して頂いた。

お庭に面した広縁のガラス戸を戸袋から次々と投げるように出して閉めていく。
26枚もの戸を収納する戸袋は奥行きが半間ほどもある。ほとんど押し入れだな!


2階へ上がると頭上に太い梁と小屋組みが見えた。


2階の窓から見下ろすとこんもり雲海のような藤棚が。うわぁ~~~きれい~~~




閉館後、三楽亭だけはどうしても見たかった私たちのために、ガイドの兄ちゃんが特別に
裏口から入らせてくれた。藤棚の下を走り抜け・・・


すみませんが2~3分で見て下さい、と。はいっ!!


正三角形の一辺が10mぐらいの小さな建物。エッジが効いていて斬新だなぁ!!
とても1891(明治24)完成とは思えない。


建物の中には入れないのでガラスに顔をくっつけて見て回る(笑)


遠近感のために逆に分かりにくいのだが、中の畳や棚の引き出しも台形や平行四辺形になっている。


6代目が自分の居場所は自分で作れと父親から言われて弱冠21歳で自ら設計し作った建物だそうだが、
正三角形の建物はオリジナルのアイデアというわけではなく、すでに2ヶ所あったらしいのを見聞きして
取り入れたとか。


茶室としても使えるようになっているが、瞑想などご当主がリラックスする部屋として使われたという。
この中にいたらピラミッドパワーが得られただろうか!?

さぁ・・・そろそろ行きましょうか。はいっ!!

集古館。1901(明治34)年に飯米蔵として建てられ、米俵3000俵を備蓄していたのだとか。
今はどんなお宝が詰まっているのか・・・(笑)

藤のライトアップ時期は、夕方から別途料金を取って藤棚を公開されているのだが
レンタカーの返却時間に遅れてはいけないのでもう帰らねば。心からお礼を述べて退出した。
あぁ、もう一度ゆっくり来たいなぁ。説明もじっくり聞けたらさらに奥深さが理解できるだろう。

さて市中心部の古町まで戻り、ガソリンを入れて車を返しに行こうとしたら・・・

うわーっ!モザイクが壁いちめんに・・・ストーップ!!1階にスナックが入る雑居ビルの
ようだが、「富士館」の名の通り、正方形のモザイクタイルで大きな富士山が描かれていた。


2階にはキューピッド模様の(?)すりガラスが。


その隣の建物も古そうだ。映画館か?ホールか?
建物の前には見栄えする枝ぶりの松が植えられ、いい雰囲気。


三業会館か、そう言えば古町は花街だからなぁ。ホールのようなファサードから見て、歌舞練場のような
ものなのだろうか。




シャッターが締め切られていて人の気配はしなかったが、今はどうなっているのだろう。




夜は宿の近くの店で海の幸を堪能しながら濃すぎる1日を振り返り、私たちの引き寄せ力の
すごさについて大いに語り合ったのだった(笑)


mayumamaさんの記事→こちら

続く
コメント (2)
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