プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

あじくーたー 本来の意味が…

2017年01月19日 | 島結
初めて沖縄に行ったのはもう25年ぐらい前でしょうか
今の沖縄とは違う世界がそこにはあって、衝撃を受けたり感動したり…
沖縄の人たちにとっては、いろいろ便利になった今の方が断然いいというかもしれませんね

最近思うのは味の変化についてです
沖縄には

あじくーたー

という言葉があります

濃い味 なんですが、味付けが濃いという意味ではないとのこと
カツオや昆布、豚肉でダシを取る料理が伝統料理
しっかりとダシがきいていることを、あじくーたーと言うのだそうです

沖縄の居酒屋や食堂、ホテルのビュッフェ、沖縄そば屋さん
最近、味つけ濃くなってないですかね?

昔の沖縄での食事、脂っこいと思うことはありましたが、味がつけが濃いと思ったことはなく、そのダシの美味しさに感動したものです
鰹節や昆布を売っている乾物専門店がどこにでもあり、沖縄そば屋さんに入るとカツオ、昆布、豚スープの香りがしました
薄味なんだけどあじくーたー、なんとも上品な沖縄の味が長寿の秘訣なんだろうと確信していました

最近はちょっと違います
今は長寿トップ県から陥落、肥満率も全国1位になってしまいました
これは味の変化と密接に関わっていると思います
インスタント食材やチェーン店の味は全国的に均一な味で、化学調味料を使った強い味が多いです
伝統的な食材である鰹節や昆布は高級品となり、安い価格で大量にお客をさばきたい飲食店は、化学調味料や合成ダシのような安価な物から作られたものを使います
これは家庭にも言えることで、顆粒ダシだけだと今までのような濃厚さは出ないので、今度は味を濃くすることで補い、現代沖縄人の味覚になってしまったのかも知れません
もちろんインスタント食材や顆粒ダシを全否定はしません
自分食べる分において、補助的に使うのは自由だと思うし、実際どれくらい入れているのか把握していれば構わないと思います
実際に鰹節も昆布も高いですから
でも、外食となると何がどれくらい入っているのかわかりません
沖縄そばを食べた後に、舌がビリビリして、喉が渇いて仕方がない!
そんな状況になるなんて…昔はあまりなかったです

内地はもう随分前からそんな状態だったので、沖縄も同じような状態になってあたりまえなのですが、最後の砦が壊れたようでなんだか悲しいです
あじくーたーの意味も、単なる味付けが濃いという意味に変わってしまいそうですね

昔からやっているおでん屋さんや、年長の方が料理を作っているお店では本物のあじくーたーに出会えますが、そういうお店も後継者がなく、高齢化に伴い少し閉店を余儀なくされています
確かに一からダシをとるって手がかかるし時間もかかりますから、年齢とともに仕事がこなせなくなるのでしょうね

ああ、明日は我が身…
私も半世紀以上生きました
ずっと丁寧な料理を続けていきたいです





沖縄産ミント&ジンジャーホットティー

2017年01月19日 | 島結
温暖な気候の沖縄、生姜やミントは一年中収穫できます

それに比べてこの寒さ…乾燥…
体調を崩している人も多いですよね

店主もちょっと風邪気味、私は喘息持ちなので要注意
そこでこれが効くんです



ミキサーでペースト状にした有機栽培の生姜
☆密閉容器に入れて保存すれば1週間はOK、一回づつに小分けして冷凍しておけば1ヶ月は問題なしです



これも有機栽培フレッシュミント



はちみつをちょっと入れて、熱湯を注げばミント&ジンジャーティー!

フレッシュミントだからきつすぎない、でも柔らかな清涼感で鼻がとおります
生姜でポカポカ〜
はちみつあり、なし、選べます
沖縄で大切に育てられたミントと生姜、風邪に負けるな〜
温かい飲み物で体調を整えましょう